2014年度高校卒業式挙行
335名の新会員誕生の日
(2014年度高校卒業式)
2月28日、長岡京新キャンパスで初めての高校卒業式が挙行されました。
会場の清和会記念ホールには主役となる335名の卒業生と彼らを祝う来賓、教員、保護者で満席となり、晴れの門出は春の麗らかな春の日差しのなかで無事に終了しました。
記念すべき年に年度当初の在籍者が全員卒業するという素晴らしい実績を残しての卒業式は、クラス代表への卒業証書授与のあと、最初に成山治彦学校長から次のような卒業生への言葉が送られました。
「私たちは、自分がどのような歴史の流れの上に立っているのかという位置がわかりづらくなってきていています。問題が解決できず、見通しをもって先へ進むことが困難なまま日々の生活に埋没しているといえます。これほど心許ないことはありません。これは社会や国、世界も同じことがいえます。特に世界が抱える深刻な問題は、どれをとっても世界が協力し合わなければ何一つ解決できない問題ばかりです。みなさんは世界で起こっていることにしっかりと目を向けて、グローバルな視点に立って、自分自身の頭で考え、世界の若者たちと相互にリスペクトしつつ議論を重ね、自分なりの解を探し求めてくだい。」(要約)
次いで、学園代表の渡辺公三副総長がお祝いの言葉を述べられ、最後に清和会布垣豊会長からは大先輩として次のような言葉が贈られました「新しい清和会員の仲間として皆さんを迎えられることを心より嬉しく思います。今、社会は大きく変わりつつあります。困難はありつつも、変革と希望が強く求められています。大学での充実した学生生活を送られ、人格・見識を豊かにし、未来を担う素晴らしい人間としてさらに成長されることを期待しています。」
立命館総長賞・清和会木村嘉一特別奨励賞(各1名)の授与が行われた後、第111代生徒会長からの送辞、そして卒業生答辞委員代表5名の答辞となり、最後は卒業生一同による「旅立ちの日に」が歌われて閉式となりました。
なお、式後には木村嘉一奨励賞(個人4名と1グループ2名)が布垣会長から贈られました。
戦後に新制立命館高校として誕生し、第1回卒業式が昭和25年3月に挙行されてから66回目となる卒業式でした。その卒業生の数は20,666名となりました。
(報告:清和会副会長 西田俊博)