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【SSH】オーストラリアで行われた国際科学フェアでSSG3年生が研究発表

2022.09.20

9月5日(月)~9日(金)の5日間、南オーストラリア州の科学高校、Australian Science and Mathematics School(ASMS)で開催された国際科学フェアInternational Science Fair(ISF)に本校から高校3年SSGクラスの6名の生徒が参加しました。
ASMSは、本校が最も古くから交流を続けている学校です。2003年に本校で始めて開催したサイエンス・フェアへ参加いただき、2004年にASMSで初めて行われたISFに参加し、その後、友好を深めてきました。ASMS ISFはコロナ禍により2020年は中止、2021年はオンラインでの実施であったため、3年ぶりの対面開催でした。本校としては5月にアメリカで行われたInternational Students Science Fair(ISSF)に次ぐ、コロナ後、2度目の海外サイエンス・フェアへの参加になりました。参加した生徒の内4名が、これまで日本で行ってきた研究をオーストラリアまたは海外の参加者に向けて発表しました。

ISF2022のテーマは、"What can we learn from the past to change the future?"(未来を変えるために、過去から何を学ぶか?)でした。参加者は、これまで自分が得てきた経験や知識を活用し、今、そして未来の課題をどのように解決するか、主体的に考えていくアクティビティやエクスカーションに取り組みました。さまざまなテーマに沿ったCBL(Challenge Based Learning)グループに分かれ、最終日にはその成果を発表しました。本校の生徒は、「天文学」「先住民の芸術」「飛行の未来」「生態系の再生」に焦点を当てたCBLに参加しました。

参加した6名の生徒たちは、フェアのあらゆる活動に積極的に参加し、本校の代表として活躍しました。オーストラリアの生徒たちに交じって過ごしたISFでの5日間は、生徒たちを成長させただけでなく、将来のためのネットワーク作りや、11月に行われる本校主催のJapan Super Science Fair(JSSF)へのアイデアを得るための素晴らしい機会にもなりました。
 
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<参加生徒感想>
  • 私はこのフェアで、初めて自分の研究を海外の生徒と共有することができ、また海外の生徒の研究内容を知ることができたので、研究に対してさらなるモチベーションを得ることができました。さらにこのフェアでは、興味のある分野に分かれて研究しプレゼンを行うプログラムがありました。そこで私は初めて海外の生徒とプレゼンを作り上げることができました。これらの経験から、科学への関心がより一層深まっただけでなく、現地の高校生とコミュニケーションを取る楽しさを得ることもできました。
  • 私はASMS ISFは自由度が高いため、自分で積極的に学びに行く話に行く姿勢が1番大事だと強く感じました。私はこのフェアにおいて、与えられた環境の中で自己の学びの為にどう動くことが最善かどうかを沢山考えて実行することが出来たと思います。上手く話せなかったり、落ち込んだりしたことも山ほどありました。けれど絶対に諦めることはしたくなくて、何度も話しかけ理解しようと心がけました。そうして沢山の友達ができたことはもちろん、思い出に残る5日間になりとても嬉しかったです。ありがとうございました。
  • 私は、今回のサイエンスフェアに研究発表を行うために応募しました。国際フェアで研究発表を行うことを目標に、数ヶ月の間、必死に研究をしてきたので、その成果を海外生に伝えることができたので良かったです。ISFの運営を、私たちより下の学年の生徒が主体となって行っていたことに驚きました。また、ISFの運営メンバーではない、ASMSの生徒とも仲良くなり、コミュニケーションを取ることが出来たことは、素敵な思い出になりました。
  • 研修を通して1番楽しかったことは日本とはまったく違う授業を体験できたことです。ASMSにはCBLといった授業があり、生徒がそれぞれ自分の好きなものを選択し学ぶことができます。私はEcosystem Regenerationとういう授業をとりました。ほぼ毎日の授業でフィールドワークがあり直で体験できていると感じられたのが面白かったです。また今回の参加校が私たちの学校以外ほぼネイティブの方ばかりで行く前はコミュニケーションを取れるのか心配でしたが、みなさん優しい方ばかりで楽しく話すことが出来ました!
  • 初めて海外研修を経験させてもらうことができて本当に良かったです。このフェアに参加した初日は、自分から話しかけることにとても戸惑い、ためらうことが多くありました。しかし、最終日になるとなんの躊躇いもなく自分から話しかけに行くことができるようになっていました。さらに、ある1人の海外生にブラザーと呼ばれるまで仲良くなることができました!これは自分にとってとても大きな経験だと思います。11月に行われるJSSF2022に向けてより一層英語の勉強を頑張って、いいフェアを作れたらいいなと思いました!
  • 今回ASMSISFに参加したことは私にとってとても有意義なものとなりました。今までオンラインで様々な国際交流を経験し様々なことを学んできましたが、対面でしか得られない経験があるのだなということを今回感じました。対面だと言葉以外の動作が大切になるということを非常に痛感しました。また以前よりもコミュニケーションをスムーズに行うことができてとてもうれしかったです。しかしまだまだ様々なスキルを向上させていく必要が大いにあると感じたので今後も頑張っていきたいです。さらにこの経験を今年のJSSFに生かしていきたいです。