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【JSSF2022 Day 1】いよいよ開幕!

2022.11.22

 3年ぶりの対面実施となるJapan Super Science Fair(JSSF)がいよいよ開幕しました。JSSFは、本校SSH事業における中心的取組で、日本でも最大級を誇る高校生による国際的な科学研究発表・交流会です。2003年に海外1校、国内2校の3校で始まった小さな科学交流会は、参加校の輪を年々拡大し、世界中の理数教育重点校から愛される大きなサイエンスフェアとなり、今年度、記念すべき20回目の開催を迎えることができました。「Rekindle the Fire, Light up our Future! ~炎を再燃させ、私たちの未来を明るく照らそう!~」をスローガンとして、11月1日(火)~5日(金)の5日間で開催され、世界18カ国・地域から海外校25校、国内校10校、計200名の高校生が立命館高校に集い、研究の楽しさや科学を学ぶ喜びを共有しました。
 Day 1、11月1日には華やかな開会式が行われました。吹奏楽部によるオープニング演奏、生徒実行委員長鈴木陽太さんによる挨拶、参加校紹介、書道部パフォーマンス、各部署長による期間中の活動紹介などがありました。続いて、仲谷善雄 立命館総長による特別講演では“Research, it is exciting.”をタイトルとして、研究の面白さをお話しいただきました。その後のアイスブレイキングでは、18カ国・地域から200名もの参加者が、実際に出会えた喜びを爆発させました。
 午後からはいよいよ各参加校の代表による研究発表が実施されました。分野によって4つの会場(生物、化学、物理・数学・環境、地学・環境)に分かれての発表です。サイエンスの世界に国境はありません。自分たちの国でこれまで取り組んできた様々な興味深い科学研究を世界中の新しい仲間と共有する時間になりました。15分間の発表の後、10分間の質疑応答も活発に行われました。
 その後、Day1最後の活動として、Science Discussionが行われました。今年のScience Discussionでは、「2050年、よりよい世界を作るには?」を共通テーマとして、Traffic Issues(交通問題), Food Issues(食糧問題), Infectious Disease Issues(感染症問題)の3つのトピックが与えられました。実行委員によるトピックプレゼンの後、参加者たちは「2050年、この問題をめぐる世界はどうなっているか?」「2050年新たに発生する問題は何か?」また「2050年の世界をより良いものにするために、私たちは何をすべきなのか?」の3つの問いに答える形で、グループで議論し、その内容を一枚のポスターにまとめました。どのグループも熱心に議論を進め、多様な意見を交換し、それぞれの思いをまとめることができました。
 JSSFの初日は、参加者全員が出会えたことを全身で表現するような、喜びにあふれた一日となりました。

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