2015年度 音楽関連団体共同寄附講座

エンタテインメント・ビジネス産業論

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 音楽関連団体共同寄附講座とは

 一般社団法人コンサートプロモーターズ協会

 一般社団法人日本音楽出版社協会

 公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター (五十音順)の寄附金によって運営されています。

 産業社会学部とは

 

 1965年の創設以来、社会のアクチュアルな問題を総合的視野から解明し、実証的な調査や分析の力を養うことを重視しており、より複雑になった現代社会の諸問題を、社会学を基礎として経済学やその他の社会科学を統合した統合的な観点から解明すること、「学際性と専門性を兼ね備え、積極的に社会に働きかけて社会問題を乗り越えてゆく人材を育成する」ことを目指しています。

 産業社会学部が対象とするテーマは環境、都市、メディア、文化、エンタテインメント、スポーツ、家族、福祉、子どもと多種多様。産業社会学部では、日々変化する現代の課題に対して、学問領域を越えてアプローチし、アクティヴに学んでいます。

 一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、一般社団法人日本音楽出版社協会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3団体の寄附から成り立つ講座です。

 2004~2008年度のJASRAC寄附講座の後継講座として、2009年度より、音楽関連団体様のご寄附により音楽関連団体共同寄附講座が開設され、本年度で7年目となります。

 JASRAC寄附講座より講座運営にご尽力いただいた反畑誠一氏(音楽評論家)の後任として、2014年度より新たに三枝照夫氏(元ビクターエンタテインメント株式会社取締役会長、株式会社フリーダム代表取締役)を客員教授に迎え、三枝氏のコーディネートにより、エンタテインメント・ビジネス産業界の最前線で活躍されている方々をゲスト講師として招聘する、リレー形式の講義です。

 講座概要

講座名 :エンタテインメント・ビジネス産業論

 

開講日時:金曜日 3限(13:00~14:30)

開講場所:立命館大学 衣笠キャンパス 以学館4号教室

 

担当教員:三枝照夫 (株式会社フリーダム 代表取締役 / 立命館大学 産業社会学部 客員教授)

     粟谷佳司 (立命館大学 産業社会学部 准教授)

 

開講学部:産業社会学部・映像学部 2回生以上

     他学部 3回生以上

     他大学・京カレッジ受講生(大学コンソーシアム京都 単位互換科目)

 

オンラインシラバス:http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/gaku/onlinesyllabus.htm

 

 エンタテインメント業界の中で、上り調子の業界もあれば、右肩下がりの業界もある中、それぞれの分野で活躍している方々を講師とし、好況、不況の原因を探っていき、その対策を業界の方々と共に考えていく1年とします。

 日本のエンタテインメント業界で大きなシェアを誇ってきた、音楽業界が苦戦を強いられています。この中でも、レコード業界とコンサート業界では、前者は頭打ち、後者は伸張率が著しい、と対照的です。また、放送市場も2500億弱と伸び悩んでおり、編成されている番組も音楽からバラエティものへと、ここ数年変化しています。音響機器市場は1兆1000億規模とこちらも縮小傾向であり、大きくは家電不況が一因です。映像機器では4K・8Kと巻き返しを図り、音響機器では、ハイリゾルーションコンポ等で再生をかけた戦いが始まっています。演劇業界の産業規模は具体的な数字では不透明ですが、小劇場を中心に活況を呈しています。そして、あらゆるジャンルで、スター不在が叫ばれており、今回は、出役(演者)の方にも講義をお願いし、スター育成についても語ってもらう予定でいます。

 2015年前期は、第1に音楽業界について深く考え、2番目にそれを取り巻くメディア(放送、新聞、雑誌等)との関連、3番目は様々なエンタテインメント・ビジネスについて講師を揃えてゆきたいと考えています。

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