2018年度以降
学部ポリシー

産業社会学部の人材育成目的と3つのポリシー

Ⅰ.教育研究上の目的

産業社会学部は、社会諸科学に関する教育研究を通じて、①国内外の現代社会における諸問題に関する鋭い感受性を持ち、②学際性と専門性を兼ね備え、③積極的に社会に働きかけ、民主的な人間関係を育みながら社会問題を解決していくことができる人間を育成することを目的とする。

Ⅱ.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

産業社会学部のカリキュラムで学ぶために必要な、以下の能力や資質を有する者を受け入れる。

    <関心・意欲・態度>
  1. 基礎的な教養と知的好奇心を有している者。
  2. 現代の様々な社会問題の理解とその解決に強い関心を持つ者。
  3. 他者とのやりとりを通して主体的に学びを深める姿勢を有する者。 
  4. 将来、総合的で多面的な視野を持ち国内外での活躍を希望する者。

  5. <知識・理解>
  6. 高等学校教育課程における基礎的な学力、思考能力、判断能力を有し、それらを応用することができる者。

Ⅲ.教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

(1)初年次教育(1〜2セメスター)の方針
1)<関心・意欲・態度>+<知識・理解>
 本学部の人材育成ならびに学位授与方針からして、社会や社会問題への意識や関心、またそれらに取組む意欲の涵養が初年次教育で重要になる。社会で何が起きているのか、そして「問題」だとされるものはいかにして問題なのか、また問題を解決するということはどういうことなのかを理解し、そのための基礎的知識を得ることは本学部における「主体的な学び」を獲得する上できわめて重要になる。初年次の講義科目である「入門社会学」をはじめとする学部基礎専門科目や専門導入科目において1回生の問題意識や意欲を喚起し、かつ社会学的想像力を育む基礎的知識を獲得させる。
 また、学際的で幅広い教養の獲得と興味関心を広げ、自らの学びや生き方をデザインする力を涵養する機会として、教養科目C群をはじめ教養科目A,D,E群の履修を推奨する他、サブゼミ等の時間を活用し、ピア・ラーニングを通して自らの学びや生き方を吟味、デザインする機会を創出する。

2)<関心・意欲・態度>+<思考・判断>
 「入門社会学」をはじめとする学部基礎専門科目や専門導入科目で知り得た社会問題や社会事象について、さらに問題構造の理解を深め、適切な「問い」を設定し、適切な方法で探求する能力を、「基礎演習」で涵養する。「基礎演習」は、個人ワークとグループワークを相互に展開し、民主的な人間関係を育みながら新たな問題解決の可能性を探るプロセスとダイナミズムを学ぶ場となる。

3)<技能・表現>
 「基礎演習」をはじめとする小集団授業では、問題理解や解決のために他者とやりとりする基礎的技能や表現力、情報収集力が不可欠となる。そうした能力、技術、作法を取得し向上させる場として、「情報リテラシーⅠ」「外国語」科目を履修する。

4)講義科目と小集団授業の有機的連携
 「入門社会学」担当者、「基礎演習」担当者、そして「情報リテラシーⅠ」担当者は、導入期教育推進委員会に集い、それぞれのシラバスの共有や有機的連携ならびに初年次教育の進捗確認等を行う。
(2)2回生次教育(3〜4セメスター)の方針
1、2回生次に学部基礎専門科目や専門導入科目を履修すると共に、2回生次から各専攻専門科目の履修が開始される。2回生は、3回生から始まる専門演習クラスの選択をはじめ、自らの専門的な学びや卒業後の進路を検討し始める重要な時期となる。また、2回生次の小集団授業となるプロジェクトスタディは、1回生時の基礎演習やリテラシー科目で学んだことを「学びほぐす」機会となり、基礎演習やリテラシー科目で習得した問題理解や解決のために他者とやりとりする基礎的技能や表現力、情報収集力をさらに向上することになる。
(3)高回生専門教育(5〜8セメスター)の方針
3回生からの学びは、必修化された卒業研究に着手する専門演習が中心となる。専門科目の履修により<知識・理解>に関する能力を高めながら、専門演習では、1、2回生で培った<関心・意欲・態度>、<思考・判断>に関する能力をさらに高めていく。4回生では「卒業研究」として、4年間の学びの集大成を行う。
(4)系統履修を保証する固定時間割の導入
 上記(1)、(2)、(3)を学部生が十全に展開するために、学生自身の興味・関心あるテーマを持って、学生生活を送る意識と意欲を学生が持てるよう、初年次から2回生次にかけて「学びの主体」形成を図る。そのうえで、自らのテーマについて卒業研究で取り組むことを目標に、2回生以降、学部にある多様な学びを、学生自身が系統的、計画的に履修できるよう固定時間割を導入する。
(5)1回生からのゼミ選択意識付け
 卒業研究必修化に伴い、3回生からのゼミ活動に際しては、ピア・ラーニングの力も得ながら1回生時から学生達が学部教員やゼミに触れる機会を保証し、2回生後期に的確なゼミ選択を行えるよう段階的に誘導し、卒業研究必修化に耐え得る適切なゼミ選択へと導く。

 以上5点をカリキュラム・ポリシーの柱とし、学生は卒業研究を全うした上で所定の卒業に必要な単位数を修得し、4年間の課程を修了する。

Ⅳ.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

産業社会学部は、社会諸科学に関する教育研究を通じて、①国内外の現代社会における諸問題に関する鋭い感受性を持ち、②学際性と専門性を兼ね備え、③積極的に社会に働きかけて社会問題を解決していくことができる人間を育成することを目的として、その卒業時点において学部学生が身につけておくべき最低限度の能力(教育目標)として下記を定めている。これらの能力の獲得は、本学部のカリキュラムが規定する所定単位の取得と卒業研究の合格により、その達成とみなし、学部卒業の際には学士(社会学)を授与する。

<関心・意欲・態度>
1.現代社会における国内外の諸問題に鋭く関心を寄せることができる。
2.異なる領域や文化をもつ多様な他者の意見に耳を傾けることができる。

<思考・判断>
3.独自の研究テーマと適切な「問い」を設定できる。
4.適切に設定した「問い」を適切な「方法」で探求することができる。

<技能・表現>
5.日本語で論理的に記述し、的確に発表し、討議を行うことができる。
6.少なくとも一つの外国語を適切に運用し、基礎的なコミュニケーションを行うことができる。
7.情報機器を適切に運用することができる。

<知識・理解>
8.社会学をはじめとする社会科学的な基礎知識を社会問題の解明や解決に活用することができる。
9.学際的で幅広い教養を獲得し、社会問題の解明や解決に活用することができる。



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