参加学生によるプログラム・レポート

アクティビティレポート⑤(2018年派遣:バンドン工科大学)

Bandung  | 2019年02月07日


経営学部 堀内 友貴さん(3回生)


PBL科目以外の科目について
 

 インドネシアに来てから、五ヶ月が経ちました。既にすべての授業と、テストが終わりました。もうすぐ私も日本に帰国するので、インドネシアで出会った、一緒に授業を受けた友達、一緒に遊びに行った友達やほかの国から来ていた交換留学生の中には、もう一生合わない人もいるのかと思うととてもさみしい気持ちでいっぱいです。インドネシアに留学をするという決断をしなければ、この人たちともそもそも出会うことすらなかったのかと思うと、インドネシアに来て本当に良かったと思います。私は、自分と全く違う文化・考え方を持った人たちと生活してみたくて、留学に行ってみたいと思ったので、人口のほとんどがムスリムのインドネシアで生活できた日々は大変充実していました。


しかし、一番感じたことは、私がインドネシアへ留学する以前に考えていたよりもインドネシア人と共通する点が多いという驚きでした。個人的にはヨーロッパから留学に来ていた留学生たちのほうが文化の違いを感じました。思いのほかヨーロッパから来ている留学生が多く彼らとの交流も非常に面白い体験でした。日本で過ごしている時では、自分が日本人である、アジア人であると自覚することがほぼないので、日本人、アジア人としてのアイデンティティを考えるきっかけになりました。


このような世界規模で見た文化の違い、地域によっての考え方の違いを学ぶことのできる授業を受けていました。それはCCCM(cross culture conflict management)という授業で、PBL科目以外の授業でした。各国から来た交換留学生とインドネシア人が一緒に授業を受け、世界の文化の違い、それによって起こる問題の解決方法をみんなで話し合うという内容の授業で非常に内容は面白いのですが、学生全員の英語力が非常に高く、僕の知らない英単語が飛び交うハイレベルな授業だったのでついていくのが大変でした。ほかの国の学生は非常に積極的にもかかわらず、日本人の僕らはなかなか自分から発言できずに悔しい思いもしましたが、それが勉強に対してのモチベーションにもなりました。

PBL科目の授業はグループワークで自分たちで主体的に動いて活動するものが多く面白かったですが、PBL科目以外の授業であるCCCMも大変ためになる授業でした。