ツェルナー錯視(Zollner illusion)
(oはウムラウト)

基本パターン
横線は平行であるが交互に傾いて見える。傾きの方向は短い斜線との交差角を鋭角過大視する方向である。ツェルナー錯視は交差角が0度から90度の範囲で起こるとする文献もあるが、0度から10度の間ではフレーザー錯視が、50度から90度の範囲では「間接効果」が関与することが知られている。これらの錯視はともに鋭角過少視を与える。非誘導線が斜め45度の時錯視量は最大であるとされる。ただし、交差角が10度付近ではフレーザー錯視の錯視量増大によって、ツェルナー錯視の錯視量増大は相殺されるように見える。Kitaoka and Ishihara (2000) は、ツェルナー錯視を規定する角度錯視は3つあり、2つは角度過大視、1つは角度過少視であるとした。ただし、後者はフレーザー錯視と間接効果が連続したものと仮定した場合である。
Kitaoka, A. and Ishihara, M. (2000). Three elemental illusions determine the Zollner illusion. Perception & Psychophysics, 62, 569-575.
他の文献もそのうち加えます。

「桃の節句」
5つの列は平行であるが、上の列から順に、右左右左右に傾いて見える。動く錯視もあって、もぞもぞする。
Copyright A.Kitaoka 2003