美川圭 教授


■専門分野:日本中世史
■研究テーマ:院政、公卿会議、中世都市、冷泉家
■主要業績:
  『公卿会議ー論戦する宮廷貴族たち』(単著)中央公論新社、2018
  『後三条天皇』(単著)山川出版社、2016
  『後白河天皇』(単著)ミネルヴァ書房、2015
  『白河法皇』(単著)角川学芸出版、2013
  『院政―もうひとつの天皇制』(単著)中央公論新社、2006

   研究者学術情報DB



私の研究の特徴は、平安時代後期から鎌倉時代まで、一貫して朝廷、あるいは貴族社会から歴史を見ている点だと思います。この時期には、平氏政権、鎌倉幕府という武家政権が成立したので、政治史が武士に著しく偏って論じられてきました。そのために、どうしても当時の社会の実情とかけ離れたイメージが形成されてしまったのです。実際は、院や貴族などの政治的地位が高く、鎌倉幕府ができても、その状況はそれほど大きく変わらなかったと考えています。そのため、鎌倉時代といっても、京都の重要性は容易に失われなかったのです。




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