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映像学部の授業を知りたい! vol.8

2023.01.19

vol.8 「メディアアート」

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2022年度開講のカリキュラムです。2023年度は科目名称等が変更になる場合があります。


*****第8回『映像制作実習Ⅱ』*****
第8回は『メディアアート』の授業を紹介です。

Q.メディアアートはどんな授業ですか?
ディアアートとは、芸術表現と新しい技術的発明の融合によって生み出される芸術のことを指し、プログラミングなどの映像テクノロジーを活用した実験的な映像表現や体験型の映像インスタレーションなどがその一例となります。この授業では、これまでに見たことがないような映像表現を常に開拓しようとするメディアアートの歴史的な作品や代表的な作品を見ること、その成立と諸特徴を捉えていくことが目標です。また、表現のためのメディア概念の拡張やそれを支える映像技術にはどのようなものがあるか、また、私たちが暮らす社会とどのような関わりがあるかについても考えることも目標にしています。

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【新しい映像表現とテクノロジー開発の往還】

Q.授業を通してなにを学ぶことができますか?
ートとテクノロジーが融合した表現であるメディアアート、と聞いてもわかりにくいかもしれません。この授業ではこれまでのメディアアートの芸術家がどのような作品をつくってきたか映像を視聴しながら学ぶことに加え、映像学部の先輩学生が制作したメディアアート作品なども取り上げたりすることで身近に感じながら学ぶ機会があります。また、メディアアートの歴史的な作品や代表的な作品の特徴を映像の視聴することで学ぶことに加えて、簡単な立体物へのプロジェクションマッピングや空間の中で鑑賞者の動作を認識するセンサーのデモンストレーションなど、受講生が体験しながら学ぶ機会もあります。また、授業で特徴を学んだ作品を踏まえて、自分だったらこういう作品が考えられるのではないかという作品案を企画する課題もあるため、クリエイティブな観点をもって受講できることができます。

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【測域センサのデモンストレーション】

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【簡単な立体物への映像プロジェクションのデモンストレーション】

過去には、メディアアート受講生と先輩学生がオンラインのみで完結するロトスコープという表現手法を用いた実験アニメーション制作も行いました。


それでは受講生の声を聞いてみましょう!
回は、2名の学生が回答してくれました!!

★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?
Aさん
私にとっての「アート」とは人を楽しませたり、心を動かすものだと思い、映像でのアートとはどういったものなのか興味があったので受講をすることを決めました。

Bさん
履修登録を相談している友達が、以前この授業を受けたことがあるそうで、一度話を聞いてみると強く勧めてきたので、軽い気持ちで受講してみることにしました。

★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?
Aさん
この授業では音と映像を組み合わせるなど色んな動画作品を扱うので、様々な視野やアイデアを得ることができます。そのおかげで私の「好き」が見つけられました。この授業を受けると自分の知らないことを知ることができるので、これが魅力だと思います。

Bさん
一見「役に立たないモノ」というのが、「役に立つ」、一見「役に立つモノ」というのが、「役に立たない」ということが知れたことです。これは自分にとって大きな糧になりました。また、授業内で扱う動画等を鑑賞することによって、自身の表現の引き出しを広げてくれるということも魅力の一つだと思います。

★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?
Aさん
この授業を通して、私は自分の「好き」を見つけることができました。人の心を動かす作品を作りたいので、この授業で得た発想・アイデアを3回生から始まるゼミでの創作に生かしたいと考えています。

Bさん
この授業を通して、自分が持っていない考えの吸収や、自分が知らない世界について多く知ることが出来たので、これらを生かして今後のモノづくりや、これから始まるゼミ内での活動を行っていきたいと考えています。

★最後に・・・
Aさん
映像学部と言われるとかなり狭まった専門的なことを勉強していくと思われるかもしれないですが、動画制作だけではなく、ゲーム制作やCG制作、プログラミングやコンテンツマネジメントなど幅広いことを学ぶので、実はかなり広範囲に取り組むことができます。なので、何も知らない人でも、初めは視野を広くするために様々なことを学び、その中から自分の「好き」を見つけてそれを深く探求していけるのが映像学部の最大の魅力だと思います! 

Bさん
総合大学でありながらも、映像を学べるというのが“ここ”の強みだと思っています。それゆえに、そのまま自分の道を突き進んでも良し、挫折して別の道を模索して進んでも良し。という生き方が許されます。それが「映像学部」です。また、一見面白くない授業もあるかもしれませんが、授業は自分から面白くできます!!そのやり方を知ったとき、映像学部の授業は色めいて自分のなかで輝いてくることでしょう(笑)

「メディアアート」は、5つのゾーンのうち、クリエイティブ・テクノロジーゾーンの科目となっています。アート×テクノロジーについて学ぶことができるのは、映像学部ならではの魅力ではないでしょうか!
また、今回で授業紹介も8回目となりました。「映像学部ってなにしてるの?」という声をよく耳にしたことをきっかけにスタートした本企画ですが、今後も、受講生の声を通して、よりリアルに発信できることを目標にし皆さんにお伝えしていきます。

今回は、2人の受講生に回答いただきました。皆さんの一助となれば幸いです。

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第8回は『メディアアート』でした!次回もお楽しみに・・!

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