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南山大学・常葉大学との合同ゼミナールを実施しました
2021年6月26日(土)と7月3日(土)の2日間、本専攻の宮内肇ゼミ・南山大学外国語学部アジア学科の宮原佳昭先生のゼミ・常葉大学外国語学部グローバルコミュニケーション学科の若松大祐先生の学生さんによる、3大学の合同ゼミナールが開催されました。
また、特別ゲストとして、津田塾大学学芸学部国際関係学科の関智英先生にもご参加いただきました。
第1日目は、東アジアに関する「読書案内」と題して、参加者が関心を持っているテーマについての書籍を紹介し合いました。
また、特別ゲストとして、津田塾大学学芸学部国際関係学科の関智英先生にもご参加いただきました。
この合同ゼミは、今年度で5度目の開催となりましたが、今回も、前回(2020年6月)と同様に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、Zoom ミーティングを利用しての開催となりました。
第2日目は、「卒業論文のテーマ設定トレーニング」と題して、みずからの興味・関心をどのように思考すれば、学術研究・卒業論文に結び付けることができるのかについて、グループで議論し、その議論の「過程」と各グループで考えた「卒業論文のテーマ」の報告会を行いました。
両日ともオンラインの環境ではあったものの、和気あいあいとした雰囲気のなかで、白熱した議論が展開されました。この2日間の「学び」が、今後のゼミでの研究発表や卒業論文の執筆に活かされることを期待したいと思います。
【合同ゼミナール参加者の集合写真(左)と『レジュメ集』表紙(右)】
第1日目の「読書案内」にて紹介された書籍
- 大東和重『台湾の歴史と文化――六つの時代が織りなす「美麗島」』中公新書、2020年。
- 丸川哲史『台湾ナショナリズム――東アジア近代のアポリア』講談社選書メチエ、2010年5月。
- 倉田徹・張彧暋『香港――中国と向き合う自由都市』岩波新書、2015年12月。
- エドワード・W.サイード『オリエンタリズム』(上・下)平凡社ライブラリー、1993年6月。
- 村串栄一『台湾で見つけた、日本人が忘れた「日本」』講談社+α新書、2016年。
- 高嶋航『国家とスポーツ――岡部平太と満洲の夢』角川学芸出版、2020年3月。
- 浜口允子『北京三里屯第三小学校』岩波新書、1976年。
- マイケル・I・ハンデル(杉之尾宜生・西田陽一訳)『孫子とクラウゼヴィッツ――米陸軍戦略大学校テキスト』日本経済新聞出版社、2012年。
- ふるまいよしこ『中国メディア戦争――ネット・中産階級・巨大企業』NHK出版新書、2016年。
- ワン=ジョン(伊藤真訳)『中国の歴史認識はどう作られたのか』東洋経済新報社 、2014年5月。
- 姫田小夏『ポストコロナと中国の世界観』集広舎、2021年2月。
- 春木育美『韓国社会の現在――超少子化、貧困・孤立化、デジタル化』中公新書、2020年。
- 浜口允子『現代中国――都市と農村の70年』左右社、2019年10月。
- 福島香織『ウイグル人に何が起きているのか――民族迫害の起源と現在』PHP研究所、2019年6月。
- 小野秀樹『中国人のこころ――「ことば」からみる思考と感覚』集英社新書、2018年。
- 鈴木大拙『(新編)東洋的な見方』岩波文庫、1997年4月。
- 潘允康(園田茂人訳)『変貌する中国の家族――血統社会の人間関係』岩波書店、1994年11月。
- 中島恵『中国人のお金の使い道――彼らはどれほどお金持ちになったのか』PHP新書、2021年1月。