教員紹介
Hiroko TANAKA 田中 浩子 教授
- 専門分野食品流通(小売業、卸売業、外食・中食産業)、
マーケティング - 所属学会日本流通学会、日本マーケティング学会、
ドラッカー学会、日本栄養改善学会
これまでの研究の概要
管理栄養士のビジネスマネジメント会社を起業したことをきっかけに、ビジネスパーソンとしての管理栄養士の評価方法や生涯学習、キャリアマネジメント、社員食堂における「品揃え」による食行動の変容、スポーツ栄養のビジネス化について実践し、学術的な分析を行い発表してきました。2000年代半ばより、食品スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店などの小売業や卸売業、外食・中食産業を研究フィールドとして、業態の変化、企業の経営戦略、生活者の購買行動・食生活の変化などについて「経営」と「栄養」の二方向から研究を深めています。
食マネジメント学部における今後の研究の方向性
1990年代アメリカでは、食品小売業は販売だけに留まらず、食事の困りごとを解決する場であるべきという考え方が示されました。日本ではこの考えに沿って中食の品揃えが増加しましたが、「日本型食生活」には十分に対応できていません。日本における「食生活の課題解決」とは何か、また食関連ビジネスの発展の条件は何かを探っていきたいですね。
主な研究業績
- 少子高齢化に対応する食品流通業, ドラッカー学会年報 文明とマネジメント, 2016
- コンビニエンスストアにおける顧客の創造 ― セブン‒イレブン・ジャパンの中食事業を中心に ―, 立命館経営学, 第54号, 4巻, 2016
- 市場のグローバリゼーションと流通小売業, ドラッカー学会年報 文明とマネジメント, 第7号, 2012