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私はAO入試で映像学部に入学しました: 新入生インタビュー #3 三村 真優さんの場合〈絵コンテ作画型〉

2022.06.17

私はAO入試で映像学部に入学しました:
新入生インタビュー
#3 三村 真優さんの場合〈絵コンテ作画型〉


映像学部の受験を考えている皆さん。

受験方式の中で一般入試については、予備校や塾、書籍などで情報を得ることができ、傾向を知って対策を練ることが可能ですが、AO入試は募集定員も一般入試ほど多くなく、情報が出回っていないため、非常に対策が練りにくい方式だという声をよく耳にします。

学部としても、そういった方々に少しでも学部や入試をしっかり理解した状態で受験に臨んでいただくために、AO入試で合格した新入生へのインタビューをおこない、先輩の声を通じて皆さんに対策を練るための一助としていただければと考えています。

「映像学部でとことん作りたい!」―そんな熱意と意欲のある挑戦者に是非読んでいただき、試験であなたらしさを存分に発揮してもらいたいと思います!

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『1本のミュージックビデオをきっかけに世界が広がりました』

 きっかけは2020年のコロナウィルスの感染が広がり始めた頃に1本のミュージックビデオを作ったことです。その頃、日本でも感染者数が増加し、大変でしたが、アメリカでは人種差別の為に起こった事件をきっかけに抗議活動が広まっていました。その光景をただテレビで見ていて、自分が何もできていないことを歯がゆく感じていました。自分にも何かできないかと考えた時に『UNHCR』という国連の機関(国連難民高等弁務官事務所)のアートコンテストを見つけました。いままで絵を描くことや自分を表現することが好きだったので、それに応募したところ、なんと賞をいただくことができました!!それがきっかけでUNHCRさんとコンタクトをとることができ、ワークショップに何度か参加させていただきました。
 この機会を生かして世界にメッセージを発信できるようなミュージックビデオを作りたいと思い、個人のSNSアカウントを使って参加を呼びかけました。すると世界中から約80名参加してくれることになり、一緒に1本のミュージックビデオをつくることができました。すると、世界中の方からコメントをいただき、初めて「自分で企画したもの」が形となって世界の人達に受け入れてもらえたことにとても感動しました。このようなことを仕事ができたらどれだけ楽しいだろうと思い、映像の道に進もうと決めました。
 はじめは芸術大学と迷っていましたが、ミュージックビデオを作成したという1つの経験だけで、「映像」という分野に絞るのは少し不安でした。そこで、映像学部を見つけ、芸術に特化している環境よりも総合大学で広い分野を学べるというところに惹かれました。映像学部では5つのゾーンを学ぶことが出来るので学ぶ中で自分に合った道に進めると感じました。

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『本番に近い状態で練習することが大事』

 映像学部を目指したのは高校2年生の終わり頃でした。当時、陸上部に所属しながら生徒会活動もしていて、それらと並行して準備を始めました。
 これまで課外活動を一生懸命に取り組んできて、その経験を活かせるのは、一般入試よりもAO入試だと思い、高校3年生の春にAO入試でいこうと決めました。
 友人に映像学部のAO入試を受験した方がいないか聞きまわりましたが、いなかったため、オープンキャンパスに行って実際にAO入試で合格された方に質問したりして情報をできるだけ集めました。また、過年度の傾向を自分なりに調べて、国語の先生と美術の先生に協力していただきました。
 第1次選考の提出書類は、文字数制限に苦戦しました。自分を表現することが得意で、書こうと思えばどんどん書くことができました。決められた文字数でいかに自分の思いを簡潔に全て伝えることができるか試行錯誤し先生方にも添削していただき何度も書き直しました。
 課題(物語制作)については絵を描くことが好きなのでとことん表現できると思いました。物語を考えるのも楽しくて先生方に添削していただきながら納得するまで何度も書き直して完成させました。はじめ考えていた物語を先生方に見せると、「挑戦的すぎる」といわれ、その後新たに物語を作成しました。はじめに考えていた物語は自分的にはすごくお気に入りだったのですが、私より人生経験のある方の意見は大事だと思い、受け入れました。
 第2次選考の対策は、エントリーシートが完成する頃からはじめました。先生方や高校で美術を選択している友人に協力していただき、アドバイスをもらいながら進めていきました。絵コンテの練習時に参考にしたものは、『ハウルの動く城』の絵コンテ集です。また、自身で調べた過年度の傾向を参考にし、できるだけ本番に似た条件で練習すること、常に本番だと思いながら練習することを意識しました。具体的には、1週間に1つのお題を行うというペースで練習を行い、添削していただくことに時間をかけ、「量より質」を意識しました。周りの方にアドバイスをいただき、それを活かして次のお題にいくという感じです。
 面接に関しては、練習しすぎるとセリフのようになってしまうので、そこまで練習はしていませんでしたが、美術の先生に面接の練習を付き合っていただきました。生徒会をしていたこともあり、人前で話すことに抵抗はありませんでしたが、落ち着いて話す練習をしていました。ただ、仲の良い先生とばかり練習したせいで、面接本番は緊張し、思うように話せませんでした。練習の時にあまり関わりのない先生にお願いして本番に近い緊張感のある状態で練習すればよかったなと思いました。面接では自然体でいること意識したほうがいいと思います。私は、緊張してしまいましたが、自分の中の熱い想いとそれを伝えたい思いがあれば大丈夫だと思います。


入学して3か月が経ちましたが、毎日楽しく過ごしています。学校という組織があまり好きではなかったけど、大学は自分が好きなことを学んで追及していくという環境なので、本当に充実した大学生活です。
今は様々な分野を学びながら、自分が憧れている方々と将来お仕事ができることを目標に頑張っています。

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インタビューを通して、三村さんは「自分があこがれている方々と仕事をする」という確固たる目標があり、そのためにはどうすれば良いかということを考え、行動していることが伝わりました。だからこそ、「映像学部」で学びたいという強い気持ちを入試で発揮できたのだと思います。

さて、AO選抜入試の体験談は今後も続々と掲載していく予定ですので、関心がある方もそうでない方も、ぜひ引き続き映像学部ホームページをチェックしてください!

また、「2022年度 オープンキャンパス」に関するお知らせです!
今年は、オープンキャンパスを8月6日(土)・8月7日(日)に2日間開催予定です!

映像学部では対面形式の企画に加え、オンラインでの「ライブ配信」形式の企画を予定しています!
京都のキャンパスまで来られない方々も、ぜひこのライブ配信企画にご参加ください。
詳細は追って本サイト(映像学部ホームページ)で公開予定です!

8月6日(土)・8月7日(日)は、みなさまぜひオープンキャンパスをご予定ください!


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