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はじめまして。
立命館大学応用人間科学研究科 対人援助領域 修士課程2年の城尾聡子と申します。

2008年8月からCalifornia Institute of Integral Studies (CIIS)に交換留学生として留学しています。
これから留学記を書かせていただきますのでよろしくお願いいたします。

8月 CIIS にて授業開始
サンフランシスコ
サンフランシスコ
グレース大聖堂
グレース大聖堂

CIISへの交換留学生3期生としてサンフランシスコに到着しました。
想像したよりもやや朝晩は冷えこみがきついです。
長袖は必需品!

時差ぼけが1週間は抜けず。
3時とか4時に目が覚めて昼間は眠くなる毎日。

1週間でようやく体が慣れてきました。7時間の時差は結構きつかったです。とはいえ、秋セメスターは8月21日から始まるので時差ぼけも気合いで乗り越えました。

交換留学生としては9ユニット以上を1セメスターで選択することとなりました。

 

私の選択したクラスは……

Integral Health studies のコースの
①Mind/Body Approaches
②Ethics of the Healing Relationship

Women's spiritualityのコースの
③Peace in our Hands: Rosen method
④African Black Mother/Black Madonnas

の計4つのクラスです。

今日は、 IHL(Integrative Health Studies)6600,Mike Denney教授のEthics of the Healing Relationship の授業を紹介しようと思います。

このクラスは科学技術の著しい発展(例えば生命維持装置の問題や臓器移植や遺伝子技術)に対応してヒーリング理論を捉えなおすこと。
そして、ヒーリング関係のルーツを深く探り、逆説的な理論の中から本質的なアプローチの調和を探求していくことを目的としています。(Discription cource contentより)

初日はとても緊張。
しかも、MAコースのみんなはすでにHealingについての授業をいくつか取っていて、Healingの中の特に何を勉強したいのか細かく決まっていました。受講者は、難病患者の支援をしている人や、ヨガの先生、ホスピスで働いている人や保険会社で働いていた人など様々。
それぞれがHealingに対して独自の焦点の当て方をしていて学生同士で話すだけでも大変興味深く、貴重な経験でした。
授業時間の3時間のうち、講義がほとんどですが、生徒の疑問点があるとそこから討論になります。

また授業では新聞記事が話題になることがよくあります。
TVや新聞やネットでこの授業に関する情報収集をしておくことも重要になります。
アメリカの保険システムや臓器移植、医療過誤など様々な問題についての倫理について毎回深く考えさせられました。

また、実際にヘルスケアカウンセラーとしての実践的なロールプレイを通して、実践能力を養っていきます。

Mike Denney教授はハーモニカが得意で授業の前にハーモニカ演奏をして、生徒にヒーリングの時間を与えてくれたりします。
初日には私が日本人ということで日本の歌「枯れススキ」を歌ってくださいました。
(残念ながら私はこの歌を知らなかったですが。)

9月 CIISでの学生生活
ドローレスパーク公園にてハイキングしました。(滝野先生と宮澤さん)
ドローレスパーク公園にてハイキングしました。(滝野先生と宮澤さん)
掲示板
掲示板
うどんロール
うどんロール

CIISでの学生生活が1ヶ月を過ぎました。
今日はここでの学生生活について紹介しようと思います。
場所はmission 10hでダウンタウンに非常に近いところにあります。街中のビルディングです。

まず留学生のサポートについて

慣れないうちは、インターナショナルアドバイザーであるJodyさんが生活のこと、学校のことについて全てに丁寧に相談に乗ってくれて非常に助かりました。日本人の学生もCIISには7人ほどいます。
生活について、勉強の仕方、サンフランシスコの情報など本当に親切に教えてくれました。英語ではどうしても細かいところまで伝えられないときも大きな力になってくれました。

CIISには外国籍の学生のコミュニティがあります。ミーティングでいろいろなことを決めたり、秋セメスター開始時はウェルカムパーティも開いてくれました。インドやイスラエル、香港や、オーストラリア、カナダなど世界中から生徒が集まっています。ときどき公園でハイキングをしたりもします。留学生ならではのいろんな悩みがあってこのコミュニティの中で友達もできます。

学生たちは学外でも活動している人が多く、いろいろな話がきけることは大変有意義です。いろいろなイベントの告知やワークショップも積極的に開かれています。カフェにいろいろな告知が掲示されていて、学校の枠を超えて興味のある分野をより深められると思います。

次にCIIS内にあるカフェについて。

在籍中に必ずみんながカフェにお世話になると思います。ここはベジタリアンのカフェで全てオーガニック食品を使用しています。またお皿やフォークやナイフは全て植物性の原料から作られていてリサイクルができます。さすがエコロジーのサンフランシスコといった感じです。

変わったメニューにうどんをのり巻きで巻いた「うどんロール」というものがあって、アボガドが芯になっている。 CIISにきたらぜひお試しあれ!

10月 日本からのプレイバッックシアターのグループがやってきました。
プレイバックシアター後に撮影(10/2008)
プレイバックシアター後に撮影(10/2008)
Beverly Rubik教授とクラスメイト
Beverly Rubik教授とクラスメイト

10月10日。
今日はCIISに日本からのプレイバッックシアターのグループがやってきました。

Namasute hallにてランチタイムにプレイバックシアターを見学しました。
授業以外にこうしたイベントは学内のホールでよく開かれています。

日本のグループが英語と日本語を混ぜて見事に即興劇を演じます。
日本で行われたプレイバックシアターを見たことがありますが、アメリカ人の話すエピソードに日本人グループが日本語を交えて演じることは非常に新鮮な感覚でした。
また最後に、日本人のグループにアメリカ人の学生が2-3人入り、一緒に1つのテーマについて演じる場面がありました。
言語こそ異なっているものの、言語や文化を超えて分かちあうものがそこには確かに存在していました。

今日はIntegral Health studies のコースのMind/Body Approachesのクラスについて少し書いてみます。
この授業は週末の集中授業なので、少々ハードでしたが、Beverly Rubik教授の体と心のアプローチは非常に印象的で興味深いものでした。

授業中に瞑想やヨガを実際に行い、それが生体自己制御にどのように影響を与えるかを実際の実験装置を使用して科学的に解明していきます。
脳波や血圧や脈拍を実際のスクリーンでみながら測定値の変化と本人の主観的変化、自律神経の働きなどをみていきます。この授業を通して自分自身の体と心と魂は1つの調和を保っており、人間を全体として統合したケアの提供の必要性を強く考えされられました。

11月 アメリカに来て3ヶ月が過ぎました。
ハロウィンイメージ
ハロウィンイメージ
オバマ氏
オバマ大統領の号外新聞

10月下旬は全部で30枚近くのミッドタームレポートやプレゼンテーション追われ。
英語の論文と格闘するのは本当に大変でしたが。
ハロウィーンまでに無事終了し、めでたく11月に突入しました!

アメリカのハロウィーンは最高に盛り上がっていました!
ジャックランタンをCIISのカフェで作ってから友達と街にくりだしました。
ハロウィーンの起源は、カトリックの 万聖節の前の晩に行われた伝統行事にさかのぼり、、ケルト人の収穫感謝祭がカトリックに取り入れられたものとされています。
ジャックランタンはもともとアイルランド地方では蕪を使っていたらしく、アメリカに入ってきて黄色いカボチャに彫刻を施すようになったようです。
街は仮装の人々であふれかえっていて、普通にバナナの着ぐるみやウサギのおじさんやツタンカーメンなどが歩いていて、普通の服で歩いている自分に恥ずかしささえ覚えました。
負けずに魔女に変装して通りを歩いてみました!
お年寄りから子供まで誰が誰か分からないくらい変装されていましたが、みんなとりあえずハッピーハロゥーンと叫びながら金融危機も何のその?!
アメリカ人のTake it easyな気質にはいろんなものを吹き飛ばすパワーを感じました!

さてここで、今日11月4日USAの大統領はオバマ氏に変わりました!
オバマ大統領の号外新聞を買いました!
授業の中でもこの大統領選挙の注目度は高く、この時期いつも政治論争になっていきました。
私はついていけませんでしたが。
とにかく盛り上がりはここに書き尽くせないほどでした。

この記念すべき日にCIISの授業の紹介をしましょう。
このクラスは4日間の集中講義で、外部からの参加も可能なので幅広い層の人が集まります。

このクラスの名前はPEACE IS IN OUR HANDS:ROSEN METHOD BODYWORKという授業です。
これは、Women's spiritualityコースの中の1つです。
ローゼンメソッドという方法を使って、クライアントにタッチをしていきます。
そのタッチは、呼吸、脈拍、横隔膜の動き、筋肉の緊張の具合に集中しながら本人の過去のトラウマや記憶を身体感覚から少しずつ解放していきます。
専門の講師の方が4人こられて、まず、実際にクライアントとして学生に体験させてくれます。

背中から始まって、呼吸と横隔膜の動きや体の筋肉の緊張の具合に注目する。タッチに対して体が反応する。
やがてそのタッチからわき上がってくる今まで無意識であった感情にも焦点を当てていく。
背中。なんともいえないあたたかく、優しいタッチに包まれる。
人にはタッチに対して敏感なポイントがあるようです。

それは私にとって顔でした。
顔を触られたとたん、涙が溢れ出ました。
優しい温かい手。母や祖母のことを思い出す。
小さいときにこうして温かく顔を包まれた身体感覚が戻ってきたのでしょうか。
いきなりすっと引き込まれました。いろんな感情が湧き出てきました。
普段は気にもとめなかったような感情がまるで泉から水が湧き出るかのように次々とわき起こってきました。
涙が止めどなくあふれ、緊張の糸がプチンと切れたようでした。

プラクティショナーの手は温かく、優しく、そして何より全ての感情を包み込んでくれる 安心感がありました。

ローゼンメソッドを実際に体験して、自分の潜在的な身体感覚の存在を初めて強く自覚しました。
― 体は覚えている。必ず覚えている。脳が忘れようとしていても、体は覚えている ー
だからこそ、身体の感覚が脅威にさらされるような出来事を世の中から排除したいと強く感じました。
また、一旦身体感覚として記憶されてしまった恐れや不安などを解放することができる1つの方法としてタッチは大変有効な方法であることをあらためて強く感じました。

1月 spring semesterが始まりました。
ウーマンズスピリチュアリティ
ウーマンズスピリチュアリティのクラスはクラスの中心に女性的なシンボルを置いて、周りを生徒が囲みながら授業を受けます。
絵
ウーマンズスピリチュアリティのクラスを受ける壁にかかれている絵

ご無沙汰していました。
12月は、冬休みがありましたからお休みさせていただきました。
その分、滝野先生のパワーあふれる報告を読んでいただけたかと思います 。

さて、1月20日からspring semesterが始まりました。
新しい学生も入ってきて、活気づいています。
さて、このセメスターで私が選択した科目は、
①ウーマンズスピリチュアリティコース:Arisika Razak教授の Womanist-Feminist Worldviewsと
②インテグラルヘルススタディコース:Mike Denney教授の Advanced Concepts in Integral Health Sciences
です。

あとは
③インデペンデントスタディとして、 Arisika Razak教授の指導のもと、アメリカの周産期病院の死産児のケアについて調査することにしました。
今日は、①ウーマンズスピリチュアリティコース:Arisika Razak教授の Womanist-Feminist Worldviewsについて、今回書くことにします。

この授業は、本当におもしろい!
半端じゃないくらいリーディングが多くて有名なクラスですが。

後期に入って、全部読まなくてもポイント読みをするという裏技??を覚えてなんとか、クラスについていっています。この授業はアフリカンアメリカンの女性であるアリジカ教授が選んだトピックについて、事前にリーディングをし、その後、少し講義を聴いて、ディスカッションという形式が取られています。

ここでのトピックはジェンダー、人種、階層、セクシャルアイデンティティ、レズビアンについてなどです。アフリカンアメリカンやラテン、アジア、北アメリカ、地中海エリア、ヨーロッパなどのそれぞれの歴史、文化的視点から書かれた様々な論文を読んでアメリカだけではなく、広い視点でそれぞれの文化の中での女性の生き様を垣間みられる授業です。

特に、私が考えさせられたのは第2次世界大戦中にサンフランシスコに住んでいた日本人が強制キャンプに収容されていたときのissei(一世)、nisei(二世)、sannsei(三世)という詩です。恥ずかしながら私はこの強制キャンプのことをここにくるまでほとんど知りませんでした。灼熱の砂漠地帯の強制キャンプ収容所で日本人が大勢亡くなっています。その中で書かれた詩です。女性の書いた詩はこのつらい環境のなか、数世代にわたっての内側からの視点で書かれていて。まっすぐに繊細にそして力強く書かれていて大変印象的でした。

クラスの構成は私を含めて日本人が二人と教授はアフリカンアメリカン。他の生徒はみんな白人という構成で、ジェンダー、人種、階層、セクシャルアイデンティティ、レズビアンについての討論は非常に面白いです。 CIISのウーマンズスピリチュアリティのクラスは大変パワフルで、内容も豊富なのでもっといろいろクラスを取りたいなと思う今日この頃です。

2月
あじさい
あじさい
スポンジ
スポンジ
アーティチョークアーティチョーク

家の近くにあじさいが咲いていました
サンフランシスコは桜と梅とあじさいがいろんなところに咲いていて、どの季節か分からなくなりますが。今は春になるというところです。

みなさんお元気ですか。

修士論文書けたよとか口頭試問終わったよとメールをくれたM2のみなさん。
ありがとう!
来年は我が身と思いながら応援していました。お疲れさま。
あっという間に2月になりました。早いですねー。

2月はバレンタインがあって。ルームメイトのアンドレアにはお花が届いていました。
アメリカのバレンタインは日本とは逆で、男性が女性にディナーをごちそうしたりお花を贈ったりします。いいですねー。

でも、花にもいろいろな意味があって。黄色いバラは友情の証。白いリリーはお葬式によく使われたり。オレンジのマリーゴールドは祖先にお供えする花だったりします。意外にアメリカ人の女の子はよく知っているので男性は知らないと黄色いバラを送ったりするんですよね。

今日は、日常生活編にしますね。
つい1ヶ月前に引っ越して、今はアメリカ人の写真家の女性と二人でルームシェアしています。年も近いせいか彼女はいろいろ教えてくれて、何より日本人なみにきれい好きですごく素敵な女性です。彼女は一度、日本に行ったことがあるのですが日本の買い物がよほど楽しかったらしく。ダイソーで買ったスポンジをかわいくて使えないと、大事にとっていたりします。笑。

彼女はどこで買い物したらよいかとか、アメリカ料理、サンフランシスコスラングなどを教えてくれたり本当にリアルアメリカを感じられる毎日です。私がびっくりしたのは、アメリカの料理って簡単そうで奥が深い!おいしく作るのは結構大変です。 Deviled eggはかわいくておいしいので私のお気に入りです。 SFにいる間にアメリカン料理をマスターしようとたくらんでいる今日この頃です。

アーティチョーク!タケノコみたいな味?!がします。

3月
講義の様子
講義の様子
講義の様子
ヨセミテ公園の写真
ヨセミテ公園の写真
ヨセミテ公園の写真ヨセミテ公園の写真

いよいよ3月ですね。早いもので、サンフランシスコに来て7ヶ月たちました。
あっというまですね。

さて、今日は3月8日から15日まで1週間あった国際女性週間について書きます。
この1週間は毎年、3月8日に始まります。
この1週間は 女性の経済的、政治上、社会的な地位向上ためのグローバルな祝賀として重要な意味を持っています。

この1週間の記念イベントとして、立命館大学から村本邦子教授がCIISに来られて日本の女性を取り巻くさまざまな問題を自分の臨床経験に基づいた講義をされました。
2時間の講義でしたが、アメリカにいながら女性を取り巻く日本のリアルな実情を聞きたいという日本人留学生の強い希望で開催されました。
日本人だけではなく、アメリカ人の学生も興味深く耳を傾けていてアメリカと日本の実情の違いや、女性をサポートする体制の日本の遅れに驚いている様子でした。
私にとっても非常に興味深く、自分自身がエンパワーメントされたよい経験となりました。

3月22日。

M2の仲間たちは卒業式ですね。
修士の2年間は本当にあっという間にたちますね。
この2年間、いろいろ語り合える友達がいっぱいでき、尊敬する人に多く会いました。
みんなの修了式には出られませんが仲間に心からお疲もこめておめでとう!と言いたいです。
こちらの授業で素敵だなと思った言葉。
"What am I is most important thing "

それぞれの分野で、それぞれの仕事でこれからも自分らしくしなやかに、そして力強くいきましょうよ。
そして、たまにはまた集まって支えあえたらいいなと思います。
これからもよろしくね。

-旅立つ仲間へ-。

3月12日にミッドタームのプレゼンテーションが終わって。15日にヨセミテ国立公園に行ってきました。
みんなにヨセミテの写真を送ります。
忙しい仕事の合間にこの写真で癒されてください。

4月
フィールドワーク お世話になったアジアンヘルスサービスのTuiさん
フィールドワーク  お世話になったアジアンヘルスサービスのTuiさん
ミッドワイフでチャプレンのSala いろんな話をしてくれました。
ミッドワイフでチャプレンのSala いろんな話をしてくれました。

あっという間に8ヶ月経ちました。残る授業もあと1ヶ月です。
早いなあ。本当にあっという間でした。

今回はインディペンデントスタディについて書きます。このクラスは、自分で教授に研究計画書を書いて申し込んで、自分のやりたい研究テーマを絞っていって20枚のレポートを書いて最終的に提出するという完全自由スタイルのクラスです。

このクラスを取る動機になったのは、アメリカのチャプレンシーサービスに興味があったからです。チャプレンシーサービスとは、特にターミナル期にある患者さんにメンタルサポートをしたり、コードブルー(病院で人が亡くなるときや急変があったときに鳴らす緊急ベル)の呼び出しがあるとその部屋に出向いて、家族や患者さんをサポートする専門的な仕事です。アメリカには本当にいろんな人種が住んでいるので、様々な宗教をそれぞれに持っていて、その背景にはいろんな文化があります。それ故に、病院で人が産まれるとき、死ぬとき、その人種によっていろいろな儀式があったりします。特にチャプレンは人間が死ぬとき、家族や患者さん本人に寄り添い、死を受け入れていくサポートをする役割を果たしています。

私の取っていたクラスのインテグレィテブヘルスのクラスには実際のチャプレンがいました。そのクラスメイトと話をしているうちに、日本にはまだ少ないチャプレンについて文化比較もふまえた上で少しリサーチしてみたいなと思いこのインディペンデントスタディに挑戦してみました。
週に一回、担当教員のミーティングでどのように研究を進めていったらいいかオフィスアワーで指導を受けます。まるで、日本のクラスターの先生方にオフィスアワーを取っていただいているような感じです。かなり、厳しい指導があるときもあります。こないだは週末に3つ論文と5冊の本を読んでくるように言われました。これにいかに食らいついていくのが至難の業でした。しかし、一方で自分の興味、関心がどんどん膨らんでくるので、大変充実感があります。このインディペンデントスタディを通して、多くのチャプレンやアジアンヘルスサービスのスタッフやミッドワイフに会うことができました。

結局書きたいことが多すぎて、20枚には収まりきれず35枚になってしまいましたが。。何とか無事に終えました。特にArisika教授はいつも熱心に指導してくださって、本当に充実したインディペンデントスタディになりました。

これからCIISに留学される方は修論のテーマに関連することを、このクラスでリサーチするのも面白いと思います。

5月
サンフランシスコの写真
サンフランシスコの写真
サンフランシスコの写真

今月で授業も終わりになります。あっという間の10ヶ月でした。 CIISにもやっと慣れてきて、友達もできて。帰国するのが少し寂しい気がします。

サンフランシスコに来た頃は、とても不安でどうしたらいいのか分からなかったこの留学生活も、この10ヶ月の間にいろいろ学び、考え、自分で乗り越え、自分自身を見つめ直す時間ももてて、本当に有意義な10ヶ月だったと思います。
また、自分から意思表示をしない限り相手にされないこの国の文化にも慣れてきて少しアグレッシブになっているような気がします。

先日、5月17日にCIISの卒業式がありました。10ヶ月間一緒に勉強したり、勉強だけでなくプラベートを話したり、相談に乗ってくれた友達が卒業するのを見て、感慨深いものがありました。アメリカに来て、本当にいろんな友達が必要とするときにとても助けてくれました。日本とアメリカ、両方の国にいろいろ話せる友達ができたのはこの交換留学のきっかけをいただいたおかげだと思っています。

今月でこの留学期は終わりですが、みなさんに最後にサンフランらしい写真をプレゼントします。では!

サンフランシスコの写真

城尾聡子 2009年5月31日

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