緊急ミニ企画展示(第42回)
  ガザの悲劇

イスラエル―パレスチナ紛争がガザに悲劇をもたらしています

イスラエルとパレスチナは、1948年のイスラエル建国以来、長年にわたって対立してきました。
現在、パレスチナは、イスラエルをはさんで、ヨルダンに接する「ヨルダン川西岸地区」と、エジプトに接する「ガザ地区」の2つに分かれ、「パレスチナ自治区」と呼ばれています。
2008年12月末から2009年1月にかけて、ガザ地区のハマスと呼ばれる武装組織とイスラエル軍との間で戦闘が始まりました。ハマスのロケット弾攻撃に対し、イスラエル軍の空爆が続いていましたが、ついにイスラエル軍の地上部隊がガザ地区に侵攻し、多数の一般住民の被害をもたらす悲惨な状況に陥りました。
イスラエルは人口約700万人、日本の四国ほどの大きさで、国民の約4分の3がユダヤ人です。建国以来、周辺アラブ諸国との戦争を背景に、より大きなイスラエル国家を建設する「大イスラエル主義」が支持を拡大しつつ、アメリカと政治・軍事・経済面での密接な関係を築いてきました。一方では、兵役拒否の動きや、今回の事態に際しても、地上戦闘に反対する人々もいます。
一方、ハマスは1987年に結成された政治集団で、当時のパレスチナ解放戦線(PLO)の主流派であるファタハとは一線を画し、イスラエル打倒を掲げて武装闘争の方針を採りました。
紛争当事者にはそれぞれの言い分がありますが、その狭間にあって、子どもたちを含む一般市民の命が奪われることがあってはならないでしょう。いま、国際社会で、「即時停戦と和平に向けての努力の再開を求める声」がますます強くなっています。私たちにできることはないでしょうか?

「名誉館長・館長声明 イスラエル-ハマス紛争に国際世論で人道的歯止めを」 はこちら→

会 期 2009年1月9日(金)~2月28日(土)※延長しました。※無料です
会 場 立命館大学国際平和ミュージアム 1階ロビー
時 間 9:30~16:30(入館は16:00まで)
参観料 無料です

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