卒業生の声

Voice of Alumni -卒業生の声


坂本 裕樹 さん(2008年3月卒業/人間福祉学科 発達臨床プログラム)

アクセンチュア株式会社
公共サービス・医療健康本部
コンサルタント

物事を分析して課題を発見し、解決策を導き出す力を培ったことが糧に
日本史の教員志望から障がい児教育へ

小さい頃から日本史が大好きだったことに加え、修学旅行で訪れた京都の街の雰囲気が気に入り、いつしか京都で歴史を学びたいと考えるようになりました。実は最初は、史学や考古学の研究も盛んな立命館大学文学部を志望していましたが、残念ながら不合格に。進路指導の先生に「ちょっと違う角度から歴史を眺めてみるのもおもしろいよ」と背中を押され、第二志望だった産業社会学部に入学しました。

いずれは高校の日本史の教員になりたいと考え、教員免許取得課程を履修。日本史を中心に勉強していましたが、障がいを持つ子どもを預かって、外出やレクリエーションを行う児学童保育サークルに参加したことをきっかけに、障がい児教育にも関心を抱くようになりました。本格的に障がい児教育や発達心理学を学ぼうと決意し、3回生で産業社会学科から人間福祉学科に転籍。転籍後も教職試験の勉強は続け、最終的には中学の社会科・高校の地理歴史科・公民科の教員免許に加えて、特別支援学校教員免許も取得しました。

多くの企業の方々、他大学の学生との貴重な出会いがあった就職活動

「一般社会を知らないまま、子どもの教育に関わる職についていいのか」。そんな疑問が大きくなったのは、将来の進路について真剣に考え始めた3回生の時でした。また授業で、教育政策や学校制度が子どもの教育に大きな影響を与えることを学んだことから、直接教えるよりもより良い制度や仕組みを作ることに関心が向くようになり、次第に一般企業への就職に気持ちが傾いていきました。

就職活動が始まった3回生からは、教職課程の授業や転籍したことによって増えた必修科目など、多くの授業を履修しなければならないことに加え、サークル活動や教育実習、さらにはアルバイトもあり、時間のやりくりに苦労しました。面接で、大阪や東京まで行く機会が増えた2月から4月にかけては特に大変でしたが、さまざまな企業の方と話したり、他大学の学生と交流することが楽しく、辛いと思うことはありませんでした。就職活動、また内定が決まった後、JA(ジュニアアドバイザー)として就職支援活動を通じて多くの人と話し、多種多様な考えに触れたことは、今でも財産になっています。

JA(ジュニアアドバイザー):立命館大学独自のキャリアサポート制度で、就職が内定した4回生および大学院生によって構成される組織です。就職活動を経験してきた身近な先輩が、学生ならではの目線で、相談やサポートを行います。

学生時代の学び・経験のすべてが糧になる

現在は、システムコンサルタントとして働いています。官公庁や独立行政法人といった公的な団体を相手に、システムの活用法や改善法を提案し、業務上の問題を解決したり、より効率的に業務を遂行できるようにするのが仕事です。
学生時代に学んだことと現在の仕事は一見かけ離れているようですが、実は役に立っていることがたくさんあります。特に力になっているのは、問題解決に対するアプローチ法を学んだことです。障がい児教育では、子ども一人ひとりの発達状況を分析し、その子が成長するために乗り越えるべき課題を見出し、どうすればそれを効果的に解決できるか、指導法を考えます。物事を分析して課題を見つけ、解決方法を導き出すというプロセスは、現在の仕事にも共通します。

産業社会学部は、幅広い分野に触れられる学部です。さまざまな挑戦を通して発見することがたくさんあります。学生生活を通じて学んだこと、経験したことはすべて将来糧になるはずです。皆さんが産業社会学部で思う存分学んでくれることを願っています。

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