僕は関西学院大学理学部物理学科を卒業した後、この研究室に入りました。

M1セミナーでは「Probability with martingales(D.Williams著)」と「確率微分方程式(長井英生著)」を輪読しました。

M2になってからは、金融の実務的なことも勉強したいと思い、修士論文はコハツ先生に指導していただくことになりました。

週に一回のセミナー形式ではなく、先生の部屋で議論して研究を進めるという形式に初めのうちは戸惑っていましたが、徐々に慣れてくると先生との議論が白熱することもあり、非常に刺激的で有意義な一年間になりました。

この一年間で学んだことを就職先で活かすことができるかどうかは今のところは不明ですが、この研究室で過ごした2年間は今後、社会人として生きていくための大きな糧になると思います。

私は東京理科大の工学部から長井研究室に来ました。

私が最初に言いたいことはこの研究室は数学の研究室であるということです。私は長井研究室に来るまで、数学をほとんど勉強したことはありません。 この研究室には経済学部、工学部から来た人が何人かいますが、私は勉強や研究にとても苦労しました。 私にとっての当たり前は、数学的には全然当たり前ではないということが苦労した点です。

研究の指導教員はコハツ先生です。コハツ先生はゼミをしません。 学生が分からない点、疑問な点などを学生と議論する形で研究を進めていきます。 他の先生では答えてくれないような簡単なことまで丁寧に教えてくださったので、その点はすごく良かったです。

研究は就職が保険会社に内定したため、変額年金について研究しました。とても実務的な研究ができたことに満足しています。

私は経済学部出身(数学科のゼミに所属していました)で、 ファイナンス理論を数学の視点から研究してみたいと思い、 この研究室に来ました。

M1ではゼミでテキストの輪読をしました。 確率解析の本で、毎週予習をして先生方の前で 報告していました。

M2ではコハツ先生に指導を受けました。 コハツ研ではゼミがありません。 わからないところがあったり、研究に進展があったりするたびに、 直接研究室に行って先生と議論をします。 毎週決まった時間にゼミがあるわけではないので、 自分で目標を設定してこなしていかなければならないでしょう。

卒業後は数理ファイナンスを実践する仕事につくことになりました。 コハツ先生との議論で鍛えられた力は、 卒業後も自分の成長を支えていってくれると確信しています。

私は、コハツ先生に研究を指導して頂きました。 M1の時は、「Stochastic Calculus (R.Durrett著)」を輪読して、 確率解析の基礎的なことを学習しました。

M2になってからは、コハツ先生のもとで修士論文にむけての研究を行いました。その方法は、決まった間隔で行うゼミのようなものではなく、学生が学習内容を報告したり、疑問点について学生とコハツ先生で議論したりしながら研究を進めていくというような形式でした。 最初の頃は、なかなかこの形式に慣れられず、上手くペースをつかむことが できませんでした。

しかし、ある程度この形式に慣れてしまえば、研究を進めていく方法としてとても良い方法であるように感じました。 最初の頃は、なかなか研究の方向性が上手く定まらずに苦労しましたが、コハツ先生のおかがで何とか修士論文をまとめることができました。 研究内容も実務的な内容だったので、とても満足しています。

コハツ先生のおかげで大変有意義な大学院生活を過ごすことができたことに、大変感謝しております。