桜井 政成
桜井 政成教授
専門分野
組織社会学・福祉社会学
プロフィール
長野県生まれ。
2003年立命館大学政策科学研究科博士課程後期課程修了。博士(政策科学)。
立命館大学ボランティアセンター 主事(2004年~2006年)、立命館大学ボランティアセンター助教授(2006年~2007年)等を経て、2007年4月より現職。
研究・教育
2011年3月11日の東日本大震災で、発生一年後までに被災地の岩手、宮城、福島3県で活動したボランティアの数は、のべ100万人ほどと言われています。義援金も2012年5月11日現在、3千億円を超えています(日本赤十字社発表)。多くのNPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)が被災地で復興に向けての活動しています。政府でも企業でもない、「市民社会の諸活動」が、日本の復興の大きなパワーとなっています。こうした「目に見えない政策現場」である非営利組織やボランティア活動を私は研究テーマにしています。なお、この分野は最近では「社会的企業」と呼ばれることもあります。社会的企業は世界的に注目が集まっています。この社会的企業について、東アジアや欧米の研究者とも国際的に研究を行っています。
2012年度の主な担当科目は、非営利組織論、地域福祉論、政策科学特別実習(インターシップ)、非営利組織研究(大学院)など。
2012年度の主な担当科目は、非営利組織論、地域福祉論、政策科学特別実習(インターシップ)、非営利組織研究(大学院)など。
メッセージ
3.11 東日本大震災以降、日本は大きく変わりました。私は、3.11は日本にとってburstではなくrebirthだったと思っています。日本は、そして世界はどうあるべきかを答えられる人が、様々な場で必要とされているように思います。小さなコミュニティに閉じこもる人間をトクヴィルは悪しき個人主義として批判しました。あなたは自分がどう生きたいか、もそうですが、自分を取り巻く社会をどうしていきたいですか。一緒に「政策科学的想像力」を養いましょう。
キーワード
NPO、社会的企業、市民参加、ボランティア、コミュニティ、社会的排除、社会ネットワーク、ソーシャルキャピタル、サービスラーニング