ここからメインコンテンツです。
法学部ゼミナール大会 ゼミ大会

自主性やプレゼン能力を養い、学部全体に学びの躍動感を

法学部ゼミナール大会は、学生が主体となって企画・運営している法学プレゼンテーションの場。2008年に第1回目を開催したばかりの新しい取り組みです。本大会は、学生一人ひとりが自主的に学ぶ姿勢を持ち、仲間と議論を交わし、学習内容を公の場で発表する絶好の機会。学びの楽しさや奥深さを実感することで、より積極的な学問探究心を育成することが狙いです。

大会の内容

本大会は、必修や選択制の授業ではなく、法学部生なら誰もが出場できる自由参加型のコンテストです。(1回生は1クラス1チーム参加が必須)各チームが自由に研究テーマを設定し、それぞれの見解・主張を皆の前でプレゼンテーション。専門教員・学生による審査を経て入賞者を決定します。受付や司会はもちろん、審査基準の設定など運営の全てを学生主体で行います。

企画者 柏倉 寛至 法学部2回生 大阪府立清水谷高校出身
法学部ゼミナール大会実行委員長。他の役職等も務める中で、自らゼミナール大会の発起人となる。人生のモットー「やってみないとわからない」通り、学生のため自分のためになることは即実行という行動派。
Voice

大会までの流れ

01 準備

チームごとに研究テーマを設定し、メンバーそれぞれが担当項目の資料を収集。互いの意見を交換し合い、方向性を決めていく。

02 レジュメ作成

プレゼン用資料作成と平行して、聴講者に配布するためのレジュメを作成。1回生はオリター等にチェックしてもらい、ブラッシュアップしていく。

03 大会当日

いよいよ発表のとき。大講義室の舞台上で代表者が研究成果をプレゼンし、聴講者や審査員らの質疑に答える。優秀チームには表彰と賞金の授与が。

身につく力

  • 自主的に学ぶ姿勢
  • 文章・資料作成能力
  • 研究能力(問題発見・解決能力)
  • ディスカッション能力
  • プレゼンテーション能力

このページの先頭へ

企画者 柏倉 寛至さん 法学部2回生 大阪府立清水谷高校出身
信頼関係を築いて初めて成功がある

大会企画のきっかけは、2008年度から1回生のカリキュラムが一新されたこと。私たちの頃と比べて個人の発展に重きを置くようになり、ディベートやプレゼンテーションをする機会が少なくなってしまったのです。「せっかく法学部に来たのにもったいない!」思い立ったら即行動でした。法学部生だからこそできる学生同士の学び合いを、ゼミナール大会という形で実現すべく有志を募ったのです。実行委員会を立ち上げ、無事開催に至るまで、本当にさまざまなことを学びました。特に痛感したことは、信頼できる人間関係を構築する大切さです。初めは何もかもが手探り状態で、不安でいっぱいでした。しかし、実行委員をはじめオリター(新入生をサポートする上回生)や教員・職員・OBの方々からアドバイスや支援をいただき、少しずつですが形になっていきました。自分の意見は最初から100%なのではなく、協議していくなかで磨かれていくもの。今回、私は、他者と向き合うことでいかに自分が成長できるかを改めて認識しました。来年の目標は、今年の反省点をきちんと改善し、次回大会に活かすこと。この大会が大きく発展し、ゆくゆくは立命館大学の名物イベントとなるよう今後も尽力していきたいと思います。

(2009年1月現在のものです)

参加者 栗崎 志織さん 法学部1回生 佐賀県・私立東明館高校出身
知識も絆もグンと深まる充実感

「思いっきり打ち込めるものが欲しい」日頃からそう感じていた私は、この大会を知り即座に参加を決めました。クラスの代表メンバー7名でチームを結成し、発表のテーマを『プライバシー権に関する考察』に設定。これは、裁判における被告人のプライバシーをしっかりと守るべきという主旨の内容です。大会に向けては、各自がとことん資料を精査し、夜遅くまで熱い議論を交わす日々が続きました。本番でも満足のいくプレゼンができ、この経験を通して法律の知識だけでなく仲間との団結力も深められたと思います。

(2009年1月現在のものです)

大会審査員 山田 泰弘准教授 大会審査員 専門分野 会社法
学生同士が刺激しあえる絶好の機会

法学部ゼミナール大会は、学生自らが企画・運営・実施までを一貫して手掛けたものであり、私たち教員はあくまで審査員という立場で賛助しました。審査の基準も学生の運営委員との協議で決め、プレゼンの姿勢や報告が問題提起から主張まで一貫性を有しているかという点を重視して審査しています。どのチームも精進していることがわかり、ちょっとした疑問から法的問題を抽出し、彼(女)らなりの分析や検討をイキイキと主張している姿が印象的でした。この大会は、学生が普段講義やゼミで学んできた知識をフルに活用し、学年の枠を超えて各チームが互いに刺激し合える絶好の場です。自らの検討や主張を多くの人の前で説得的に主張することは、将来必ず役に立つ経験だと思います。法学部ゼミナール大会の今後の展開が楽しみで、この大会が大学を代表する伝統行事となるとよいですね。

(2009年1月現在のものです)

大会INFORMATION

開催頻度 年1回
参加規模 約50チーム(2回生以上は自由参加)
発表テーマ例
  • 「京都における安全・安心のまちづくり」
  • 「外国人の参政権について」
  • 「賃貸契約の解除」
  • 「靖国神社と政教分離」

このページの先頭へ


ここからフッターです。