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【JSSF2022 Day 3】Young Scientistたちの多彩な研究発表

2022.11.22

 Day 3は、18カ国・地域35校からの82本の研究を学び合う、2時間半の大規模なポスターセッションから始まりました。口頭発表は各校から1本の発表だけと制限がありますが、このポスターセッションには制限を設けていないため、参加者の多くが発表者として参加しました。立命館高校からは高校3年21本、2年3本の24本の研究が発表されました。口頭発表よりも発表者と身近に会話しながら研究の内容を聴けるとあって、熱気にあふれた充実した時間になりました。

 午後からは文化交流会が行われました。18カ国・地域の高校生が集う多様性に富んだJSSFならではの企画です。各校1枚のパネルと長机が割り当てられ、そこに自分たちの文化を紹介するブースを設置しました。伝統的な子供の遊び体験、民芸品の展示や説明など、研究発表を終えてほっとした参加者にとって、楽しい企画になりました。本校の生徒実行委員も、日本の文化紹介として、浴衣着付け体験・書道体験・けん玉などの伝統的な子供の遊びなど、いくつものブースを準備し、海外参加者の皆さんに楽しんでもらうことができました。

 Day3最後の企画は、20周年記念企画です。生徒実行委員がこれまでの20年間のJSSFをまとめた動画を作成・放映して今回の20回記念大会を盛り上げてくれました。また、往年のJSSFで多大な人気を誇っていたBrushbot Contestをリバイバル企画として打ち出しました。Brushbotは歯ブラシの先端にモーターをつけ、振動で前に進むよう設計された、小さくてかわいいロボットです。新しいグループメンバーと出会った生徒たちは、キャンパスツアーも兼ねた各所で出されるクイズにグループで協力して回答し、そこで集めた部品でBrushbotを完成させました。自分たちが作成した小さなロボットのコミカルな動きに、ホールの決勝でも歓声が上がりました。

 あっという間に3日間が終了しました。出会って3日目とは思えない、温かい雰囲気の中、JSSFが進行しています。

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