平田:私は大学で、元外交官の先生が教鞭を取る講義を受けたことが影響し、外交を通じて日本の国益を守り、日本の繁栄に貢献する仕事にあこがれを抱くようになりました。
しかし、総合職は無論、専門職として外務省を目指すことも、自分には、いばらの道のように感じられ、まだ本気で公務員試験に挑む覚悟はできていないのが現状です。
今日、皆さんのお話を伺い、仕事を通して、社会にために何ができるかを考えておられるところに素直に社会人のカッコよさを感じました。
外交を通じ、国際社会の中における、日本という国の発展と安定に貢献することも、志望としては確かに一つの選択肢ですが、もちろん、それ以外の多くの分野、業種で社会に貢献している方々がおり、日本を支えているのだと、改めて思いました。将来の志望として、自分にはどんな選択肢が考えられるのか、視野を広く持ち、また、自分の器とも相談しながら考えていきたいと思います。
理想像に合わせて自分の器を大きくしてほしい
A:自分の器を自分で決める必要はありませんよ。なりたいもの、やりたいことに合わせて自分の器を大きくしていくことを考えてほしいですね。
平田:ありがとうございます。他の皆さんからも、学生生活を送る学部生に向けて、なにか、メッセージをお願いします。
何事も好奇心旺盛にチャレンジすることが大切
B:視野を広く持って何事にも好奇心旺盛にチャレンジすることが大切だと思います。仕事にも好奇心を持ち、好きになって取り組めば、成果も自ずと変わるでしょう。
時間をかけて将来についての明確なイメージを作って
北野:大学時代は十分な時間があり、また立命館大学にはさまざまなことに挑戦できる環境が整っています。大学生の今しかできないことを経験しながら視野を広げ、時間をかけて将来について明確なイメージを作っていくことが大切なのではないかと思います。
さまざまなことに挑戦し、キャラクターを確立させてください
深田:私にとっては、いろいろなことに挑戦し、自分自身のキャラクターを確立したのが大学時代でした。「私はこういう人間で、この部分や不足しているけれど、こういうことはできる」と、自分についてはっきり言えるのも、大学時代を通して自分のアイデンティティを確固たるものにしたからだと思っています。後輩の皆さんにもぜひ、自分自身の良いところ、悪いところをしっかり見極め、自分をしっかり確立してほしいですね。
大学時代の友達が生涯を支える財産になる
B:社会に出ると、日々仕事に忙殺され、つきあいも仕事に関わる人との関係に限られるようになります。学部やサークル・クラブ活動でつくった仲間は、これから生涯を支える貴重な宝物となるでしょう。大学でぜひそうした財産を築いてください。
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