SSH研究開発

SSH研究開発について
2002年度から5期にわたっての指定を受けてきました。
第1期では、科学教育に関わって、様々な課題を取り上げた研究開発でした。
第2期では、第1期に成果をあげた「高大連携」と「科学教育の国際化」に絞って研究開発を行う計画を立てました。
第3期では、「国際舞台で活躍する科学者への素養を育てる教育システムの研究開発」と本校で最も成果をあげた「科学教育の国際化」に絞って研究開発を進めました。
第4期では、さらにそれを発展させ、「国際ネットワークを活用した理数系グローバル人材育成システムの開発」としました。
第3期、第4期には、コアSSHや科学技術人材育成重点枠事業の指定もいただき、その中では、国際科学交流の方法を開発することから始め、その中心は国際共同課題研究の実践へと定まってきました。
第5期では、これまでに得てきた国際科学教育の成果を全国に広げること、特に、国際共同課題研究の取組を日本中の高校生が特別なことではなく、いつでも取り組めるような環境を整備することが大きな目標となりました。
5期19年にわたる研究開発の中で、生徒を成長させる手段として、課題研究を中心に探究型学力を養成することが重要であると考えてきました。課題研究をより広い視点で捉え、より深く考察するために、高大連携や国際交流が重要な手段になると捉えています。近い将来、生徒達が国境を意識せず、世界中のどこででも誰とでも、独創的なアイデアを持って、人類の幸福のために努力できる人になってくれることを目指した重要な研究開発であると考えています。

参考
第Ⅴ期(2020年~) 研究開発課題
科学教育のグローバルデザインと国際共同課題研究の全国普及を目指すシステムづくり開発課題を推進するための4つの柱
(Ⅰ) これまでの研究開発で得てきた国際科学教育手法の全国への普及と国際ネットワークの共有
(Ⅱ)「国際共同課題研究」の普及と、そのための「国際共同課題研究センター」設置への取組
(Ⅲ) 中高大連携による課題研究の深化と、課題研究による社会協創意識の醸成
(Ⅳ) Japan Super Science Fair(JSSF)の継続的開催による、高校生の国際的な発表機会の提供、
ならびに、海外理数教育重点校との協力関係の強化
- 課題Ⅰ:
- 「生命」、「ロボット」、「環境」をシンボリックテーマとする国際的共同研究や交流学習活動の実施及び
教育コンテンツの研究開発 - 課題Ⅱ:
- 21世紀国際社会でリーダーとなる理数系分野の人材(知を拓き、知を活かす挑戦者)育成を目指す
中高大院一貫教育プログラムの研究開発 - 課題Ⅲ:
- プロジェクト型学習や国際交流によって、基盤となる学力・倫理観・コミュニケーション能力等を高めるための研究開発
- 課題Ⅰ:
- 理数系学習への意欲・興味・関心を高める教育内容の研究開発
- 課題Ⅱ:
- 理数系の高い素養を獲得し、豊かな創造性の基盤を育てる教育課程の研究開発
- 課題Ⅲ:
- 科学技術創造立国を担う高い目的意識を育てる高校と大学・大学院の連携に関する研究開発
- 課題Ⅳ:
- 科学技術に携わる者としての倫理観や社会性を高める指導についての研究開発
第Ⅳ期(2015年~2019年) 研究開発課題
国際ネットワークを活用した理数系グローバル人材育成システムの開発具体的には、以下の研究を行う。
(Ⅰ) 理数系グローバル人材育成のための国際ネットワークの活用の研究
(Ⅱ) 国内校、海外校、理数系大学・研究所さらにグローバル企業も含めた
コンソーシアム型の大きな教育ネットワークの構築とその活用に関する研究
(Ⅲ) 理科・数学の融合科目等の開発と高大連携を中心とする理数学習の高度化の研究
(Ⅳ) 国際舞台で必要な科学コミュニケーション能力の育成のための研究
(Ⅴ) 高い学力と能動的学習能力を育むための全校生徒による課題研究の推進と
アクティブラーニング等を中心とする授業改善に向けた研究
第Ⅲ期(2010年~2014年) 研究開発課題
国際舞台で活躍する科学者への素養を育てる教育システムの研究開発具体的には、以下の3項目の研究を行う。
(Ⅰ) 科学への知識、感性を広げ社会的使命感を養うための研究
(Ⅱ) 国際舞台で必要な科学コミュニケーション能力の育成のための研究
(Ⅲ) 将来の活動に向けての国際ネットワークを築くための研究
第Ⅱ期(2005年~2009年) 研究開発課題
第Ⅰ期(2002年~2004年) 研究開発課題
