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2024.10.28

エグゼクティブレクチャーIの講義(第2, 3週目)をしていただきました。

10月17日と24日の第2, 3週目の授業では、第1週に引き続き、ライオン株式会社の小野知二氏に講義をしていただきました。
 第2週目の授業では、主力製品ラクトフェリンの機能性表示の過程で実際に対峙した課題についてご紹介いただき、その課題に対して実際にどのように解決策を取るか?というグループディスカッションを実施しました。また、第3週目の授業では、遺伝子型の違いによりラクトフェリンの内臓脂肪低減効果に差があることが示唆された研究成果についてご紹介いただき、その上で、現在増えてきている個人の遺伝子検査サービスを利用して、スポーツ健康科学の分野で考えた場合にどのようなサービスを考えるか?というグループディスカッションを実施しました。仕事と学業の両立を図る社会人学生も、オンラインでグループディスカッションならびに発表ができるようにしています。

                                   (ニュース)20241029

各グループは、色々と小野氏に質問をしながら、時には大きなヒントをもらいながら議論を進め、グループごとに発表してくれました。今回も、有意義な議論ができたことが伺えました。小野様、誠にありがとうございました!

                                  (ニュース)20241029

                                  (ニュース)20241029

いよいよ次は最終週になります。諸事情により、12月に授業を行いますが、それに向けた最終課題が課せられました。大変楽しみです。



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2024.10.28

「世界のトップ2%の科学者」にスポーツ健康科学部教員がランクイン

2024年9月17日、米国スタンフォード大学とエルゼビア社による「世界のトップ2%の科学者」を特定する包括的なリスト「標準化された引用指標に基づく科学者データベース」が更新され、立命館大学スポーツ健康科学部から2名の科学者が選出されました。
 
<single recent year(単年)の区分>
・田畑 泉
・藤田 聡
 
<career-long(生涯)の区分>
・田畑 泉
 
 
立命館大学スポーツ健康科学部は、「ひと」が健康的で豊かに暮らすことを実現するため、
これからも世界トップレベルの研究成果を生み出し、
人々の健康、幸福な社会、平和の世界を創造することを目指します。

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2024.10.22

スポーツ健康科学エグゼクティブレクチャーⅡの授業にて、株式会社北海道日本ハムファイターズの三谷仁志先生に講義をしていただきました。

10月3日および10月17日、スポーツ健康科学エグゼクティブレクチャーⅡの授業にて、株式会社北海道日本ハムファイターズの三谷仁志先生に講義をしていただきました。
10月3日は、「日本プロスポーツ界の更なる発展に向けて」というタイトルで、日米のプロスポーツチームの価値評価の考え方の違いや、それを踏まえたファイターズの取り組み等についてお話しいただきました。
10月17日は、「日本(もしくはNPB)のプロ野球市場を拡大する施策を考える」という課題についてグループ発表を行い、発表についての質問やフィードバックをしていただきました。
日本のスポーツ市場を拡大するために何が重要であるのかについて、グローバルな視点、中長期的な視点から考える良い機会をいただきました。また、講義を通して、既成概念にとらわれず物事を俯瞰して捉えることの大切さを学ばせていただきました。
 三谷先生、誠にありがとうございました。

(ニュース)20241022

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2024.10.21

エグゼクティブレクチャーIの講義をしていただきました。

今年度は研究科新カリキュラムの2年目になります。この秋学期での、博士課程前期課程院生対象のエグゼクティブレクチャーIも2年目になります。受講生は主に身体運動科学領域の1回生になりますが、今期はスポーツ人文・社会科学領域からの2名を含め、26名が受講しています。
この科目は、スポーツ健康科学に関わる地域・企業・行政等の第一線で活躍している業界のスペシャリストによる講義を聴き、さらにディスカッションを通して、社会で活躍するための知識、経験、思考を学びます。特徴として、学外から講師を招き、講義内容を踏まえながら、受講生中心の討論形式で行うものとなります。
これより4週に渡り、ライオン株式会社先進解析科学研究所の小野知二氏に講師としてご担当いただきます。10月3日の第1週目の授業では、主力製品であったラクトフェリン(現在は日清食品株式会社に譲渡されている)の開発の経緯についてお話いただき、その上で、小野氏からはグループディスカッションのテーマとして、当該製品のシェア獲得の要因は何か、自分たちだったらどうするかについて議論する課題が出されました。各グループは、色々と小野氏に質問をしながら議論を進め、グループごとに発表してくれました。どれも実際に講師が考えるシェア獲得の要因と類似しており、有意義な議論ができたことが伺えました。
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そして、授業の後半では、機能性表示食品に関する概要説明が小野氏からなされ、次回のグループディスカッションの課題が提出されました。次回の授業も大変楽しみです。
小野氏には昨年度も、新しく始動した当該授業をご担当いただき、4週にわたって素晴らしい講義をしていただきました。今年度の講義も、まさに当該授業が目標とする実社会におけるスポーツ健康科学の役割を知るとともに、その役割を果たすためにスポーツ健康科学の知と智を深化させ、その学修成果を社会に還元するために必要な視座を養う上で、大変有意義なものであったと思います。誠にありがとうございました!!

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2024.09.25

2024/10/3(木)~ 博士課程前期課程および博士課程後期課程(11月入試)の出願を開始します。

博士課程前期課程および博士課程後期課程
(2024年11月実施)入学試験の出願開始についてお知らせ致します。

試験日 :2024年11月9日(土)
出願開始:2024年10月3日(木)~2024年10月17日(木)

※出願は「Ritsu-Mate」を登録の上、出願書類の提出(郵送のみ)が必要です。
※出願書類の提出は、郵送に限ります。
 日本国内からの郵送に限り、出願期間最終日の消印有効です。
 日本国外からの郵送の場合は、出願期間最終日必着で出願書類の郵送手配を行ってください。
 
詳細  :立命館大学大学院入試情報サイト外部リンク (入試要項および過去問題等が確認できます)
お問合せ: 立命館大学スポーツ健康科学部事務室(研究科担当)spoken3@st.ritsumei.ac.jp   

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2024.08.06

2024年度 研修生・研究生出願受付について

2024年度の研修生・研究生出願受付について、下記の通り、実施いたします。

出願希望の方は、要項をよく確認の上、オンライン申請を行ってください。

 
<要項>

出願手続要項


<オンライン申請>

▶在学生の方は、下記URLより申請ください。


▶在学生以外の方は、下記URLより申請ください。
https://rw.ritsumei.ac.jp/survey/guest/SVA4FD0.html?key=LNG20240228141459848679425

<申請期間>
2024年9月6日(金)9時00分~2024年9月12日(木)17時00分


以上

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2024.08.6

2024年度 科目等履修生・聴講生の申請について

 2024年度科目等履修生・聴講生の申請について、
ご希望の方は、下記URLより要項をご確認の上、WEB申請を行ってください。
【申請受付期間】2024/9/5(木)9:00 ~ 2024/9/9(月)17:00

2024年度の受講可能科目は、下記の通りとなります。
各科目の詳細は、オンラインシラバスにてご確認頂くことができます。

<要項・WEB申請・オンラインシラバスのリンク>
https://www.ritsumei.ac.jp/academics/auditing/外部リンク

<受講可能科目>
2024年度 科目等履修生用時間割

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2024.7.1

【公聴会】スポーツ健康科学研究科博士学位授与申請論文(2024年度9月授与予定)に関わって

各位

 標記、スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程における2024年度9月授与予定の博士学位授与申請論文について、【公聴会】を開催いたします。参加希望者の方は、添付の「公示」より詳細情報を確認ください。

<公示>

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2024.05.14

2024/5/30(木)~博士課程前期課程7月実施入学試験【学内・学内(学部早期卒業希望者対象)入学試験方式】の出願を開始します。

博士課程前期課程7月実施入学試験【学内・学内(学部早期卒業希望者対象)】入学試験方式の出願開始についてお知らせいたします。

試験日 :2024年7月6日(土)
出願開始:2024年5月30日(木)~2024年6月13
日(木)

※出願は「Ritsu-Mate」を登録の上、出願書類の提出(郵送のみ)が必要です。
※出願書類の提出は、郵送に限ります。
 日本国内からの郵送に限り、出願期間最終日の消印有効です。
 
詳細  :立命館大学大学院入試情報サイト(入試要項および過去問題等が確認できます)
お問合せ: 立命館大学スポーツ健康科学部事務室(研究科担当)spoken3@st.ritsumei.ac.jp 

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2024.02.01

本学総合科学技術研究機構客員協力研究員・塚本敏人先生が、コペンハーゲン大学教授・Niels Secher先生や本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共同で取り組まれた国際共同研究成果が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。

 本学総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター客員協力研究員・塚本敏人先生(早稲田大学スポーツ科学学術院講師)が、コペンハーゲン大学(デンマーク)教授・ニールスセッカー先生や本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共に取り組まれた国際共同研究成果が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38115226/

 運動をすると、様々な臓器から生理活性物質が生成されます(エクサカイン)。各臓器(骨格筋や心臓、脳など)で生成されたエクサカインは血液に放出され、全身を循環することで別の臓器などに供給され、運動による様々な生理変化をもたらします(臓器間のクロストーク)。エクサカインの反応性は、運動の取り組み方(強度や時間、頻度、様式など)によって異なることがあり、それによって生体にもたらす運動の効果も変わってきます。愛情ホルモンとして知られているオキシトシンは、抗うつなどの生理心理的作用だけに留まらず、血管機能や脂質代謝などの改善作用もあることが知られています。本研究は、全身を循環するオキシトシン濃度が高強度インターバル運動によって増加することを明らかにしました。
 エクサカインは、静的休息を挟んで運動を反復すると、1回目の運動と2回目の運動でその反応性が異なることがしばしば観察されます。そこで、静的休息を1時間ほど挟んで、強度も時間も同じ高強度インターバル運動を反復し、その運動前後の血中オキシトシン濃度を検証比較しました。その結果、血中オキシトシン濃度は、1回目の高強度インターバル運動と2回目の高強度インターバル運動で同じくらい増加しました。つまり、全身を循環するオキシトシン濃度は、数時間内に実施する運動の回数に影響を受けず、その運動の都度増加することが明らかとなりました。
 また、オキシトシンは主に脳で作られることで知られていますが、本研究では、高強度インターバル運動によって増加した血中オキシトシン濃度が、脳のオキシトシン放出と関連しなかったことも報告しました。そのため、高強度インターバル運動によってオキシトシンが増加するメカニズムは明らかでなく、運動時には他の臓器(骨格筋や心臓、精巣など)が主にオキシトシンを分泌している可能性があります。

Circulating plasma oxytocin level is elevated by high-intensity interval exercise in men
Tsukamoto H, Olesen ND, Petersen LG, Suga T, Sørensen H, Nielsen HB, Ogoh S, Secher NH, Hashimoto T.
Medicine & Science in Sports & Exercise. オンライン先行公開中.
doi: 10.1249/MSS.0000000000003360
0201_1_MSSE

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2024.02.01

本学総合科学技術研究機構客員協力研究員・塚本敏人先生が本学部教授・橋本健志先生らと取り組まれた研究成果が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました。

 本学総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター客員協力研究員・塚本敏人先生(早稲田大学スポーツ科学学術院講師)が、本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共に取り組まれた研究成果が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました。

https://www.nature.com/articles/s41598-023-48670-9

 運動誘発性疲労の原因など、「乳酸」は悪役として誤認されてきました。近年では一転、運動時の重要なエネルギー基質であり、運動の健康増進効果をもたらすエクサカイン(運動をした時に、様々な臓器が産生する生理活性物質の総称)でもあるといった乳酸の好適な作用(用量依存)が明らかにされています。本研究では、静的休息を挟んで運動を反復したとき、運動によって増加する血中乳酸濃度がどのような影響を受けるのか検証しました。
 一般的な運動処方として、1日の中で数回に分けて運動を行うことが推奨されています。しかしながら本研究では、静的休息を挟んで同じ中強度の有酸素性運動を反復した場合、1回目の運動と比較して、2回目の運動によって増加する血中乳酸濃度が低くなることを明らかにしました(研究1)。これは、運動時に供給される乳酸が好適に作用する臓器(脳や心臓など)において、その運動効果を減弱化させる生理現象であるかもしれません。
 健康増進のための運動処方として、体重減少などを目的とする有酸素性運動と筋量増加などを目的とするレジスタンス運動の双方の運動様式に取り組むコンカレント運動プログラムがあります。我々は、研究1の知見を受けて、有酸素性運動を実施した後にレジスタンス運動を行うと、レジスタンス運動によって増加する血中乳酸濃度も低くなるのではないかと仮説を立て、その検証を行いました(研究2および3)。もしこの仮説通りであれば、コンカレント運動の実施順序(有酸素性運動→レジスタンス運動、あるいは、レジスタンス運動→有酸素性運動)が、血中乳酸動態に影響すると考えられました。しかしながら、レジスタンス運動前に有酸素性運動を実施してもしなくても、レジスタンス運動によって増加する血中乳酸濃度は同じ水準でした。なお、有酸素性運動前にレジスタンス運動を実施してもしなくても、有酸素性運動によって増加する血中乳酸濃度も同じ水準でした。つまり、コンカレント運動のように、異なる様式の運動に取り組む場合、運動を繰り返しても乳酸産性能には影響しない可能性を明らかにしました。
本研究は、一般的な運動処方の良い効力を少しでも引き出す理論構築のための基礎研究として、重要な意味を持つと考えられます。

The lactate response to a second bout of exercise is not reduced in a concurrent lower-limb exercise program
Tsukamoto H, Suga T, Dora K, Sugimoto T, Tomoo K, Isaka T, Hashimoto T.
Scientific Reports. 13, 21337, 2023.
doi: 10.1038/s41598-023-48670-9

0201_2_Scientific Reports

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2024.01.11

【公聴会】スポーツ健康科学研究科博士学位授与申請論文(2023年度3月授与予定)に関わって


標記、スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程における2023年度3月授与予定の博士学位授与申請論文(甲号)について、

【公聴会】を開催いたします。参加希望者の方は、添付の「公示」より詳細情報を確認ください。

      
<公示>

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2024.01.10

エグゼクティブレクチャーⅠで奈良教育大学の寅嶋静香先生に3週連続の講義をしていただきました。

 エグゼクティブレクチャーⅠで奈良教育大学の寅嶋静香先生に3週連続の講義をしていただきました。

 寅嶋先生の豊富なご経験に基づき、産・官・学連携事業により地域のヘルスプロモーションを実現する事を想定し、グループワークとディスカッションを行いました。寅嶋先生のご経験とそこから得られた知見についても丁寧に講義して頂きました。

 スポーツ健康科学研究科での成果を発信する事を考えるときに、産・官・学の連携事業は一つの重要な柱になります。産、官、学のそれぞれが果たすべき役割や強みについて具体的に考える良い機会になったと思います。

 寅嶋先生、誠に有難うございました。


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2023.12.26

呼吸循環生理学において国際的に著名なニュージーランドのオークランド大学准教授のJames Fisher博士を招聘し、研究会を開催しました。

 今月、呼吸循環生理学において国際的に著名なニュージーランドのオークランド大学准教授のJames Fisher博士を招聘し、研究会を開催しました。
https://www.researchgate.net/profile/James-Fisher-17

https://profiles.auckland.ac.nz/jp-fisher

 Hashimoto Labの大学院生や学部生が、自身の研究成果をポスター発表形式で発表し、活発な質疑応答を実施しました。
1226_1研究会① 1226_2研究会
 






1226_3研究会1226_4研究会








1226_5研究会

 Fisher博士からの鋭い質問に対する応答といったトレーニングや、とても建設的なコメントをもらうなど、貴重な機会となりました。また、学部低回生からも活発な質問が飛び交い、大変有意義な研究会となりました。

1226_6研究会

 これからもこのような国際交流の機会をどんどん提供できればと思います。

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2023.12.25

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