JASRAC寄附講座
〜クリエイティブな現場からコンテンツのプロデュースを考える〜 |
これまで、クリエイティブの現場で活躍する方々を講師に迎えてきた本講座。今回は少し視点を変え、著作権管理事業を通じてコンテンツの流通促進を下支えしてきたJASRACの北田氏を講師に迎えた。著作権管理に関する歴史・法律や実際の管理事業などが北田氏の経験を交えながらわかりやすく解説され、普段は意識することが少ないが、今や日常生活に密接している著作権の問題について、知識を深める機会となった。 冒頭で北田氏は「昔は著作権は事業の邪魔だと思われていた。そんな中で、カラオケ屋を1件1件回って2000円〜3000円を徴収して回った」と地道な作業を続けて著作権管理を行っていたエピソードが語られた。そのような地道な努力を通じて、制作者の著作権が守られ、今日のコンテンツ産業の発展につながっている。 また、日本の知的財産推進計画、著作権管理事業に関する歴史や法律などについて語り、その中でJASRACが果たしてきた役割が明確にされた。さらに、現在著作権管理上の大きな問題となっているネットワーク上でのコンテンツ流通について、様々な権利や問題点をわかりやすくまとめて説明した。また違法利用対策として、JASRACが監視システムを開発して運用していることや、具体的な事件を例に法的な手段を駆使していることを紹介した。 当日配布レジュメ (PDF形式・約11KB) |
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