城尾 聡子(2008年度留学)
さて、1月20日からspring semesterが始まりました。
新しい学生も入ってきて、活気づいています。
さて、このセメスターで私が選択した科目は、
@ウーマンズスピリチュアリティコース:Arisika Razak教授の Womanist-Feminist Worldviewsと
Aインテグラルヘルススタディコース:Mike Denney教授の Advanced Concepts in Integral Health Sciencesです。
あとは
Bインデペンデントスタディとして、 Arisika Razak教授の指導のもと、
アメリカの周産期病院の死産児のケアについて調査することにしました。
今日は、@ウーマンズスピリチュアリティコース:Arisika Razak教授の Womanist-Feminist Worldviewsについて、 今回書くことにします。
この授業は、本当におもしろい!
半端じゃないくらいリーディングが多くて有名なクラスですが。
後期に入って、全部読まなくてもポイント読みをするという裏技??を覚えてなんとか、クラスについていっています。 この授業はアフリカンアメリカンの女性であるアリジカ教授が選んだトピックについて、事前にリーディングをし、 その後、少し講義を聴いて、ディスカッションという形式が取られています。
ここでのトピックはジェンダー、人種、階層、セクシャルアイデンティティ、レズビアンについてなどです。 アフリカンアメリカンやラテン、アジア、北アメリカ、地中海エリア、ヨーロッパなどのそれぞれの歴史、 文化的視点から書かれた様々な論文を読んでアメリカだけではなく、 広い視点でそれぞれの文化の中での女性の生き様を垣間みられる授業です。
特に、私が考えさせられたのは第2次世界大戦中にサンフランシスコに住んでいた日本人が 強制キャンプに収容されていたときのissei(一世)、nisei(二世)、sannsei(三世)という詩です。 恥ずかしながら私はこの強制キャンプのことをここにくるまでほとんど知りませんでした。 灼熱の砂漠地帯の強制キャンプ収容所で日本人が大勢亡くなっています。 その中で書かれた詩です。 女性の書いた詩はこのつらい環境のなか、数世代にわたっての内側からの視点で書かれていて。 まっすぐに繊細にそして力強く書かれていて大変印象的でした。
クラスの構成は私を含めて日本人が二人と教授はアフリカンアメリカン。 他の生徒はみんな白人という構成で、ジェンダー、人種、階層、セクシャルアイデンティティ、レズビアンについての 討論は非常に面白いです。 CIISのウーマンズスピリチュアリティのクラスは大変パワフルで、 内容も豊富なのでもっといろいろクラスを取りたいなと思う今日この頃です。
立命館大学応用人間科学研究科