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C@reer Story 卒業生のキャリアストーリー一覧

橋本 千秋(旧姓:阿部)さん

草津市役所

2012年度修了

多角的な視点で目指す 健康で持続可能なまちづくり

橋本 千秋(旧姓:阿部)

HASHIMOTO
Chiaki

進学前
スポーツ健康科学研究科を志望した理由を教えてください。
企業の社員食堂に勤務する中で、健康と栄養の関係について学びを深めたい、さらに、栄養だけなく運動と併せて健康について広く学びたいと考え、スポーツ健康科学研究科を志望しました。
研究科在学中
在学中に力を入れた研究は何ですか?
藤田先生や家光先生、海老先生のところで開催されていた地域の高齢者に向けた運動教室および料理・食育教室に力を入れていました。 スポーツ健康科学研究科は、専門的な学びはもちろんのこと、先生も学生もそれぞれの専門を超えて協力したり、新しいことに取り組んだり、アットホームな雰囲気、ファミリー感があることが魅力。幅広い取り組みに数多く参加したことで、多角的・学際的なアプローチで研究することができました。
現在の職業を志望した理由を教えてください。
研究科にいたときに運動教室や料理・食育教室を通じて地域の方々と関わる機会が多く、その中で子どもから大人まで広く健康増進を目指すまちづくりに携わりたいと考えるようになり、BKCの立地する草津市役所を志望しました。
研究科卒業後
現在のご職業の内容や研究科での学びが生きている点についてお聞かせください。
現在は、市の中長期的な課題に対する調査研究や、立命館大学をはじめとする協定締結大学との連携調整を担当する部署に所属しています。管理栄養士職ではなく行政職で入庁しているため、直接、健康や食育を担当する部署に配属されているわけではありませんが、研究科での学びは仕事に生きています。多角的にものごとを捉えることとエビデンスに基づくこと、研究科で学んだこの2つの視点は、さまざまな立場の人のさまざまな主張がある中で、現状をより良くするための方法を検討する業務において、とても重要だと考えています。
受験生(学部生、社会人など)へメッセージをお願いします。
将来は、草津市が掲げる「健幸」な都市づくりを進め、将来的に高齢化・人口減少が進んでも、持続可能なまちとなるよう、地域、大学、企業・団体等と連携を図り、市民の健康づくりに貢献していきたいと考えています。 スポーツ健康科学は、アスリートの競技力向上から、すべての人々の健康にまつわることまで、さまざまな視点から学ぶことができる、とても幅広い学問。その学びの上で、行政の面からも人々の健康を支えるまちづくりを一緒に考える方が増えると嬉しいです