立命館大学図書館

特集:第二次世界大戦

立命館大学図書館で所蔵している、戦争に関する図書の一部を紹介します。
学生ライブラリースタッフがReviewを書きました。画像をクリックすると拡大画像が見られます。


*図説占領下の東京 / 佐藤洋一著
[書誌詳細/Detail Bibliography]

  日本の太平洋戦争敗戦は周知の事実ですが、連合軍の占領が解かれ日本の主権が
取り戻されたのはサンフランシスコ講和条約に調印された昭和27年4月28日でした。
  本書は、連合軍による土地や施設の接収という占領下という特殊な状況が生み出した、
日本でありながら、日本でない空間を豊富な資料からの分析に成功しています。
(T.S.)




*たった一発の爆弾でヒロシマ20万人、ナガサキ10万人が死んだ。 : 原爆入門・写真詩集 / 労働教育センター編集部編
[書誌詳細/Detail Bibliography]

  この本に載っているのは昔の出来事です。同じようなことが、世界のどこかで今も起こっています。
昔のこと、遠い国のことは自分に関係ない。そう思う人はこの本を開いてみてください。
過去そして現在の戦争に苦しむ人たちの声が聞こえてくるはずです。
(S.S.)




*戦争花嫁 : 国境を越えた女たちの半世紀 / 林かおり, 田村恵子, 高津文美子著
[書誌詳細/Detail Bibliography]

  戦争花嫁とは、戦後まもなく進駐軍兵士として結婚して海外に渡った日本人女性です。彼女たちは、
日本国内の差別・偏見やアメリカ日系社会からの排除に負けず、異国の地でひたむきに生きてきました。
そんな彼女たちの言葉からは、女性の強さや生きる勇気が感じられます。
(T.R.)




*国民学校の子どもたち : 戦時下の「神の国」教育 / 坪内廣清著
[書誌詳細/Detail Bibliography]

  日本の戦時教育の実態を当時子供だった方々の体験談や数多くの歴史的資料を中心にまとめています。
教育勅語、軍国主義教育、疎開、そして、敗戦と混乱。
戦時教育の中で子供たちはどのような生活を送り何を経験したのでしょうか。
「国民学校の子どもたち」の証言から戦時下の日本が見えてきます。
(Y.Y.)




*軍国のろう少年 / 白石尭美著
[書誌詳細/Detail Bibliography]

  当時、中学生であった著者の目を通して戦時下の日常生活の様子が日記というスタイルで詳細かつ
丁寧に描かれています。
厳しい時代であったにも関わらず、白石少年の文章からは全くといっていいほど暗さは感じられず、
少年らしい純朴な明るさが伝わってきます。
(N.K.)


■その他、立命館大学図書館に所蔵されている本をピックアップしてみました。 ぜひ一度手に取ってご覧ください。


*ヒロシマ万象 / 江成常夫著 *写説戦時下の子どもたち / 太平洋戦争研究会編


[書誌詳細/Detail Bibliography]

[書誌詳細/Detail Bibliography]
*学徒特攻その生と死 : 海軍第十四期飛行予備学生の手記
/ 土居良三編
*戦争未亡人 : 被害と加害のはざまで / 川口恵美子著


[書誌詳細/Detail Bibliography]

[書誌詳細/Detail Bibliography]
*あの日を忘れない : 描かれた東京大空襲
/ すみだ郷土文化資料館監修
* 15歳が聞いた東京大空襲 : 女子学院中学生が受け継ぐ戦争体験
/ 早乙女勝元編著


[書誌詳細/Detail Bibliography]

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2007.09.26更新
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