鐘ヶ江 秀彦

鐘ヶ江 秀彦 教授

鐘ヶ江 秀彦教授

専門分野

計画理論・文化遺産防災学・ゲーミング・シミュレーション

プロフィール
1.現在:地域情報研究センター長、歴史都市防災研究センター幹事長、21世紀COEプログラム「文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点」 2.学歴:東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻博士後期課程修了博士(工学) 3.職歴:国際連合地域開発センター、九州大学大学院比較社会文化研究科、東京工業大学大学院社会理工学研究科社会工学専攻、アジア工科大学大学院資源環境開発管理専攻 4.役職:日本シミュレーション&ゲーミング学会理事(副会長)、日本環境共生学会理事、資産評価政策学会理事、日本学術会議連携会員、日本経済学会連合会評議委員 5.受賞:日本シミュレーション&ゲーミング学会賞・優秀賞受賞(1999年)、日本計画行政学会2005年度学会賞・論文賞受賞(2005年)、日本地域学会著作賞受賞(2009年)
研究・教育
1.主な論文・著書:「プランナー研修ゲーミング・シミュレーション開発のための設計要件-計画情報の相互作用からの観点-」,『公共システムの計画学』,技報堂,2000年、「遺伝的アルゴリズムを用いた『身の回りの環境』計画の合意形成過程の記述に関する基礎的研究」,計画行政,日本計画行政学会,2003年、「政策科学と計画理論」,ミネルヴァ書房,『政策科学の基礎とアプローチ』第二版 2005 年
2.研究教育分野:I. 計画情報の観点に立脚した計画理論と計画技術; (1) 計画コンセプトの寿命評価を組みこんだ計画情報プロセス; (2) 計画情報相互作用によるシビル・ソサエティの合意形成; (3) 計画情報の観点における環境・防災のリスクプランニング. II. 人工社会を用いた計画実験人工社会(進化計画計算論)を用いたプランニングの再現と実験; (1) Digital Technology of Planning:遺伝的アルゴリズム・適応エージェントによる意思決定モデルを有する社会・経済システムの複雑系シミュレーションの開発; (2) Digital Technology for Planning:空間環境情報解析、地理情報システム、数理計画法を基礎とするITを用いた計画情報処理の設計・開発と実装. III. 地球環境変動による人間次元問題(人間・社会・経済的側面)HDP; III-1 持続可能な開発・計画 ; (1) 地球環境変化の人間次元問題を焦点とした持続可能な開発(環境と成長の人間次元及び社会経済のモデリング); (2) 持続可能な公共システム(計画行政システムの政策評価); (3) 環境・防災面の人間安全保障におけるリスクマネジメント(ロウバスト・ガバナンス・システムの設計). III-2 環境共生による持続可能な人的資源開発; (1) ゲーミング・シミュレーションを用いた環境共生可能なプランニングの再現と人的資源開発のためのトレーニングシステムの開発; (2) シビル・ソサエティの合意形成と住民参加システムの開発(3) 環境共生学習の教材開発と普及.

メッセージ
将来のある時点での社会的な主体の自由度を拡大するための重要な情報処理は、計画(プランニング)と呼ばれ、私的計画から公的計画に至るまで、新たな情報として発信され続けています。プランニングは政策科学を構成するひとつの重要な柱です。文化遺産を核とした歴史文化都市のコンセプトを継承するための地域政策をはじめ、環境・防災・安心・安全といった将来のリスクをカバーする将来の都市と計画のプロセスに関連する観点から、将来の社会のデザインに関する開発・発展に関する観点まで教育研究しています。計画の科学を学びたい、計画の技術を身につけたいと願うのであれば研究室を訪ねてください。
キーワード
計画理論(計画の科学)、地球環境変動における人間社会経済次元問題(共生・持続可能な開発と計画)、文化遺産防災学、人工社会を用いた計画実験、都市計画・地域計画、経済政策、計画におけるリスク、長期計画、防災、人間安全保障、コンパクト・シティ、持続可能性、共生可能性、人間次元問題、計画理論、デジタル・プランニング、シミュレーション&ゲーミング、持続可能な開発、地球環境の人間次元問題、地域開発、炭素埋設農法