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2024.03.19

2024年度 科目等履修生・聴講生の申請について

 2024年度科目等履修生・聴講生の申請について、
ご希望の方は、下記URLより要項をご確認の上、WEB申請を行ってください。
【申請受付期間】2024/3/25(月)9:00~2024/3/27(水)17:00

2024年度の受講可能科目は、下記の通りとなります。
各科目の詳細は、オンラインシラバスにてご確認頂くことができます。

<要項・WEB申請・オンラインシラバスのリンク>
https://www.ritsumei.ac.jp/academics/auditing/外部リンク

<受講可能科目>
2024年度 科目等履修生用時間割

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2024.02.28

2024年度 研修生・研究生出願受付について

2024年度の研修生・研究生出願受付について、下記の通り、実施いたします。

出願希望の方は、要項をよく確認の上、オンライン申請を行ってください。

 
<要項>

出願手続要項


<オンライン申請>

▶在学生の方は、下記URLより申請ください。


▶在学生以外の方は、下記URLより申請ください。
https://rw.ritsumei.ac.jp/survey/guest/SVA4FD0.html?key=LNG20240228141459848679425

<申請期間>
2024年3月6日(水)9時00分~2024年3月12日(火)17時00分


以上

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2024.02.01

本学総合科学技術研究機構客員協力研究員・塚本敏人先生が本学部教授・橋本健志先生らと取り組まれた研究成果が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました。

 本学総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター客員協力研究員・塚本敏人先生(早稲田大学スポーツ科学学術院講師)が、本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共に取り組まれた研究成果が「Scientific Reports」に原著論文として掲載されました。

https://www.nature.com/articles/s41598-023-48670-9

 運動誘発性疲労の原因など、「乳酸」は悪役として誤認されてきました。近年では一転、運動時の重要なエネルギー基質であり、運動の健康増進効果をもたらすエクサカイン(運動をした時に、様々な臓器が産生する生理活性物質の総称)でもあるといった乳酸の好適な作用(用量依存)が明らかにされています。本研究では、静的休息を挟んで運動を反復したとき、運動によって増加する血中乳酸濃度がどのような影響を受けるのか検証しました。
 一般的な運動処方として、1日の中で数回に分けて運動を行うことが推奨されています。しかしながら本研究では、静的休息を挟んで同じ中強度の有酸素性運動を反復した場合、1回目の運動と比較して、2回目の運動によって増加する血中乳酸濃度が低くなることを明らかにしました(研究1)。これは、運動時に供給される乳酸が好適に作用する臓器(脳や心臓など)において、その運動効果を減弱化させる生理現象であるかもしれません。
 健康増進のための運動処方として、体重減少などを目的とする有酸素性運動と筋量増加などを目的とするレジスタンス運動の双方の運動様式に取り組むコンカレント運動プログラムがあります。我々は、研究1の知見を受けて、有酸素性運動を実施した後にレジスタンス運動を行うと、レジスタンス運動によって増加する血中乳酸濃度も低くなるのではないかと仮説を立て、その検証を行いました(研究2および3)。もしこの仮説通りであれば、コンカレント運動の実施順序(有酸素性運動→レジスタンス運動、あるいは、レジスタンス運動→有酸素性運動)が、血中乳酸動態に影響すると考えられました。しかしながら、レジスタンス運動前に有酸素性運動を実施してもしなくても、レジスタンス運動によって増加する血中乳酸濃度は同じ水準でした。なお、有酸素性運動前にレジスタンス運動を実施してもしなくても、有酸素性運動によって増加する血中乳酸濃度も同じ水準でした。つまり、コンカレント運動のように、異なる様式の運動に取り組む場合、運動を繰り返しても乳酸産性能には影響しない可能性を明らかにしました。
本研究は、一般的な運動処方の良い効力を少しでも引き出す理論構築のための基礎研究として、重要な意味を持つと考えられます。

The lactate response to a second bout of exercise is not reduced in a concurrent lower-limb exercise program
Tsukamoto H, Suga T, Dora K, Sugimoto T, Tomoo K, Isaka T, Hashimoto T.
Scientific Reports. 13, 21337, 2023.
doi: 10.1038/s41598-023-48670-9

0201_2_Scientific Reports

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2024.02.01

本学総合科学技術研究機構客員協力研究員・塚本敏人先生が、コペンハーゲン大学教授・Niels Secher先生や本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共同で取り組まれた国際共同研究成果が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。

 本学総合科学技術研究機構スポーツ健康科学研究センター客員協力研究員・塚本敏人先生(早稲田大学スポーツ科学学術院講師)が、コペンハーゲン大学(デンマーク)教授・ニールスセッカー先生や本学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生らと共に取り組まれた国際共同研究成果が「Medicine & Science in Sports & Exercise」に原著論文として掲載されました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38115226/

 運動をすると、様々な臓器から生理活性物質が生成されます(エクサカイン)。各臓器(骨格筋や心臓、脳など)で生成されたエクサカインは血液に放出され、全身を循環することで別の臓器などに供給され、運動による様々な生理変化をもたらします(臓器間のクロストーク)。エクサカインの反応性は、運動の取り組み方(強度や時間、頻度、様式など)によって異なることがあり、それによって生体にもたらす運動の効果も変わってきます。愛情ホルモンとして知られているオキシトシンは、抗うつなどの生理心理的作用だけに留まらず、血管機能や脂質代謝などの改善作用もあることが知られています。本研究は、全身を循環するオキシトシン濃度が高強度インターバル運動によって増加することを明らかにしました。
 エクサカインは、静的休息を挟んで運動を反復すると、1回目の運動と2回目の運動でその反応性が異なることがしばしば観察されます。そこで、静的休息を1時間ほど挟んで、強度も時間も同じ高強度インターバル運動を反復し、その運動前後の血中オキシトシン濃度を検証比較しました。その結果、血中オキシトシン濃度は、1回目の高強度インターバル運動と2回目の高強度インターバル運動で同じくらい増加しました。つまり、全身を循環するオキシトシン濃度は、数時間内に実施する運動の回数に影響を受けず、その運動の都度増加することが明らかとなりました。
 また、オキシトシンは主に脳で作られることで知られていますが、本研究では、高強度インターバル運動によって増加した血中オキシトシン濃度が、脳のオキシトシン放出と関連しなかったことも報告しました。そのため、高強度インターバル運動によってオキシトシンが増加するメカニズムは明らかでなく、運動時には他の臓器(骨格筋や心臓、精巣など)が主にオキシトシンを分泌している可能性があります。

Circulating plasma oxytocin level is elevated by high-intensity interval exercise in men
Tsukamoto H, Olesen ND, Petersen LG, Suga T, Sørensen H, Nielsen HB, Ogoh S, Secher NH, Hashimoto T.
Medicine & Science in Sports & Exercise. オンライン先行公開中.
doi: 10.1249/MSS.0000000000003360
0201_1_MSSE

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2024.01.11

【公聴会】スポーツ健康科学研究科博士学位授与申請論文(2023年度3月授与予定)に関わって


標記、スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程における2023年度3月授与予定の博士学位授与申請論文(甲号)について、

【公聴会】を開催いたします。参加希望者の方は、添付の「公示」より詳細情報を確認ください。

      
<公示>

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2024.01.10

エグゼクティブレクチャーⅠで奈良教育大学の寅嶋静香先生に3週連続の講義をしていただきました。

 エグゼクティブレクチャーⅠで奈良教育大学の寅嶋静香先生に3週連続の講義をしていただきました。

 寅嶋先生の豊富なご経験に基づき、産・官・学連携事業により地域のヘルスプロモーションを実現する事を想定し、グループワークとディスカッションを行いました。寅嶋先生のご経験とそこから得られた知見についても丁寧に講義して頂きました。

 スポーツ健康科学研究科での成果を発信する事を考えるときに、産・官・学の連携事業は一つの重要な柱になります。産、官、学のそれぞれが果たすべき役割や強みについて具体的に考える良い機会になったと思います。

 寅嶋先生、誠に有難うございました。


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2023.12.26

呼吸循環生理学において国際的に著名なニュージーランドのオークランド大学准教授のJames Fisher博士を招聘し、研究会を開催しました。

 今月、呼吸循環生理学において国際的に著名なニュージーランドのオークランド大学准教授のJames Fisher博士を招聘し、研究会を開催しました。
https://www.researchgate.net/profile/James-Fisher-17

https://profiles.auckland.ac.nz/jp-fisher

 Hashimoto Labの大学院生や学部生が、自身の研究成果をポスター発表形式で発表し、活発な質疑応答を実施しました。
1226_1研究会① 1226_2研究会
 






1226_3研究会1226_4研究会








1226_5研究会

 Fisher博士からの鋭い質問に対する応答といったトレーニングや、とても建設的なコメントをもらうなど、貴重な機会となりました。また、学部低回生からも活発な質問が飛び交い、大変有意義な研究会となりました。

1226_6研究会

 これからもこのような国際交流の機会をどんどん提供できればと思います。

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2023.12.25

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2023.12.25

2023/12/25(月)~博士課程前期課程および博士課程後期課程入学試験(2月入試)の出願を開始します

博士課程前期課程および博士課程後期課程
(2024年2月実施)入学試験の出願開始についてお知らせ致します。

試験日 :2024年2月4日(日)
出願開始:2023年12月25日(木)~2024年1月18日(木)
※出願は「Ritsu-Mate」を登録の上、出願書類の提出(郵送のみ)が必要です。
※出願書類の提出は、郵送に限ります。
 日本国内からの郵送に限り、出願期間最終日の消印有効です。
 日本国外からの郵送の場合は、出願期間最終日必着で出願書類の郵送手配を行ってください。
 日本国内および日本国外からの郵送について、やむを得ない事情(自然災害、紛争、テロ等)により、
 出願期間における郵送が困難である際、必ず事前にスポーツ健康科学部事務室まで相談ください。
詳細  :立命館大学大学院入試情報サイト外部リンク (入試要項および過去問題等が確認できます)
お問合せ: 立命館大学スポーツ健康科学部事務室(研究科担当)spoken3@st.ritsumei.ac.jp  

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2023.12.25

立命館大学スポーツ健康科学研究科修了生の道羅絢斗さん(現在東洋大学理工学研究科博士後期課程2回生)が、立命館大学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生、味の素株式会社らと共に取り組まれた共同研究が 「Scientific Reports」 に原著論文として掲載されました。

 立命館大学スポーツ健康科学研究科修了生の道羅絢斗さん(現在東洋大学理工学研究科博士後期課程2回生)が、立命館大学スポーツ健康科学部教授・橋本健志先生、味の素株式会社らと共に取り組まれた共同研究 「Essential amino acid supplements ingestion has a positive effect on executive function after moderate-intensity aerobic exercise」 が 「Scientific Reports」 に原著論文として掲載されました。

 有酸素性運動は認知機能を改善することが明らかにされています。また、骨格筋に対して好適な効果を有する分岐鎖アミノ酸(BCAA)の摂取は、認知機能を亢進します。したがって、有酸素性運動前のBCAA摂取は、骨格筋のみならず認知機能に対する運動効果も高める可能性があります。そこで、我々は、主にBCAAで構成された必須アミノ酸(EAA)サプリメントの摂取が、有酸素運動後の認知機能の亢進効果を高めるか否かについて検討しました。
 その結果、プラセボを摂取した条件に比べて、EAAサプリメントを摂取した場合、有酸素性運動後の認知機能の亢進がより高まることが明らかになりました。また、運動後の認知機能の亢進は、脳内で神経伝達物質を合成する基質となるアミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン、リジン、フェニルアラニンなど)の増加と有意な相関関係が認められました。骨格筋量や筋力の低下および認知機能の低下は相互に作用することで、生活の質の低下を加速させます。従って、有酸素性運動とEAAサプリメント摂取の併用は、骨格筋および認知機能の双方を維持・向上することで、健康増進を効果的に推し進める運動・栄養処方となる可能性があります。

Essential amino acid supplements ingestion has a positive effect on executive function after moderate-intensity aerobic exercise
Kento Dora, Hayato Tsukamoto, Tadashi Suga, Keigo Tomoo, Asuka Suzuki, Yusuke Adachi, Masamichi Takeshita, Yumiko Kato, Mika Kawasaki, Wataru Sato, Akira Imaizumi, Sachise Karakawa, Hirohisa Uchida & Takeshi Hashimoto
1225_2論文掲載

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2023.12.18

2023/12/13 本学部3回生 木下百花さんと助教 前大純朗先生の研究が「Frontiers in Physiology」に掲載されました。

 本学部3回生 木下百花さんと助教 前大純朗先生が共同筆頭著者として、本学部教授 伊坂忠夫先生、本研究科博士課程後期課程1回生 永原悠利さん、博士課程前期課程2回生 小林友都さん、博士課程前期課程 修了生 小野宗隆さん、佐藤真人さん、本学総合科学技術研究機構助教 杉山敬先生、鹿屋体育大学学長 金久博昭先生と取り組まれた研究「Triceps surae muscle hypertrophy is greater after standing versus seated calf-raise training」が、「Frontiers in Physiology」に掲載されました。
1218_1論文掲載③

 下腿後部に位置する下腿三頭筋のうち、腓腹筋内側・外側頭は膝関節と足関節をまたぐ二関節筋であり、膝関節伸展位でより伸ばされます。本研究では、下腿三頭筋の筋長と膝関節の角度との関係に着目し、腓腹筋がより伸ばされる立位姿勢での足関節底屈トレーニング(通称:カーフレイズトレーニング)は、座位姿勢で行う場合と比較して、下腿三頭筋全体の筋肥大の程度がおよそ2.7倍大きいことを明らかにしました。抗重力筋である下腿三頭筋は、他の筋と比べ、トレーニングをしても肥大しづらいことや、不活動による筋萎縮の程度が大きいことが報告されています。これらを踏まえたうえで、本研究の結果は、下腿三頭筋を効果的に鍛える方法の提案として、スポーツ現場でのトレーニングやリハビリテーション、さらには日常生活での隙間時間に行うトレーニング方法など、多様な場面で活用されるものになると考えられます。

Journal website:
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fphys.2023.1272106/full

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2023.12.11

エグゼクティブレクチャーⅠでミズノ株式会社の山田先生・柴田先生に3週連続の講義をして頂きました。

 エグゼクティブレクチャーⅠでミズノ株式会社の山田先生・柴田先生に3週連続の講義をして頂きました。

 新規の商品・事業開発を想定し、グループワークを通してアイディアを練り、プレゼンテーションを行うという流れで3週間の授業を行って頂きました。山田先生・柴田先生が取り組まれている最先端のトピックについてもお話しをして頂きました。

 スポーツ建康科学研究科・スポーツ建康科学部の学生さんの多くが、将来スポーツメーカーの研究開発職に就きたいという希望を持ったことがあるのではないでしょうか。その分野の最前線にいらっしゃるお二人から多くを学ばせて頂く事ができたと思います。

 山田先生、柴田先生、誠に有難うございました。

1211_2エグゼクティブレクチャー

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2023.11.24

エグゼクティブレクチャーIでHPSC松林先生に2週連続の講義をしていただきました。

 今年度から博士課程前期課程・後期課程ともに新カリキュラムがスタートしております。この秋学期、博士課程前期課程院生対象のエグゼクティブレクチャーIを、主に身体運動科学領域の1回生対象に実施しています。この科目は、スポーツ健康科学に関わる地域・企業・行政等の第一線で活躍している業界のスペシャリストによる講義を聴き、さらにディスカッションを通して、社会で活躍するための知識、経験、思考を学びます。特徴として、学外から講師を招き、講義内容を踏まえながら、受講生中心の討論形式で行うものとなります。
 今月に入って2週連続で、ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)・国立スポーツ科学センター(JISS)の松林武生先生に講義をしていただきました。松林先生は、主に陸上競技の支援(日本が誇る、400 mリレーでのバトンパスをはじめ、トップアスリートの支援を実践されています)やフィットネスチェックの運用などの業務に携わっておられます。
 1週目は、HPSCの概要紹介、JISSの活動内容紹介がなされました。どのような支援と研究を実践しているのか、選手強化の流れの中で効果的な支援を達成するためにはどのようにすればいいか、心掛けを含めてお話いただきました。また、レース分析やフィットネスチェックの実際について、具体的事例を交えてお話いただきました。
1124エグゼクティブレクチャー①
 最前線で現場支援と研究を往還して実施されている先生のお話に、受講生も惹き込まれていました。

 2週目は、1週目に出された課題に対するグループ発表です。課題はオリンピック・パラリンピックに関する競技やフィットネスチェックなど4つあり、いずれも複数の選手のデータを想定した資料を分析して、いかに選手にフィードバックするか、グループで検討し、発表するものになっています。グループからの発表に対して、他の受講生は選手になったつもりで質問を投げかけます。
1124エグゼクティブレクチャー②
1124エグゼクティブレクチャー③
 各グループのいずれも、様々に議論して、多面的な分析を実施していました。もっとも、初めての経験であり、分析には苦労したようですが、講義後の感想では、選手目線でどのように現場に還元するか、新たな視点に気付くと共に、そのような仕事のやりがいと責任感について、多くの学びを得たことが受講生から伺えました。
 また、本講義は、スポーツ庁「先端的スポーツ医科学研究推進事業」 https://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=3044の若手人材育成の一環として実施いたしました。当該事業で掲げている研究成果の競技現場への実装と次世代の中核を担う若手研究者の育成に対して、今回の松林先生の講義は本当に実りのあるものであったと思います。
 松林先生、お忙しい中、素晴らしいご講義をいただき、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。





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2023.11.20

大学院科目「スポーツ健康科学エグゼクティブレクチャーⅡ」における公開セミナーのご案内

 スポーツ健康科学研究科開講科目「スポーツ健康科学エグゼクティブレクチャーⅡ」では、スポーツ健康科学に関わる地域・企業・行政等の第一線で活躍している業界のスペシャリストをお招きして、ご講演いただくとともに、ディスカッションを通して社会で活躍するための知識、経験、思考を学ぶことを目的としています。

 12月21日(木)の本講義では、トヨタ車体クインシーズチームコーディネーター・ロンドンオリンピック銅メダリストの荒木絵里香氏、元下北沢成徳高等学校バレーボール監督の小川 良樹氏をお招きしてご講演をいただく予定をしております。今回のご講演は公開セミナーとして開催いたしますので、どなたでもご参加いただけます。
 詳細については添付資料をご確認の上、申し込みは添付資料のQRコードから受け付けております。ぜひご参加ください。

1116エグゼクティブレクチャー②


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2023.11.14

スポーツ庁委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト ポータルサイト・LINEボットの開設のご案内

 学校法人立命館では、スポーツ庁委託事業 女性アスリートの育成・支援プロジェクト「女性アスリートの課題解決型プログラム」の採択を受けて、「女性アスリートのための次世代型の課題解決マニュアルおよび手順書の実装 ―アスリート育成パスウェイを考慮した学びシステムの構築と併せて―」をテーマに2022-23年度の期間、スポーツ健康科学部 伊坂忠夫教授、寺田昌史講師、下澤結花助手、情報理工学部 野間春生教授、西原陽子教授、松村耕平准教授、総合科学技術研究機構 杉山 敬助教、草川祐生専門研究員、を中心に受託事業を展開しております。
 この事業の成果として、健康の維持増進、体調管理に関する情報、エクササイズ動画などを提供するポータルサイトならびにLINEボットを開設しました。
◆LINE登録    : https://line.me/R/ti/p/@640nxobz
◆ポータルサイト: https://athlab.ritsumei.ac.jp/
1114_1スポーツ庁受託 QRコード

 分かっているようで分からないこと、何を聞いたら良いかわからないことも、LINEボットが回答してくれます。
 中高生、先生方、指導者、保護者の方は、女性、男性に関わらず試して頂けると幸いです。短いクイズ(検定)もあり、学びの確認も出来ます。
 身体へのリテラシーを高めてもらうことは、well-beingの基盤にもなります。是非、広めていただき、多くの方々の活用を願っております。

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2023.11.14

11月2日の大学院科目「エグゼクティブレクチャー」に、ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役で事業統括本部副本部長の三谷仁志さんを講師として迎えました。

 11月2日の大学院科目「エグゼクティブレクチャー」には、北海道日本ハムファイターズのビジネス展開を担うファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役で事業統括本部副本部長の三谷仁志さんを講師として迎えました。三谷さんは北海道北広島市に立地する、開閉式天然芝スタジアム、ES CON FIELD HOKKAIDOを中心とする敷地面積32haに及ぶ今話題のボールパーク、HOKKAIDO BALLPARK F. VILLAGE実現の立役者の一人です。
 立命館のオウンドメディア、shiRUtoに掲載された三谷さんへのインタビュー記事、「エスコンフィールドとFビレッジが目指す新たなスポーツコミュニティ構想」にはボールパークに懸ける北海道日本ハムファイターズの思いが著されています。しかし、HOKKAIDO BALLPARK F. VILLAGEとES CON FIELD HOKKAIDOの「凄さ」は自ら見て経験して初めて理解できるもの。現地への訪問を強く勧めます。
 さて、講義では、日本製鉄によるJ1鹿島アントラーズのメルカリへの売却額16億円が妥当か、という受講生への問いかけから、チームの価値評価をめぐる日本とアメリカとの違いをきっかけに、プロスポーツビジネス市場の日米の在りように着目しながら、資本主義経済のもとでのプロスポーツビジネス発展の方向性についての問題提起がなされました。三谷さんの講義を聴いて私は、「スポーツは公共財である」として、一般のビジネスとは一線を画し、「顧客の創造」に至る思考やプロセス、すなわち市場の価値創造と拡大に目を向けず、水平的平等思考による「公共性」が強調される嫌いのある日本のプロスポーツビジネス界に変革を促す必要を強く感じました。(文:種子田穣)
1114_2エグゼクティブレクチャー

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2023.11.09

2023年10月30日(月)に「スポーツカウンセリング」の授業にて、東洋大学 江田香織 准教授をお招きし、スポーツカウンセリング領域における、アスリート心理サポート事例に関してご講義いただきました。

 2023年10月30日(月)に「スポーツカウンセリング」の授業にて、東洋大学 江田香織 准教授をお招きし、スポーツカウンセリング領域における、アスリート心理サポート事例に関してご講義いただきました。
 講義の中では、アスリートを支える心理サポートについて、「メンタルトレーニング」と「スポーツカウンセリング」の持つ異なる専門性やその理論的背景について教えて頂きました。また、実際のスポーツチームを対象とした「箱庭療法」を用いた心理サポート事例についてご紹介いただきました。この事例では、チーム内の相互理解、信頼の欠如に課題のある組織が、現実世界とは異なる「箱庭」という空間を通して無意識の領域を扱い、イメージなどを上手く活用しながら、心の葛藤や不安などを互いに表現することによって、課題の解決を目指す様子が説明されました。現実の世界では分かり合えない、また現実の世界ではぶつかり合えない組織が「箱庭」の中で融合していく過程を受講生は大変興味深く聞き入っていました。

1109スポーツカウンセリング①

 また、個人を対象とした事例においては、競技の不調を主訴とする女性アスリートが、「箱庭」の中で少しずつ自身の本質的な欲求を表現し解放されることによって、主体性を取り戻す様子が説明されました。過剰に物事をコントロールしようとしてしまう特性から、食行動に現れていた強い不安感がおさまるにつれて、競技の不調も改善していく過程が示されていました。このように、スポーツカウンセリング領域では、主訴の背景にある心の訴えを理解していくことが、状況改善に繋がります。
 アスリートの心の葛藤を身近に感じさせていただける大変丁寧でわかりやすい授業をしてくださった江田先生に、改めて心より感謝申しあげます。大変貴重なお話をありがとうございました。

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2023.10.31

エグゼクティブレクチャーIで4週連続の講義をしていただきました。

 今年度から博士課程前期課程・後期課程ともに新カリキュラムがスタートしております。この秋学期、博士課程前期課程院生対象のエグゼクティブレクチャーIを、主に身体運動科学領域の1回生対象に実施しています。
この科目は、スポーツ健康科学に関わる地域・企業・行政等の第一線で活躍している業界のスペシャリストによる講義を聴き、さらにディスカッションを通して、社会で活躍するための知識、経験、思考を学びます。特徴として、学外から講師を招き、講義内容を踏まえながら、受講生中心の討論形式で行うものとなります。
 今週まで4週に渡り、ライオン株式会社さまに講師としてご担当いただきました。10月9日の第1週目の様子は、https://www.ritsumei.ac.jp/gs_shs/news/article.html/?news_id=607をご参照ください。
 さて、第2〜4週にかけて、引き続きライオン株式会社ウェルビーイング研究所・機能性食品開発グループマネジャーの小野知二氏を招聘し、ご講義いただきました。
1031エグゼクティブレクチャー④

1031エグゼクティブレクチャー⑤
 食品の機能性表示や、遺伝子検査などのトピックについてのお話をいただき、それらキーワードに対して、本研究科の特色を生かした展開についてグループごとにディスカッションし、発表する内容でした。最後に、特に優れた発表をした院生を受講生の投票で選出し、小野さまからギフトが手渡されました。
1031エグゼクティブレクチャー⑥
 受講生のそれぞれが、本研究科の強みや魅力を意識し、実社会におけるスポーツ健康科学の役割を知るきっかけになったと思います。また、そうした強みや魅力を社会に還元するためには、どういった考え方をする必要があるのか、大変有意義な学びを得ました。誠にありがとうございました!!
 小野さまからは、短時間のなかでも色々なアイデアが生まれ、それをもとにスライド資料を作成し、しっかりとプレゼンテーションできていると、受講生全員に対してお褒めの言葉を頂戴いたしました。第一線で活躍している業界のスペシャリストからそう言っていただきましたので、皆さんは自信を持って、魅力ある自己実現のために、研究を含めた学修に邁進して欲しいと思います。
最後になりましたが、お忙しいなか、素晴らしいご講義をいただきました、杉山さま、そして小野さまに、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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