中野 勝行
中野 勝行准教授
専門分野
環境経営、環境影響評価
プロフィール
三重県出身。鈴鹿高専で機械工学を、豊橋技術科学大学大学院でエコロジー工学を学ぶ。学生時代に起業した会社を経て、(一社)産業環境管理協会に勤務。産業界におけるライフサイクルアセスメントの実践を主な仕事とする。2011年、東京大学工学系研究科にて博士(工学)を取得。2018年4月より現職。趣味はアウトドア全般。
研究・教育
「環境にやさしい製品とは何か?」という問いに答えるには、その製品の原料採取から製品製造、廃棄・リサイクルに至るまでの一生(ライフサイクル)を通じた評価が必要になります。例えば、電気自動車は走行時に自動車そのものからは排出物を出しませんが、その走行に要する電力を発電する際にはCO2など様々な排出物を発生させます。また、リチウムイオン電池やモータ等の製造時の環境負荷も考慮する必要があります。
これまで自動車をはじめ、家電や木材製品など、様々な製品・技術・社会システムを評価対象にしてきました。
また、近年は気候変動による影響が顕在化しつつあるため、それらの影響を抑制する「適応」の必要性が高まってきています。そこで、これまでのライフサイクルを通じて評価する技法・データベースを活用し、「環境への影響評価」に加えて「環境からの影響評価」に関する手法の開発と事例研究を進めています。
また、近年は気候変動による影響が顕在化しつつあるため、それらの影響を抑制する「適応」の必要性が高まってきています。そこで、これまでのライフサイクルを通じて評価する技法・データベースを活用し、「環境への影響評価」に加えて「環境からの影響評価」に関する手法の開発と事例研究を進めています。
メッセージ
持続可能な社会構築には様々な分野の研究者、企業、自治体で方々と協働することが必要だと考えています。ご一緒できそうなことがありましたら是非お声がけください。
キーワード
ライフサイクルアセスメント(LCA)、環境マネジメント、気候変動、適応策、自然資本評価、持続可能性アセスメント、環境政策