教員紹介
Instructor
教育開発推進機構 教授
鳥居 朋子 TORII TOMOKO
高等教育マネジメントの視点から、カリキュラム開発やIRに関する研究を進めてまいりました。準備に悪戦苦闘して臨んだ授業で、学生たちが「腑に落ちた、わかった」という表情を見せた時、その目の輝きに胸を打たれることがあります。大学は、そのような輝きが日々あちこちで生まれているという意味でダイナミックであり、個々の授業や学習支援サービス等が織りなす営みに支えられている場なのだと感じます。組織としての大学への興味は尽きません。研究や社会サービス等の機能もあり、いっそう複雑さを増します。微力ながら、研究に根ざした諸提案を通じて大学の組織的な営みに貢献できればと思っております。よろしくお願いいたします。
研究分野
教育経営学、高等教育カリキュラム論
研究テーマ
- 学士課程教育の質的向上にむけたカリキュラムおよびプログラムの開発に関する研究
- 大学経営における上級管理職とインスティチューショナル・リサーチ(IR)の機能的連携に関する研究
- 根拠に基づく学習・教授の改善における成果指標の開発に関する研究
経歴
2002年7月 | 名古屋大学高等教育研究センター 助手 |
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2003年5月 | 名古屋大学高等教育研究センター 専任講師 |
2005年3月~10月 | アメリカ・ハーバード大学文理学院デレクボク教授学習センター客員研究員及び同国・ミシガン大学高等・ポストセカンダリー教育研究センター客員研究員 |
2006年3月 | 博士(教育学) 名古屋大学 |
2006年8月 | 名古屋大学高等教育研究センター 助教授 |
2007年4月 | 鹿児島大学教育学部 准教授 |
2009年4月〜 | 立命館大学教育開発推進機構 教授 |
2014年9月〜2015年9月 | オーストラリア・メルボルン大学高等教育研究センター客員研究員 |
主な著書・論文・研究発表
- 『戦後初期における大学改革構想の研究』(単著、多賀出版、2008年)
- 『大学評価の体系化』(共著、東信堂、2016年)
- 『大学のIR Q&A』(共著、玉川大学出版部、2013年)
- 「Achieving Evidence-based Improvement and Transparency in Higher Education: The current status and challenges regarding data utilization and disclosure in Japan.」(共著、『RIHE Higher Education Forum』Hiroshima University, 2017, pp. 35-49)