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小椋 秀樹

Ogura Hideki

研究テーマ 主な業績
コーパスを活用した日本語の研究 前川喜久雄・小磯花絵・西川賢哉・間淵洋子・小椋秀樹他(2006)『国立国語研究所報告124 日本語話し言葉コーパスの構築法』国立国語研究所.
小椋秀樹・相澤正夫(2007)「現代雑誌70誌における漢字の使用実態と常用漢字表― 国語施策へのコーパス活用に向けた基礎調査 ―」『日本語科学』22, pp.125-146.
小椋秀樹(2013)「大規模コーパスを活用した外来語表記のゆれの調査」, 『立命館文学』630, pp.305-313.
相澤正夫編,石井正彦・尾崎喜光・小椋秀樹他(2013)『現代日本語の動態研究』, おうふう.
プロフィール
ひとこと(趣味など)
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日本文学研究の魅力
 コーパスは,日本語研究に有用なだけでなく,国語教育,日本語教育,辞書編集,国語施策,情報処理等,様々な分野での利用が期待されるものであり,また実際,各分野での利用が進められている。
 「主な業績」に挙げた小椋秀樹・相澤正夫「現代雑誌70誌における漢字の使用実態と常用漢字表― 国語施策へのコーパス活用に向けた基礎調査 ―」(『日本語科学』(22))は,漢字の使用実態を明らかにするだけでなく,その結果を基に,常用漢字表見直しの方向性について議論したものである。その後,構築途中の『現代日本語書き言葉均衡コーパス』が常用漢字表の音訓選定に利用され,国語施策の分野において実際にコーパスの活用が図られた。これは,日本語コーパスの歴史において重要なトピックと言える。
 このように研究成果が,日本語学はもちろん,他の様々な分野に広がっていくところが,コーパスやコーパスを使った日本語研究のおもしろさの一つである。