リゾート経営論
−第3回 余暇とリゾートの理論−
 
 
 
 
 
0.(討議)なぜ「シーガイア」は破綻したのだろうか(続き)
 
(1)前回グループ討議のまとめ
・経営者が宮崎しか見ていない。ターゲットが絞れていない。
ゴルフ場+プール+会議場という組み合わせが?
・プロモーションが十分でない。イメージできていない。
セグメントが不明確。大人も子どもも、では? コンセプトも不明確で、何をしたいのか不明。
・バブル崩壊以後なのに見通しが甘い。土地神話に依存
・海があるのにプールが目玉ではだめだろう。
・経営者が楽観主義、郷土意識つよすぎ。社長の「成功」体験にひっぱられた
強迫観念(「やらざるをえない」)があり、消費者に目が向いていなかった。最初からやめておくべきだった。
・話題性がない。来客数が減ったときに手を打つべきだった。取引先への情報開示が必要
・経営者が市場の変化に対応していない。国と銀行に追随している。
 
(2)コメントカードから
 #経営者の資質・責任
 
 #市場との関係
 
 #経営の見直しが必要
 
 #その他
1.そもそも余暇とはなんだろう
 
(1)なぜ「余暇」を考えなければならないか
 ・リゾートは「余暇を過ごす場」の一つである
      →余暇の本質的意義を実現する「場」としてのリゾートを構想することの意味
 
(2)余暇とはなにか
  @一般的な定義
 
  A余暇の意義
 
  B余暇の発生
 
  C権利としての余暇
    第二次世界大戦直前ごろから、余暇は「人権」の一部と考えられるようになった。
 
D余暇の条件
2.現代におけるリゾート
(1)リゾートのイメージ
 
 
(2)現代日本の「リゾート」
 
(3)そもそも「リゾート」とは
 
プレゼンテーション要項(再掲)
 
(1)進め方
 第8回〜第9回 2回生によるケース・スタディ
 第10回〜第13回 3回生以上によるビジネスプランのプレゼンテーション
 
(2)要項
 @2回生:適当なリゾート企業や地域を選び、その成立の経緯および現状と課題を紹介する。
      原則として必ず現地に行くか、具体的な資料を取り寄せること。
        ex)東京ディズニーリゾート、ハウステンボス、琵琶湖リゾート、シーガイア
          アマンリゾート、地中海クラブ
          欧米のリゾート地(ニース、スペイン、パーム・ビーチetc)
          アジアのリゾート地(バリ、グアム、ペナンetc)
 A3回生以上:自分たちのリゾートづくりビジネスプランを、この講義をふまえて考える。
        既存リゾートや観光地ののリニューアルでも、新規の開発でもよい。
         以下の項目を含むこと:戦略的なコンセプト、ターゲットとなるセグメント
                    立地、交通、地域住民や自治体、環境との関係、
                    必要なら施設計画、プロモーションプラン
                    5〜10年程度の資金計画(入場者数や客単価見通しを
                                 ふまえる)
(3)発表形態:レジュメ、投写装置、OHP、(powerpointについては検討中)を用いる。
(4)運営
常任運営委員が企画し、運営委員が交代で司会、進行、準備を担当する。
  ※一つのグループの発表に対して必ず討論班を設定し、最低でもその討論班からは意見や質
   問を提示し、発表班にコメントを求める。他の班からも意見や質問をだし、討議する。
   同じようなビジネスプランについてはまとめて発表し、一括して討議してもよい。
(5)グループの構成
  原則として4〜6人。3人はありうるが7人以上は不可。
  ※事情のある人は個人レポートでも可。事情はないがどうしてもイヤという人は減点のうえ可。
   個人レポートのテーマはグループ発表のテーマと同じ。8000字程度、締切11月末予定。
   回生の混在はみとめるが、3回生以上が多数なのに2回生枠へのエントリーは不可。
 
 
3.その他
(1)運営委員の選出
 2回生:旧基礎演習クラスから各1名
 3回生:各ゼミから1名
 4回生以上および小集団に所属しないものから1名
   この中から常任運営委員を4名選出。
(2)コメントカードについて
 出席はとらないが、毎回コメントカードを集めるので質問や意見を積極的に出して欲しい。
 講義への参加意欲旺盛な人についてはボーナス点を出します。