研究コース
法学・政治学に無限にある課題。
それを自らの独創的な力で研究し、
社会に発信できる人へ
研究コースは、研究者養成を目的としています。これまで、研究コースを修了した多くの院生が博士号を取得し、法学・政治学の専門家として、大学で教員として活躍しています。
このコースでは、「ゆるやかな5年一貫制」をとっており、自らの選択する研究領域で研究課題を定め、計画に従って研究を進めます。博士課程前期課程には「特別研究」という科目がおかれ、指導教員により博士課程前期課程は修士論文、博士課程後期課程は博士論文の執筆のための個別の指導・助言が行われます。
履修イメージ
教員からのメッセージ
法や政治を研究するとは、どういうことなのでしょうか。教科書で学ぶ法や政治の知識自体、これまでの研究の成果に基づいています。でも、教科書のもとになった研究成果が、実は一面的で誤った認識に基づいていたり、社会の変化にうまく対応していなかったりすることがあるのです。だから、教科書に限らず、すべての通念を根本から見直す姿勢が必要です。およそよりよい社会を築くには、多くの人が多様な視点から研究を行い、互いに説得力を競い合う営みが継続されなければなりません。研究コースは、まさにそのような営みに参加しようとする人のためにあります。具体的には、大学その他の研究機関で働く人の輩出を念頭に置いています。決して楽な道ではありませんが、苦労して新たな知見にたどり着いた時の喜びはこのコースでしか味わえません。
- 宮井 雅明 教授
- 専門:経済法
さらに、研究コースに所属する院生に、研究コースの魅力について語ってもらいました。
研究会の開催
公法・民事法・政治学などの分野ごとの研究会を随時開催し、大学院生同士の討論や教員による指導を通じて研究成果の質的向上をはかります。
研究環境
2015年4月に衣笠キャンパスに新しい大学院生専用の3階建ての研究棟「究論館」が開設されました。また、2016年には衣笠キャンパスに平井嘉一郎記念図書館が開館し、専門的な学びを支えるための環境が整備されました。さらに、専門的な研究を行う大学院生については、法学・政治学の専門書が取り揃えられた修学館リサーチライブラリーを利用することもできます。
修学館リサーチライブラリー
末川文庫特別コレクション
衣笠キャンパスの平井嘉一郎記念図書館では、末川博名誉総長の蔵書1万2千余点を所蔵しています。ここには、末川博先生の全著作はもちろん、大正から昭和期の民法学の著作がほとんど揃っています。
大学院生の研究業績
研究コースの院生は、自身の研究成果を、論文執筆や学会・研究会報告といった形で、社会に発信していくことが奨励されています。
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