ベトナム反戦ポスター展 -アーティストからのメッセージ-

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開催趣旨

ベトナムでは、1960年代前半から75年まで約15年にわたり、自由と独立を求めアメリカの侵略に抵抗する激しい戦争が続きました。
米軍基地のある日本は兵器や物資の補給地としてアメリカ軍を支える役割を担っていました。一方で、テレビなどのメディアの普及によりベトナム戦争の惨禍が報道され、さまざまな反戦運動が起こりました。
1967年、子どもの文化に関わりのある児童文学者らが、和田誠デザインの「反戦バッグ」を製作し、それを広める運動を始めたことをきっかけとし「ベトナムの子どもを支援する会」が発足しました。同年11月にはイラストレーターや漫画家、デザイナー等の協力を得て、第1回反戦野外展を銀座の数寄屋橋公園で開催し、大きな反響をよびました。以後、絵やデザインを志す若者たちが中心となり、反戦野外展は1980年頃まで続いていきました。

立命館大学国際平和ミュージアムでは、戦争の歴史に学び、平和な未来を築くためになにができるのか来館者とともに考えてきました。今特別展では、反戦の思いを込めて画家やデザイナーが描いた「ベトナムの子どもを支援する会」の反戦野外展複製パネルを展示し、当時の野外展の息吹を紹介するとともに、彼らのメッセージを見つめ直し、私達に何が出来るのか考えてもらう場にしていただきたく開催するものです。

 

会 期

2008年4月16日(水)~7月21日(月)
※開催終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

休館日 月曜日、4月30日(水)、5月6日(火)
※5月5日(月)、7月21日(月)祝日は開館しております。
展示資料 ベトナム戦争反戦野外展複製パネル・関連資料 約60点
出品
アーティスト
井上洋介・今江祥智・いわさきちひろ・ウノカマキリ・鬼澤邦・金沢佑光・久米宏一・黒田征太郎・菅原道彦・杉浦範茂・高塚省吾・田島征三・多田ヒロシ・長新太・手塚治虫・永島慎二・西村繁男・平松尚樹・古川タク・薮内正幸・和田誠 他
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム 中野記念ホール
参観料 大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円)
上記( )内は20名以上の団体料金です。※常設展もあわせて見学いただけます。
主 催 立命館大学国際平和ミュージアム
協 力 ちひろ美術館
後 援 京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、NHK京都放送局、KBS京都、朝日新聞社、京都新聞社、毎日新聞社、読売新聞大阪本社
参観者 14,979名
記念講演会

開催終了いたしました。ご来場ありがとうございました!
《第1弾》
演 題 : 『街頭でアートが叫んでいた』
日 時 : 2008年4月26日(土) 13:30~15:00
対 談 : 田島征三氏(絵本作家)×安斎育郎氏(立命館大学国際関係学部教授)
開催の様子はこちら→

《第2弾》
演 題 : 『反戦野外展の頃』
日 時 : 2008年5月17日(土) 14:00~15:00
講 師 : 西村繁男氏 (絵本作家)
開催の様子はこちら→

連続講座 連続講座『ベトナム戦争と私』 詳細はこちら

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