第698号
花﨑育代教授退職記念論集
序
遠藤 英樹
花﨑育代教授 略歴・主要著作・論文目録
出来事とフィクションをつなぐ
――歴史小説をめぐる雑考――
金子 明雄
泉鏡花「外科室」試論
――「読者」の欲望という観点から
禧美 智章
石川啄木における〈望郷〉と〈都市〉の表象
――短歌と『ローマ字日記』を中心に――
松下 浩幸
知識人の肖像――夏目漱石『行人』試論
石原 千秋
物語が世界をおおう
――「小説の筋」論争と中里介山『大菩薩峠』
紅野 謙介
嘘と狂気
──谷崎潤一郎「白昼鬼語」のフィクショナリティ──
日高 佳紀
森鴎外「寒山拾得」における宗教と論理
須田 千里
吉屋信子「燃ゆる花」『暴風雨の薔薇』と柳原白蓮、村岡花子
久米 依子
佐々木指月の妻トメのアメリカ
――雑誌『婦人界』(一九一八)への寄稿を中心に
堀 まどか
昔の記録と青い玉
――中條/宮本百合子「津軽の虫の巣」論
池田 啓悟
『報知新聞』学芸欄の成立
関 肇
クラルテ運動の光と影
――雑誌『種蒔く人』の国家論/文学論
内藤 由直
加藤武雄『久遠の像』を形作るもの
――ダンテ・ショパン・蕗谷虹児――
鬼頭 七美
小林秀雄「飴」論
――現前化した〈他者〉との乖離――
佐々木 梓
草野心平・原理充雄の坂本遼宛書簡が告げるもの
――詩集『たんぽぽ』の刊行とその周辺――
大橋 毅彦
夢野久作「死後の恋」にみる
恋物語
(
ロマンス
)
――「私」なるものをめぐって
西川 貴子
内田百閒「影」論
――『文学時代』の「尖端」を逸脱する――
松原 大介
リアリズムの性別
――新築地劇団・山本安英主演「女人哀詞」をめぐって
小平麻衣子
横光利一「鞭」論――「習慣」が象る心理
八原 瑠里
堀辰雄、遠藤周作の書棚とフランソワ・モーリアック
『蝮のからみあい』
――〈読書場〉のなかのテクスト
渡部 麻実
貯蓄考
――織田作之助の小説をめぐって――
佐藤 秀明
織田作之助『動物集』の草稿
斎藤 理生
石川淳「おとしばなし」と黄表紙
宮内 淳子
一九五一年「アンリ・マチス展」と文学者
――新聞メディアを視座として――
鈴木 美穂
大岡昇平「女中の子」
――「私」の〈苛立ち〉をめぐって――
谷川 直美
堀田善衞『スフィンクス』はなぜ書かれたか
──アジア・アフリカ作家会議との関連から
竹内栄美子
村上春樹『蛍』小論――蛍の放つ弱い光の叙情性――
山﨑眞紀子
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日比 嘉高
第698号掲載論文要旨