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クラスター(演習)について

●対人援助学領域

「人間形成・臨床教育」クラスター
「心の教育」とは何か?そのあるべき姿を探る
 第一に「心」とは何かという、心の構造分析にかかわります。教育学はもとより、哲学、心理学、精神医学、人類学、宗教学など多様な諸科学の知見をベースに「心」の理論的分析をおこなうと共に、実践的分析もおこないます。  第二はあるべき「心の教育」の探究に関わる部門。家庭内の育児やしつけ、学校における生活指導・道徳教育・宗教教育、心の教育の比較文化的視点などを取り上げます。

「障害・行動分析」クラスター
「障害」のある個人に対する総合的対人援助を研究
 広義の「障害」を持つ個人を対象に、各個人がより十全な生活を送れるようにすることを目標とします。諸活動を可能にするための教育・訓練プログラムの作成とその実践(教授的アプローチ)、障害をもちながらも先送りすることなく社会参加を可能にする援助機器や人的援助システムの設計・設定(援助的アプローチ)、それを環境に定着させるために周囲に要請する作業(援護的アプローチ)の3つのアプローチをもとにして研究・実践していきます。

「家族機能・社会行動」クラスター
家族機能障害と社会病理について研究
 現代の家族が抱えるさまざまな機能障害を、社会行動学的、臨床社会学的な観点から総合的に明らかにします。  家族関係の動態や社会病理を把握するための基礎理論と技法、家族療法についての基礎理論、臨床社会学的アプローチ、社会的相互作用過程分析、社会病理についての基礎データ分析手法、ジェンダー・アプローチなど、具体的な事例分析を通して学習します。

「発達・福祉臨床」クラスター
「人間発達の時期に対応した発達援助や福祉的ケアのあり方を研究する」
 乳幼児期、学齢期、青年・成年期そして高齢期といったさまざまなライフサイクルのそれぞれの発達段階で直面する「人生の発達的危機」やライフイベントとはいかなるものかを理解し、その発達援助や福祉的ケアのあり方を解明していくとともに、そこで要請される実践的な援助技術研究のあり方や方法論を研究します。  特に、母子関係、発達相談、福祉ケアなどの問題を人間発達の諸理論や援助方法論と関わらせて検討していきます。


●臨床心理学領域

「心理臨床」クラスター
「心の苦悩に寄り添いながら、その解決の道を模索する」  様々な心理的問題をかかえた人々に対するアセスメントや個人的・集団的治療・援助の実際に触れながら、臨床心理学の基本問題、技法、事例などについて、各担当者の専門性(病院臨床、教育臨床、文化・社会臨床など)を生かして研究します。 また教員相互、院生相互の研究交流を通して、自らの心理臨床実践の専門性や問題意識を深めていく場として位置づけます。

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立命館大学応用人間科学研究科