日時 2001年10月13日(土) 14時〜17時
場所 ボランティアコーディネーター養成プログラム室(以学館)
参加人数 22名
●プロジェクト例会の運営と研究内容についての報告 【報告】立命館大学 津止正敏
例会では、生活の規定力と社会関係・社会制度・社会意識との相互規定によって形成される現実の生活場面において発生する様々な生活・福祉問題を、焦点化する。社会変化の先端部門で取り組まれている、あるいは取り組まれてきた各地に実践の報告と討議を中心に進める。
●報告1.城陽市深谷校区での「生活応援隊」の取組み 【報告】高畠ハルミ(城陽市深谷社会福祉協議会)
開発30年超の住宅地における、男性定年退職者を中心とした、家具の移動、修理、取り付け、電気製品の簡単な修理などの生活支援の活動。「これまではなんでもない些細なことが問題になる時代」である。住民活動を進める組織のあり方、プログラムのあり方、に関心が集まった。
●報告2.シオノギ製薬のエンプロイーサービス 【報告】文字英夫(RitsVC代表)
昭和40年代の大企業における社員福利厚生事業の成立の背景、狙いについての報告。社員福利厚生は「生産性向上に結びついた従業員(エンプロイ−)サービス」である。時代の進歩に遅れないように、必要なときに必要なサービスをする体制がなければならない。その一つに「ホームヘルパー」の派遣制度があった。遅れた福祉施策の裏側での一般住民と大企業従業員との「2重構造」の一例。
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