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私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー ♯1 大垣内 歩さんの場合 <映像撮影型>

2019.05.23

私はAO入試で映像学部に入学しました:新入生インタビュー 

♯1 大垣内 歩さんの場合 <映像撮影型>

映像学部の受験を考えている皆さん。
受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。2020年度のAO入試募集要項公開(6月下旬予定)を前に、しっかりと予習してみてください!

「映像学部でとことん作りたい」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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「これだ!」と思ったらとにかくとことんやる自分が選んだ映像学部AO入試

私の周りにはマンガ・アニメが好きな人が多く、中学生になってから、日常的にそういったものに触れる機会が多くありました。原作マンガが映像化されるあの過程がすごく好きです。マンガは紙に描かれた音のない白黒で平面の世界。動きや大きさなどかなりの部分を自分の頭の中で想像しながら楽しんでいたマンガの世界が映像化されると、自分の想像をはるかに超えたアクションと音と演出であっという間に没入させられてしまう。いくつになってもこの過程には感動してしまいます。

そんな感動映像の最後に、エンドロールで連ねられるスタッフの名前。

「自分の名前があの中に出てきたら、なんて素晴らしいんだろう」-そんなことを自然と思うようになっていました。そして、映像から得る感動をもっと多くの人に知ってもらいたい、世界に発信したいと思うようになりました。大学でそのための術が学べたら・・・それでいきついたのが映像学部でした。

私は、正直言って興味のないことを勉強することが苦手です。でも、「これだ!」と思ったらとことんやります。人から言われたことだけをただやるよりも、「これだ!」と思えることに対して自分がアイデアを出して実現できたときの喜びは何物にも代え難く、高校の時は生徒会に入っていろんなことを立案し、それを実現するためにはどうすればいいか、とにかく綿密に計画を立てて、実行してきました。

だから、大学受験に関しても、はじめはなんとなく「大卒」をゲットするために特にここといった志望校がない中勉強していましたが、立命館大学映像学部を知り「これだ!」と思い、そこからは進路実現のためとことん綿密に計画を練ることにしました

勉強が苦手だったので自分のその時点での学力で一般入試の合格を勝ち取る自信はありませんでした。AO入試の存在を知った私はすぐさま高校の担任の先生に相談しました。先生も「AO入試は大垣内さんに合ってるかも」と後押ししてくれて、そこからはとにかく情報収集を徹底しました。

AO入試の応募要項が出るまで、「映像学部」「AO入試」でひっかかる情報は片っ端から入手しました。調べるほどに映像学部の学びに惹かれる自分がいました。エントリーシートに記載する志望理由や自己PRの対策については、自分が今までやってきたこと、エピソードとしてきちんと語れること、PRできることをとにかく書き出し、担任の先生や生徒会担当の先生に客観的な視点で見ていただきました。

いろいろ調べて、映像学部AO入試の二次試験についてはかなりの情報が蓄積されました。
私は映像撮影型での受験を考えており、調べた情報をひたすら自分なりにまとめ、二次試験当日の1日のスケジュールを分刻みでシミュレーションし、そのタイムシフトどおりに先生方に頼み込んでつきあってもらいながら、本番さながらの模擬試験を5回ぐらい練習しました。忙しい中、私のために時間を割いてくださった先生方には本当に感謝しています。1回終わるごとに反省点を整理し、次の模擬試験に向けて対策しました。

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大垣内さんのAO対策ファイルには、びっしりと情報が入ったメモや原稿が大量に残されていました

むしろ問題だったのは一次試験の課題文章対策です。

圧倒的に課題文章については情報量が少ないのです。エントリーシートについては毎年の項目も確認し、問われていることがだいたいわかるので準備が進んでいましたが、課題文章については今年どんな課題が出るかもわからない上に、何が評価のポイントなのかもイマイチわかりませんでした。なので、要項が出てからはその対策に注力しました。

私の時の課題は、
「映像作品化を前提に、オスカー・ワイルド作の童話『幸福な王子』を原案として、オリジナルのストーリーを創作しなさい。登場人物(動物や非生物含む)は、任意に変更してよい。」
というものでした。

まずこの作品を読みました。本によってこの童話の描かれ方がずいぶん違うことに驚きましたね。

登場人物を書き出して、自分が一番話を広げやすそうな人物をピックアップし、そこからストーリーを書き、いろんな要素をくっつけていくという作業を繰り返しました。

自分が重要だと思ったのは「映像作品化を前提に」というポイントです。読んだ人がその映像を思い描けるように、情景の描写を丁寧にしたり、例えばただ“悲しい”と書くのではなくそれがわかる風景を書くように心がけました。

ストーリーも3パターンぐらい試作し、現代文の先生に添削してもらいました。設定もかなり細かく考えて、登場人物を動かすようにしました。

自分でも相当情報を調べてはまとめ、不安がないように把握に努めましたが、いろんな先生に頼み込み、巻き込んで大人の視点で途中経過を見てもらえたことが、一次も二次もどちらの試験にとってももっとも有効な対策だったのではないかと思います。AO入試は一般入試と違って答えがないし、何をやったから安心ということはありません。自分に合った対策をみつけることが重要なのではないでしょうか。

入学して1ヵ月半が経ちました。

思い描いていた映像学部よりも、ずっとその学びは専門的でした。機材のこともすぐ学べています。興味のある科目もたくさん取ることができています。

先輩や同期との話はとてもおもしろく、高校生まではなかなかできなかった映像に関する深い話ができることに今は日々喜んでいます。いい環境だなぁと思います。先輩方もとても優しくたくさんのことを教えてくださいます。

自分が「これだ!」と思って選んだ道、つかみとったこの場所は間違っていませんでした。


これからも自分に正直に、やりたいことをとことん頑張っていきたいと思います!

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実はここにはまだまだ書ききれないぐらい、大垣内さんの対策はとんでもなく緻密で大量でした。AO入試に関しては、「情報収集」がまずは最初の要であることは過去の先輩のインタビューでもよく聞いた話です。夏に開催するオープンキャンパスではネットに載っていない在学生の本音を聞くことができ、受験生の皆さんにとって貴重な機会になることは間違いないと思います。

今年も8月3日(土)・4日(日)に開催されます。とても熱い2日間になりますが、是非衣笠キャンパスに足をお運びください! →今年のオープンキャンパス情報はコチラ ※2019年度特別サイトは6月下旬より公開開始

そして、AO入試を考えているアナタ、映像学部が気になっているアナタには、以下の日程で説明会も開催します!この機会を活用し、AO入試に関する情報をまず整理し、オープンキャンパスで在学生の先輩や先生を質問攻めにしてみてはいかがでしょうか!?

【映像学部が参加する入試説明会・イベント】

6月23日(日)キャンパス見学会 @京都・衣笠キャンパス 13:00~16:00<事前予約制です!>
※立命館大学入試情報サイトのキャンパス見学会ページでは、映像学部参加について記載はありませんが、全体企画の後に映像学部説明会を開催いたします!

7月14日(日)AO入試説明会 @名古屋・ミッドランドホール 14:00~16:00(13:30~受付)

7月15日(月・祝)AO入試説明会 @東京・秋葉原 UDX CONFERENCE6階 14:00~16:00(13:30~受付)

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