高校卒業までの9年間をアメリカで過ごし、身につけた知識やスキルを活かしながら、日本に軸足を置いてグローバル社会で必要とされる知識や視点を学べると知り、進学を決めました。特に面白い科目の一つが「Civilizations in Global History」です。これまで学んできた西洋を中心にした歴史とは違い、グローバルな視点で人類の歴史を見直す講義を受け、歴史に対する見方が一転。それからは当たり前だと信じていたことにも疑問を持ち、深く追究するようになりました。

キャンパス内に国際寮があり、授業でも生活でも留学生と触れ合えることが魅力の一つです。寮では、インドネシアや韓国、中国、台湾、モンゴルなどアジア諸国をはじめ多様な国から来た留学生と生活しています。価値観や習慣の違いに驚くこともしばしばあります。互いに理解し合うために自分から積極的に話しかけるようになり、相手に「伝える力」やコミュニケーション能力が鍛えられました。

また寮には共用キッチンのほか、勉強スペースやソファでくつろぎながらテレビを見られるリビングなどさまざまな共有スペースがあり、グループワークをしたり、他愛ない会話を楽しんだりと互いに親しくなれる環境が整っています。アメリカでの生活以上の多文化環境に身を置いて、さらに視野が広がったと感じています。