先輩からのメッセージ

CASE 01

一つ一つの行動に意図を
もち、
濃密で充実した
4年間にしてください!

PROFILE

石川 実咲 さん Misaki Ishikawa

石川 実咲 さん

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社
2016年度 産業社会学部卒業

自宅/ 下宿
下宿
出身高校
立今市高等学校
出身地
栃木県
クラブ
ホッケー部
主な活動実績
2015 全日本学生ホッケー選手権大会 優勝、2016 全日本インカレ 優秀選手

これから入学前準備に入る高校生に向けたアドバイス

大学生といえば、全く新しい環境になって、新しい友人に授業に不安もある一方で、オシャレで自由で・・・なんて、夢や希望にあふれた生活にドキドキワクワクしているとおもいます。学生生活は、新しい発見が多く、本当に楽しいです。両立できるかな。と不安な人もいるかもしれませんが、まずは友人をたくさんつくって!レジュメや授業のポイントを共有する、積極的に教授に聞くことができれば大丈夫です!また、部活生の特権として、体育会を通じて4年後には人一倍の人脈と経験が得られるとおもいます。(今はピンと来ないかもしれませんが、年を重ねる毎に実感できると思います)体育会生は、大学では、部員として、学外では立命館生として認識されます。立命館の名前を担う、一学生、一選手として、誇りと責任をもって学生生活を送ってください。
当たり前のような話ですが、学生生活での経験や積み重ねは、未来の自分をつくりだします。社会人になった自分は想像できないかもしれませんが、思わぬところで、「あの時あんなことをしておいてよかった」「あんな経験をしておいてよかった」逆に「あんなことしておいたらよかった」と思える時が必ず来ます。大学生活は、授業も部活も遊びもすべてが学びであり、自分で時間をコントロールすることが出来る場所です。大学生は『自己責任』という言葉をよく聞くかと思いますが、それは自分で授業を組むことが出来るからです。空き時間を作るのも、授業を入れるのも、授業を自分の判断で休むことも、すべて自分の判断で行います。そういった“自由”があるから、大学生は楽しい、しかし、どの時間をどのように使うのも自由ですが、楽な選択をする、すべきことを妥協すると、すべて自分に返ってきます。4年間を終えたときに、何も得るものがなかった。とならないよう、人生で一番時間を有効的に使うことが出来る学生生活で、たくさん挑戦・経験して、数年後の可能性を最大限に広げておいてください。一つ一つの行動に意図をもって、濃密で充実した4年間にしてください!

高校3年生~現在において、
最も成長できた点、やりとげた点

  • 正課
  • 課外
  • キャリア形成上

広い視野を持つことや視点を変えて物事を捉えることが出来るようになりました。それは、小学校の教員免許に加え、中学・高校の体育、特別支援の免許取得のための学びから、”教員”としての資質や能力のみならず、“学校”“子ども”“地域”のような教員を取り巻く環境にも目を向けられるようになり、たくさんの授業を履修し活動の場を広げたことで、より多くの人と出会い多様な価値観に触れることが出来たからだと思います。

正課を中心とした多忙な生活の中に、どのような方法でどのくらい課外の時間を取り入れるかが両立をしていくうえで重要でした。それを模索していく中で、タイムマネジメント能力や自分の状況を客観的にとらえたうえでの課題解決力がついたように思います。具体的には、正課の空き時間を利用したトレーニングによって技術・体力を維持し、チームメイトとの食事等の機会を積極的に設けることでコミュニケーションを積極的にとるように心がけました。

物事のとらえ方や時間の使い方に対する自己コントロール能力がついたと感じます。正課と課外を両立できていない状態に頭がパンクし、どちらも中途半端な気持ちで取り組んでしまった時期もありましたが、そういった現状を客観的にとらえ、将来の目標に向けて、大学生活で自分が最重要視すべきことは何か、また大学生活の“今の瞬間”は何を優先すべきか。ということを明確にしたことで、正課と課外のスイッチを使い分け、両立を果たすことが出来ました。

生活の軌跡

TURNING POINT

正課・課外
教授の下へ行き、状況を相談したところ、将来の目標に向けて、今自分が何をすべきか、何に力を入れるべきかということを明確にすることができました。長期的な視点で、また、生活の中の一瞬の時間に対するタイムマネジメントが出来るようになり、結果として、正課・課外の両立の成功につながりました

所属学部を選んだ理由と実際に学んで分かった魅力

私が産業社会学部を選択した理由は、小学校教員免許を取得出来る専攻があるという理由です。実際に学んでみると産業社会学部は2つの“柔軟性”に優れていました。一つ目は、専攻の域を超えて学べるという点です。免許取得のための学びのみならず、専門外のことに触れることができる学部の特性を生かし、広い視野や柔軟な物事のとらえ方、人との接し方をすることにつながりました。2つ目は、多数の免許を取得することが出来るという点です。上記で示した特性を生かして、活動の場を専攻外にも広げ、他の教員免許も取得していくことが可能でした。こういった柔軟性は、自分の良さをさらに引き出すことが出来るポイントでもあったと思います。

正課と課外を両立するために心がけていたこと、
努力や工夫

  • 個人で工夫/努力/心がけていたこと
  • 友人に協力してもらったこと
  • 教職員に協力してもらったこと

限られた時間をうまく使うために常に『効率』を考えていました。時間割を組むときには、大会の日程を考慮したうえで、自分がしっかりと学習し、単位を取得することが出来そうな授業を履修しました。それに加え、授業の間に必ず空き時間を作ることを徹底し、トレーニングにあてる時間を確保できるように工夫しました。

充実した学生生活を送ることや両立していくうえで、友人の協力は欠かせません。練習や大会等で授業に出席できない時が多々あり、そういったときに、友人にはレジュメを取っておいてもらう、授業の重要なポイントを教えてもらうことがとても大切になってきます。限られた友人と一緒にいることも大切ですが、輪を広げていくことも、いろんな意味で大切になってくると思いました。

多数の免許取得を目指していたので、両立のための履修の仕方や有効な時間の使い方で悩むことがありました。そんなときに『将来の目標に向けて私は今何をすべきか』『今の瞬間には何を最優先すべきか』ということを明確にし、よりよい学生生活が送れるよう、アドバイスをいただけたのも、教職員の方が親身に相談にのってくださったからです。“自己責任”といわれている大学生活においては、履修や授業、生活など、どんなに小さな疑問や悩みでも自ら積極的に聞いて解決していくことが、4年間を有意義に過ごすためのポイントになると思います。

大学の正課・課外それぞれを通じて学んだこと

  • 正課
  • 課外

教員免許の取得を中心とした正課活動でしたが、単に免許取得のための学びではありませんでした。“人が生きる”ということを多方面からアプローチしてきたことで、生活をしていても気付かない事象に目を向けることが出来、人とのかかわり方や物事のとらえ方を見直すことが出来ました。そういった学びの結果としての免許取得なので、これを大学での学びに留めることなく、将来さらに広げて活用していきたいと思います。

一時期、両立することを妥協して、課外活動に力を入れないことがありました。それは後々自分に帰ってきて、体力の低下やチームメイトとのコミュニケーション不足、さらには正課活動にまで力が入らなくなりました。生活をしっかりと見直し改善すると、3回生の時にはメンバーとしてインカレの優勝を果たすことが出来ました。このことから、一つの乱れはすべての乱れにつながることを実感し、常に妥協せず、自分の納得のいく形で物事と向き合っていくことの重要性を学びました。

高校時代、大学時代に意識しやり遂げたこと、
やっておいて良かったこと、やっておけば良かったこと


意識しやり遂げたこと やっておいて良かったこと やっておけば良かったこと
高校時代 授業→練習 というきめられた生活リズムの中で、常に気持ちにスイッチをもって切り替える スポーツにおける体力の維持(ランニング)と授業中に重要なポイントをおさえておく 英語をもう少しやっておけばよかった
大学時代 タイムマネジメント 時間は有限で、1分2分をどのようにとらえ、何の時間にあてるかということを意図をもって明確にしてきたことで、学生生活がより濃密で充実したものになったと感じる アルバイト等を通じて、英語を話す・聞く力を養うこともっと行動力を増やして、可能性を広げておくこと

将来の目標

教師同士や子ども、保護者等、多様な人との柔軟な関わりの中でホッケー指導に携わり、子どもたちに何か良い影響を与えられるような教員になりたいです。

今の仕事(内定先)を選んだ理由

学生生活ではホッケーを続けながら、教員になるための学びを深めました。学生生活ならではの学びはとても新鮮で、教員になるための学びを深めることが出来たと感じています。将来的に、教員という立場でホッケーを教えると考えたとき、さらに自分自身がホッケーを深め、追求していく必要があると考えました。自分の経験や体験は、自分を成長させるだけでなく、明確な言動でアウトプットしていくことを可能にさせる、よって、ホッケーを続けるという選択をしました。

大学で大変だった時期を、どう乗り越え、
その経験が現在の仕事/自分にどう役立っているか。

私が上手くいかなかった時期に、状況を職員の方に相談し、「あなたは今こんな状態だね」と状況を捉えていただいたのをきっかけに、客観的に物事を見つめることが出来るようになり、タイムマネジメントに成功することが出来ました。
正課と課外、どちらも自分の時間だから、全力で取り組みたいし両立させたい、しかし、時にはうまくいかないことや気持ちが疲れてきてしまう時が必ずあります。そんな時に、どちらかを妥協し、どちらも力が入らなくなってしまう時があります。こういう時は、決まってネガティブ思考に陥りがちです。そんな時に、いかに早い段階で自分の気持ちに気づき、対応していくかが大切です。主にこれは、自分自身の気持ちを立て直すための対応で、自分の状況を「今、わたしは~な状況にいます」と、客観的に捉えることで他人事のように状況を見つめ、視野が広がり、気持ちに余裕が生まれて、次のすべき行動に意識を向けることが出来るようになりました。この経験は、社会に出た現在、負の状況に陥った時に、自分を客観視して立ち直らせ、プラスの言動につなげていくことに役立っています。この先、どういった状況に対しても、自分の感情と向き合うことは大切で、同じように冷静に、しっかりと対応していくことが出来ると確信しています。

わたしにとっての立命館大学

一言でいうと、“挑戦”と“成長”の場所です。関東出身の私にとって、立命館大学に来ることは、希望や期待が待っている場所というよりも、親にも知り合いにも頼ることのできない未知で不安な場所でした。1年目はホームシックになることもあれば、ここに来てよかったのかと不安になることもありました。しかし、年を重ねる毎に、「ずっとここにいてもいい!」という思いが増していくほど、学生生活が楽しくて仕方なくなりました。そう思わせてくれたのが、知らない土地で1から築き上げた友達です。学校生活で助け合うことはもちろん、素敵な場所、おいしいごはんを共にして、学校生活がより一層楽しくなり、自分の活動範囲も広がっていきました。世界に誇る文化遺産にあふれた京都の地で素敵な友達に恵まれ、教職員をはじめとするたくさんの方々の手厚いサポートのおかげで、心身ともに成長することができ、本当に充実した学生生活を送ることができました。