卒業生の声

Voice of Alumni -卒業生の声


山崎 裕也 さん(2010年3月卒業/産業社会学科現代社会学系)

株式会社JALインフォテック
成田支店 技術サービスグループ

自分の目と耳で社会の現実に迫る学びが今に生きている
実社会を見て、聞いて、現実から学ぶ

机に向かうだけでなく、自分の足で歩き、実際に見て、聞くことを通じて学びたいと考えていた私が興味を惹かれたのが、産業社会学部の"アクティブラーニング"でした。現実に社会に起きている事象に目を向け、「なぜそうなのか?」を考える。そんな風に学んでみたいと思い、進学しました。
期待した通り、産業社会学部には実践を通じて学ぶ機会がたくさんありました。その一つが、「社会調査士課程」です。社会調査には、大勢の人に実施するアンケートのような量的分析や、特定の人に対するインタビューのような質的分析などさまざまな手法があります。プログラムでは、そうした社会調査の手法についての講義を受けた他、高知県安芸市に赴き、高齢者を対象とした生活実態調査にも挑戦しました。

自治体や介護福祉施設の協力を得ながら、クラスの皆で力を合わせてアンケート調査や対談などの質的調査を続けるうちに気づいたのは、座学で学んだ知識は絶対ではなく、目の前にある事象の本質に迫るための「ツール」だということです。自分の目と耳で確かめる大切さを改めて感じると同時に、そうした経験を正しく理解したり、問題解決に結びつけるには、知識を学ぶことも重要だと実感しました。また自治体の方や介護施設の方々と接する中で、一人の大人としての責任感も芽生えてきました。

社会調査士課程:社会調査についての専門的な知識を持つ社会調査士の資格を取るための産業社会学部独自のプログラム

大好きな航空業界に幅広く関われる企業へ

3回生になると、将来の進路について真剣に考える時期を迎えます。飛行機や旅行が好きだった私は、最初はそれに関わるような仕事に就ければいいなと漠然と考えていました。その中から絞り込んだのが、航空業界です。航空関連企業の多くは、それぞれ専門性を持ち、プロフェッショナルとして特定の分野を担っています。それに対して現在勤めている会社は、「航空システム」という観点から航空業界を幅広く横断的に関われるところが魅力でした。また現場経験を積めるところも私の希望にマッチしていました。

就職活動では、何カ月にもわたって数十社もの企業の会社説明会やエントリーシートの提出、選考が続くため、スケジュールを管理するのが大変でした。就職活動は自分自身と向き合うもので、誰の助けを借りることもできません。忙殺されないために、「会社訪問は1日3社まで」などと自分で目安を決め、時には息抜きと情報交換を兼ねて友達と食事をするなど、工夫しながら乗り切りました。

安全な航空機の運航をシステム面から支えるやりがいの大きな仕事

現在は、成田国際空港のJAL関連の情報システム機器の保守・運用を担当しています。旅客ターミナルから航空会社のオフィス、飛行機の格納庫や貨物倉庫まで、空港内のあらゆる場所に設置されたパソコン、サーバ、チェックイン手続き用端末、放送設備、カメラ設備、無線、ネットワーク機器などを定期的に点検する他、故障や障害が発生した場合は、すぐさま現場に赴き、復旧させます。情報システムに問題が生じれば、安全な航空機の運航が脅かされてしまうため、課せられた責任は重大です。表舞台には登場しないけれど、円滑な運航をシステム面から支えるやりがいのある仕事だと思っています。
メンテナンスの仕事では、エラーやハードウェアの故障など「いつもと違うこと」に敏感に気づく力が必要です。何か疑問があればすぐ現場に行って確認するなど、自分の目や耳で情報を得ることを怠らない姿勢は、産業社会学部での実践的な学びを通じて育まれたと感じています。

受験生の皆さんには、“求めよ、さらば与えられん”という言葉を贈りたい。産業社会学部には実に幅広い学びがあります。自分で手を挙げて求めたら、必ずそれ以上の成長が得られるはずです。

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