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2018年度の春セメスター授業が始まりました!

2018.04.06

2018年度の春セメスター授業が始まりました!

昨日までの新入生オリエンテーション期間が終了し、本日よりいよいよ2018年度春セメスター授業が始まりました(昨年度まで「前期・後期セメスター」と呼んでいた授業期間が、今年度より「春・秋セメスター」と呼ぶようになりました)。

昨年の授業開始日は桜が満開でしたが、今年はほとんどの桜が散り、更に久しぶりの本格的な雨。キャンパス内はたくさんの色の傘で急ににぎやかになりました。

新入生にとっては初めて受ける大学の授業。映像学部1回生も出席している授業を少しのぞいてきました!

映像学部の専門基礎科目(「アート」「ビジネス」「テクノロジー」の3つの領域を包括し、映像分野において素養となる知識を学ぶ科目)である「色彩学」(担当:松田博子先生【写真】)は、私たちの生活環境の中で、色彩が如何に重要な役割を果たしているかを、多角的な視点から考察することを目的とした抽選科目の授業です。

この科目を受講した多くの学生からは、例年「『色彩学』はすごく映像制作に役に立ちました」「授業がとにかくおもしろい」という声をたくさん聞きます。第1回目となる今日は、先生の自己紹介や15回の授業の流れなどについて説明があり、早速「色彩の世界」をのぞくことができるワークなどもあり、盛りだくさんな内容で、取材をしていても思わず「へぇ~」とうなってしまいました。

デザイン、インテリア、ファッション、そしてもちろん映像など日常生活における多数の事例を提示しながら進められるこの授業。初回の今日もたくさんのスライドがモニターに映し出され、松田先生の軽快な話術も相まって、受講生は無駄話なども一切なく非常に集中して聞き入っています。


「はい、それではここでクイズを出します」

松田先生はそう言って、学生なら誰もが知っているような映画やアニメ、そして街に溢れたロゴなどの画像を提示。これらにはすべて色がなく、白黒で表示されています。

「この、普段皆さんが見ている(見たことのある)キャラクターやロゴの『色』が何色だったかを思い出して答えて下さい」

教室からはどよめきが起こります。その中の一つを紹介します。


このオリンピックのロゴマークの配色をすべて答えられる人がこの受講生に何人いたでしょうか?

皆さんはわかりますか?→正解はコチラ

なんと、たったの1人でした。授業ではこのように色彩に関わって感覚的側面、生理学的側面、光学的側面、心理学的側面などの諸相をさぐるとともに、色を表す表色系(マンセル体系・PCCS色彩体系等)を理解していき、その上で配色・色彩調和の理論と表現方法を考察していくそうです。「色」にここまで深く、多様な学問によるアプローチがあったということにまず驚きでした。

このように、映像学部では「映像」を学ぶ学生が知識として修得すべき様々な科目を開講しています。「理論」と「実践」の両面からバランスよく学び、自身の研究や取組に活かしていってほしいと思います。

来週は受講登録も完了し、新入生はいよいよ大学生としての生活が本格的にスタートしますね!

頑張ってください!

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