第669号

立命館文学


特集【クィア理論と日本文学―世界文学との接点を求めて】
日本現代文学とクィア理論―世界文学との接点を求めて 中川 成美
絡み合う漢詩文とエドガー・アラン・ポー
―谷崎潤一郎「西湖の月」における 酈小姐像を手がかりに
王 洋
梅崎春生「虹」論―〈パンパン〉である、ということの
揺らぎをめぐって
森 祐香里
暴力の記憶を〈語る〉ために―目取真俊「眼の奥の森」論 栗山 雄佑
動物になること、音楽になること―古川日出男『MUSIC』に
おける生命の音楽
Esther ANDREU
現実バーチャルという虚構リアル―多和田葉子『献灯使』を中心に 金 昇渊
論文
カント『道徳形而上学の基礎づけ』の研究(五)
― 第二章の研究(その三) ―
北尾 宏之
昭森社『左川ちか詩集』(一九三六)の書誌的考察
― 伊藤整による編纂態度をめぐって
島田 龍
吉田流の鷹術伝承
― 仙台藩の事例を手掛かりにして ―
二本松 泰子
陶侃出自考
― 六朝時代における「渓」再考 ―
小野 響
「顔」という仕掛け
― カズオ・イシグロ『夜想曲』論
霍 士富
室町幕府奉行人在職考証稿(4)
― 応安元年(1368)~明徳3年(1392) ― 付氏族研究(布施氏)
田中 誠
ある君主機関説論-明治の日本国家像についての私見 生田 頼孝
国際学術ネットワークと台湾の日本研究者:補論
― ESCI日本専門2誌の分析 ―
岡崎 幸司
「カタリ派教会」像の再検討 小田内 隆
第669号掲載論文要旨