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小山 泰史 先生(法学部)

 


I. 法律関連

『消費者民法のすすめ〔補訂第3版〕』
石田喜久夫著・田中康博補訂(法律文化社・2008年)

神戸大学名誉教授の故・石田教授による、法学部生以外の学生や社会人を対象とした民法の入門書。「消費者」とのタイトルとは裏腹に、民法自体のわかりやすい入門書として推薦する。石田先生のお人柄が行間に看て取れる好著。

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『法律嫌いの人のための法学入門』
石田喜久夫著(法律文化社、1999年)

『消費者民法のすすめ』と同様に、石田先生の晩年の著作。『法律嫌いの・・・』とあるが、実際には、法解釈学の持つ意義だけでなく、「法律学を学ぶ意義」について独特の語り口で説く。法学部1回生だけでなく、上回生にも読んで欲しい一冊。

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『私事と自己決定』
山田卓生著(日本評論社、1987年)

推薦者が学部学生時代に法学セミナーに連載されていた記事をまとめたもの。やや古くなっている面は否めないが、「自己決定」が法的にどのような意味を持つか、また持つべきかを考える契機を提供する。

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『信託法入門』
道垣内弘人著(日本経済新聞社・2007年)

『信託法入門』は、「信託とは何か」についてわかりやすく説明する、一般社会人向けの入門書。

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『入門 信託と信託法』
樋口範雄著(弘文堂・2007年)

『入門 信託と信託法』はもう少し法律の知識を要求する点で、法学部生向け。80年ぶりに大改正された信託法の内容をわかりやすく解説する。

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『もめごとの法社会学』
樫村志郎著(弘文堂・1989年)

「エスノメソドロジー」と呼ばれる言語分析の手法を法社会学で展開する著作。日常生活におけるトラブル(「もめごと」)に対して、どのような言説が展開されるかを法社会学の視点からわかりやすく分析する。法社会学の入門書としてお薦め。

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『隣人訴訟と法の役割』
星野英一編(有斐閣・1984年)

幼児の水死事故に際して、死亡した子供の親が預かった隣家の両親を訴えた、という事件(事故)に関する津地方裁判所昭和58年2月25日判決、いわゆる「隣人訴訟」について特集されたジュリストの記事を再録したもの。事件発生当時とは現在の社会状況は異なるが、社会的な紛争に対して、事件の当事者だけでなく、第三者がどのような関わり方をするか、またすべきか等についての素材を提供する。

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『名もない顔もない司法 日本の裁判は変わるのか』
ダニエル・H・フット著、溜箭将之訳(NTT出版・2007年)

著者はアメリカ人弁護士としての実務経験を持ち、かつ東京大学法学部で英米法を教える。日本語に堪能な気さくな方。著作は、日米の裁判制度の比較をわかりやすい語り口で提供する。英米法の入門書としても重要。

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『極刑 死刑を巡る一法律家の思案』
スコット・トゥロー(Scott Turow)著、指宿信・岩川直子訳(岩波書店・2005年)

ロバート・レッドフォード主演で映画化もされた『推定無罪』の著者が、自らの弁護士としての経験から、死刑制度容認から廃止へと認識を変えていくプロセスを描く。特に、無罪の者に対して死刑判決が下され、執行されたときの回復できない「損失」を、法律家として直視する姿勢を、読者がどう評価するか。訳者は本学法科大学院で刑事訴訟法を担当する指宿教授。死刑制度の問題を考える上で、必読の一冊。

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II. 一般書

『22歳からの日本経済入門 すぐに使える経済指標』
みずほ総合研究所編(毎日新聞社・2008年)

新聞の経済欄や日経新聞を読むための基礎知識としての、経済指標(例、GDP等)の読み方の知識を提供する。就職活動のための入門書。

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『西遊記(上)・(下)』
平岩弓枝著(毎日新聞社・2007年)

毎日新聞朝刊に約1年半にわたって連載された小説を2冊にまとめたもの。一言で言うと「泣けます。」

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