#21 2001年10月11日
 後期初の本格的なゼミ活動が始まりました。

タイトル:サービス・マーケティング・ミックス 「理解編」



 ●サービス・マーケティング・ミックスとは何かについてレクチャー

 ●理解するための手段として、マクドナルドのサービス・マーケティング・ミックスを分析する

 ●ラベルワーク




1.サービス・マーケティング・ミックスとは?
 
  *マーケティングとは?

  *マーケティング・ミックスとは?

   企業が標的マーケットにおいてマーケティング目的を達成するために使用する手段の配合である。一般的にマーケティング・ミックスとは、4P(?Product, ?Place, ?Promotion, ?Price)のことをいう。

  *サービス・マーケティング・ミックスとは?

   マーケティングミックスの4Pに、3つのP(?People, ?Physical evidence, ?Process)の要素が加わる。

  配布したレジュメはこちら


2.マクドナルドのサービス・マーケティング・ミックスを分析する
 各班ごとに、マクドナルドの7Pについて、ディスカッションしながら分析してもらいました。

?Product(製品・プロダクト)

a)サービス・コンセプトの検討

・安く、早く、QSC+V、いつでもどこでも同じ味

b)サービス品質の決定

・清潔(=無害)

c)サービス・パッケージの決定

・コアサービス:ハンバーガーなどの商品

・サブサービス:スマイル、清潔な店舗、おまけ、プレイランド、クーポン

d)プロダクトライン・ブランティングなどの決定

・プロダクトライン:メニュー、おまけ

・ブランティング:赤、M型アーチ

?Place(場所・流通)

<都心>

・独立型でも複合型でも集客可能

例:駅前、駅構内、百貨店内、コンビニ、繁華街→どこにでもある(=コンビニ的)

 →「早さ」を重視

<地方>

・複合型のほうがよい

例:百貨店内、ショッピングセンター内、国道沿い

→時間を気にしない。求めているのは低価格

・質より量→店舗増設拡大が望ましい

?Promotion(販売促進・コミュニケーション)

・キティちゃん→ギャルのアイドル、女子高生をターゲットに

・CM→季節限定の商品のプロモーション 例:「月見2000個」

・シャカポテ→味のバリエーションをつくることで飽きを防ぐ

←一説によると、「チキンナゲットのソースを下さい」と言う客の意見を取り入れた=wantsに対応

・セールスポイントである低価格をアピールする広告戦略

平日半額・・・ハンバーガー など  土日半額・・・チキンナゲット

?Price(価格)

・平日半額→土日祝も半額(チキンナゲット)

・巧みなセット販売

・ハッピーセット

・安さを売りにする。しかし、品質は一定レベル→お得に感じる

・これで65円は安いと感じさせることで大成功

?People(人材)

・従業員

バイト・・マニュアルで管理

社員・・・・ハンバーガー大学

・努力(がんばり次第)で評価する評価システム

→ボーナスは日本一

・戦略→日本マクドナルドは直営店

・どこでも同じ言葉→サービスに統一性

・スピードを生み出す組織

・組織的な人材配置→忙しければ手伝いにいく

・セルフのようでセルフでない

・ターゲットは子供中心

→禁煙ゾーンの設定

・安心感・信頼性

?Physical evidence(物的環境要素)

・看板(大きくてわかりやすい)

・ハッピーセットのおもちゃ

・キャリアによって違う制服→ESにつながる

・セットのキャラクターにあわせたパッケージ

・1時間ごとにトイレの清掃→QSC+V

・ドライブスルー

・空調はお客様に聞いて調節→お客様を第一に

・機械などは従業員が動きやすいように配置→仕事の効率化、Productの質の向上

・クーポン券やクレーム対応としての無料券→リピーターのきっかけ

・プレイスポット

・若い世代(子供にも)あわせたデザイン

・おつり

・月刊誌

?Process(提供過程)

・従業員の活動がマニュアル化(=標準化)

→早くできる→便利で手軽

→品質(味など)が一定(海外でも変わらない)

→ドライブスルー

・全部自分で選べる→注文してから商品を受け取るまでの時間が短い

・ブランドイメージができあがっているので、顧客に安心、信頼、活動への参加


 
3.ラベルワーク