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地理学専修![]() |
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立命館大学大学院地理学専攻を選ぶ10の理由 立命館大学大学院文学研究科地理学専攻では、人間を環境の主体と位置づけつつ多様な視点・研究方法を駆使した最先端の研究・高度専門教育を展開しています。地理学における高度な専門家・研究者を目指す上で、当教室は最適な環境を提供します。 (1) 多様さと交流: 当教室は2005年現在17名の専任スタッフを擁し、日本全国の地理学教室の中でも有数の規模を誇ります。そのため、多様な専門性・国内外での現場経験を有するスタッフから、教育を受けることができます。他方で、大きすぎない規模を活かして、全員が参加する大学院ゼミや研究会の開催など、スタッフ間およびスタッフと大学院生との交流も活発です。複数のスタッフが連携したプロジェクト研究も盛んで、多様な視点を組み合わせた創造的な研究の展開に優れています。 (2) 21世紀COEプロジェクト: 当教室は、文部科学省が推進する21世紀COE(Center of Excellence)プログラムに採択された2つの大規模プロジェクト「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」、「京都アート・エンタテインメント創成研究」で重要な役割を担っており、日本文学・歴史学など文学研究科の他専攻や、理工学研究科など他研究科の研究者と連携しながら学際的な最先端の研究に挑戦しています。 (3) 文理融合研究: 地理学の研究において、人間を中心とした視点を中心としながらも、当教室は自然地理学の優れた専門家も擁しています。とくに災害や考古・歴史地理学的研究において、こうした自然・人文地理学を融合したアプローチはユニークな視点をもたらします。人文地理学研究の中だけでも、フィールドワーク、史資料を活用する技術に加え、数理・統計モデリングや情報処理技術も高度に利用されており、両者を含む技術教育を受けることができます。 (4) ユニークなカリキュラム: 当教室では、アカデミック・ライティングやフィールドワーク、地理情報処理など、研究を遂行する上で必要な技術の習得を重視した科目群が大学院課程にも備えられています。そのため、たとえ地理学以外の専門課程を経て進学される方にも、必要な研究手法を身につけることができます。技術的な教育と討論・グループワークを組み合わせたワークショップ形式の教育プログラムも行われています。 (5) 地理情報科学の展開: ハード・ソフトの両面で、地理情報処理環境は日本でも有数の水準にあり、立命館大学内の全ての教学用パソコンで、各種のGISソフトウェアを常時利用できます。また、地理学教室内にはより高度な処理が可能な施設を有するGIS・測量室と製図室があります。これらを駆使した地理情報科学の研究は、国際的に高い水準にあります。 (6) 情報・資料の資産: 当教室では、膨大なデジタル化された地理情報(地理統計や衛星画像、地図画像)を所有しています。また、地理学教室内にあるマップライブラリーには、明治以降日本国政府が発行したほぼ全ての地形図の他、国内外にわたる豊富な地図のコレクションが所蔵されています。地理学の専門誌・書籍も大学内の図書館に豊富に備えられています。 (7) 高度な国際的連携: 大学院生を含め研究者の海外での研究発表や、海外からの訪問など国際的な交流が盛んです。大学院生が国内外で研究発表を行う場合には、一定の助成を受けることもできます。特筆すべき点として、大学のGIS教育では海外から世界先端の研究者を客員教授として招聘する教学「大学院先端プログラム」が展開されており(他研究科と共通科目)、まさに世界最先端の研究に触れることができます。 (8) 専門を活かした進路: 大学院を経て大学教員をはじめとする研究者とともに、近年ではGISなどの専門技術を活かした民間企業への就職も多くなっています。高校・中学の教員をめざす人の進学も昔から多く、そうした大学院生は在学中に非常勤の経験と研究を並行して進め、最終的に高度な資格を伴う教員免許を取得できます。高校・中学校の教員への就職率は学部卒に比べ、かなり高いと言えます。卒業生である現場の先生方との交流を含め、歴史ある当教室では卒業生との交流も盛んであり、時には大学院生活後の進路を決める上で、有益な助言やサポートを受けることができます。 (9) 産官学の連携: 民間企業や行政機関と連携した研究も積極的に推進し、社会に貢献できる学問の発展をめざしています。商業環境の実態把握と改善をめぐって滋賀県草津市と、また京都の景観や犯罪対策、防災、交通問題に関係して、京都府・京都市の各種機関と共同の研究会や研究プロジェクトを行っています。例えば、文化庁・京都市文化文化観光資源保護財団からの委員委嘱で、「文化的景観(北山杉の林業景観)保存・活用事業」の実態調査(地理・民俗分野)を担当しています。 (10) 古都京都: 古都京都は、数多くの歴史遺産を擁する歴史都市であることから、これに関連する歴史地理学や景観研究、文化財の防災などに関する研究に最適なフィールドです。また、京都は大学・研究機関の集中する大学の街でもあり、大学の中ばかりでなく、大学の外の環境も含め、大学院時代を過ごす上で最適と言えるでしょう。
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