02.06


2023

1年間キャンパスアジア・プログラムを体験して〜CAPに興味がある新入生へ〜

飯田 沙蘭(7期生)

1年間キャンパスアジア・プログラムを体験して〜CAPに興味がある新入生へ〜

飯田 沙蘭(7期生)

みなさんこんにちは。キャンパスアジア・プログラム7期生の飯田沙蘭です。

 私は1年前のこの頃に立命館大学への進学を決め、CAPの存在を知り興味を抱いていまし。しかし募集が入学前になっており、CAPについての情報が少なくどのようなことができるのかとても不安になっていたことをよく覚えています。

そこで今回はキャンパスアジア・プログラム(通称:CAPキャップ)について、参加している学生視点からどんな留学プログラムなのか紹介したいと思います。

 

なぜCAPを志望したのか

 私は高校1年生のときに父の転勤の関係で、1年間中国の上海に在住していました。私は日本人学校に通っていましたが、学校主催の国際交流を通して東アジアの教育格差について特に中国と韓国に興味を持つようになりました。教育格差は日本・中国・韓国それぞれの国で共通している問題であり、より詳しく知るためにはCAPに参加することで体験しながら日中韓について学ぶことができると考え志望しました。

 

1回生の間はどんなことをするのか

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 1回生の間は主に学部の授業に加えて、留学の準備となるCAP生限定の授業があります。具体的には、朝鮮語・中国語・キャンパスアジア演習の3つの授業を受けました。

まず朝鮮語・中国語の授業では必修と同様に既修者クラスと初修者クラスに分かれて学習します。いずれも少人数の授業になるので、教師と生徒の距離が近くかつ必修の授業とは異なり、より実践的な内容を学習することができました。

キャンパスアジア演習では、留学先に関する内容について学習しました。例えば春学期は主に韓国全体に関する内容(政治等)や中国広州市に関する内容を専門としている先生方が直接指導していただきました。また、キャンパスアジアの留学生と各国の教科書の比較を行いディスカッションを行うなど、CAPでしかできないような交流も行われました。秋学期では留学先に関することについて個人発表を行い、それぞれの国に対する知識を深めました。さらに現地にある大学の日本語を履修しているクラスともオンラインで交流し、より実践的に中国語・朝鮮語を学習することができました。

 

中国語・朝鮮語ともに学習したことがない人へ

 よくこのプログラムに参加していることを話すと、「中国語・朝鮮語どちらも勉強したことがないから自分には無理だ」と言う人が多いです。確かに一度に2ヶ国語も勉強するのは大変な面もあります。ですが、案外そこまで難しくないということが私の正直な感想です。どちらも日本に近い国の言語なので文法・発音・単語など似ている面があります。私は朝鮮語は初修でしたが、一度ハングルを読めるようになると、文法は日本語とほぼ同じなのですぐに朝鮮語が身につきました。春学期には文字の読み書きから初まり、秋学期にはテストで200字も文章を書けるようになりました。中国語・朝鮮語どちらも初修者のCAPのメンバーも、入学したときに勉強を初めて半年でHSK3級・TOPIK2級を取得している人もいました。

 

CAPに参加したいと考える学生へ

 CAPは入学すると同時に始まります。2カ国も留学するので、自らが考える以上に忙しかったり、周りと少し違う点が生じたりするので在学中は大変なことがいっぱいあるかも知れません。ですが、それ以上に得られるものは大きいと考えています。特に2年もかけて中韓について学習できるのはこのプログラムだけであり、東アジアで生きる我々にとっては非常に貴重な経験になると思います。

 また、「中国だけまたは韓国だけ興味があるから参加したい」ではこのプログラムに参加するのは厳しいと思います。「中国・韓国どちらにも興味があって、こういうことをしたい、そのためにCAPに参加したい」ということを自分の言葉で説明できれば書類選考でも面接でも通用すると思います。

 ぜひCAPに参加して、みなさんと共に中韓留学できる日を一先輩として楽しみにしています。

 

 最後に、CAPについてどのようなプログラムか理解していただけましたか?私たち学生はもちろん、CAPの担当していただいている先生方や事務員の方もみなさん優しい人がたくさんいます。もしCAPについて何か知りたいことがあればいつでも相談してください。

 多くの人にCAPについて興味を持っていただければ幸いです!

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