4−2 組織介入から相互研修へ向かうFDプログラム     (FD組織作りのためのFD−2)


2つの学科をもつN短期大学。
筆者は「これからのFD活動〜 必要なFD活動を提案しよう 〜」と題した講演をおこなった後、以下のワークショップ「FDプログラムを考えてみよう」を実施した。

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どんなFDが必要かを考える前に・・・足下の学生、授業風景を見てみよう。学生に足りないことは?

1.  ワークショップ「実態把握」
(1)学科別にグループを作り、リーダー、発表者、書記を決める。

(2)「あなたの学生に不足していることは何か?」について、
a. ポストイットに多く書き込み、模造紙に貼る。
b. 書き込んだポストイットは似たもの同士まとまりをつくり、まとまりに名前を付ける。

(3)できあがったものを見ながら、「あなたの学生をどのように変容させたいか? 」について話し合ってください。画用紙(班に1枚)に回答を書いてください(特に重点事項を1つ)。

2. ワークショップ「実態把握発表」
(1)1.で作成したものを全員に向けて発表(5分発表×2班)。

(2)学生の実態については模造紙を前のホワイトボードに貼って発表。
 
(3)どのように変容させたいかについては、画用紙を手に持って発表。

3. ワークショップ「FDプログラムを考える」
先に考えた「学生の実態」をふまえて、あなたやあなたのまわりの教員(あるいは教員集団)がみにつけなければいけないこと(技術、心構え等々なんでも)は? 話し合って、画用紙(班に1枚)に回答を書いてください。

4.ワークショップ「実態把握発表」
3.で作成したものを全員に向けて画用紙を手に発表(5分発表×2班)。