2024年5月17日、右京区花園妙心寺前の精進料理「阿じろ」にて、「第四回1978年卒生田先生を囲む会(生田勝義ゼミ)」を開催しました。
前回は2019年。過去2年ごとの開催が、コロナのため2021年は実施せず4年ぶりの開催です。先生は今年80歳に、一部の学友は70歳となりました。参加者は北海道・新潟・石川・愛知・京都・大阪・兵庫・香川・山口の各地の10名です。
恒例により、まずは先生のミニ授業。人権宣言・国連憲章・日本国憲法と続く人権尊重の考えから、昨今の刑事裁判での、被害者の人権と加害者の人権を対立するものとして、加害者側を劣後させ厳罰化が進むのはいかがなものか。本来人権は国家権力から個人の自由を守るものであって、個々人の権利の対立ではない。との強いお言葉に、久しぶりに法学部学生にであったことを思い出させて頂きました。
各自の近況では、コロナ禍の4年間に、コロナ罹患後の後遺症に悩まされたり歳と共に体力の衰えに悩んだり、北陸近辺では正月の能登半島地震での被災状況等心苦しい話もありましたが、スキーのインストラクターとなったり、ボーリングで200upを目指したり、乗り鉄として全国一巡を完了したなど元気な話も出て活力をもらいました。また、弁護士であったり、調停委員であったり、労務相談員であったりなど、法学部の卒業者として裁判所や法律にかかわり続けている方も多く、大学で学んだ法律を誇りをもって実践している皆さんの姿から、学部生としての生きがいを感じる時間でもありました。
懇親会終了後、皆で妙心寺の壮観な山門や本堂や庭園を散策し、改めて京都の寺社の壮大さを実感し、次回のゼミ会での再会を期して解散しました。体力に自信のある一部の学友は更に四条に繰り出し夜遅くまで懇親を続けたようです。ご支援いただいた同窓会事務局の皆様ありがとうございます。
文責:幹事:樋口和道 1978年卒、法学部同窓会副会長