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「日本化学会第93回春季年会(2013)」(主催:日本化学会)にて学生講演賞を受賞

 2013322日(金)~25日(月)に立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された「日本化学会第93回春季年会(2013)」(主催:日本化学会)において、本学生命科学研究科博士課程後期課程2回生の庄司淳さんが学生講演賞を受賞しました。

本会は、若手研究者が各自の研究発表を合同で行うことで研究のより一層の進展と活性化をはかることを目的に開催されています。今回の学生講演賞は351件の中から選考されました。

受賞した発表のタイトルと概要は以下のとおりです。

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庄司淳さん(D2:写真左)

「天然産バクテリオクロロフィル自己会合体の超分子ナノ構造」

 光合成を行う生物は、太陽の光エネルギーを効率良く吸収・伝達する光捕集アンテナという器官を持っています。光捕集アンテナにはクロロフィル分子(葉緑素)が多数含まれ、光吸収・伝達の役割を果たしています。緑色光合成細菌の光捕集アンテナでは、バクテリオクロロフィル分子だけがたくさん集まった状態(自己会合体)で機能していることが知られています。そこでのバクテリオクロロフィル分子が秩序正しく並んだナノ構造(超分子ナノ構造)は、現在でも詳しくわかっていません。私たちは緑色光合成細菌から抽出したバクテリオクロロフィル分子を用いて自己会合体を再構築し、天然の超分子ナノ構造の解明に大きく貢献することができました。

 私たちはクロロフィルの誘導体を使っても、緑色光合成細菌と同じ光捕集アンテナを人工的に構築することに成功しています。今後は、天然の光合成から学び、人工光合成に応用できるように努めていきたいです。